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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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iFreeにS&P500連動投信追加! 相当な地殻変動を感じる |
iFreeインデックスシリーズより、2本の新規ファンドが登場するようです。
詳細を確認します。
いずれのファンドも8月31日に自己設定・運用開始となります。
ついに来た低コストS&P500投信!
2例目のS&P500投資信託 とうとう米国株の真打といえるファンドが登場しました。 S&P500は、言わずと知れた、米国市場を代表する500銘柄を時価総額比で組み入れたインデックスです。 ニューヨークダウが30銘柄であるのに対して銘柄数が段違いに多いため、分散度合いはより大きくなり、また米国市場全体を表す指数としてもダウよりよく使われています。
今までは米国株のインデックスファンドとしてはニューヨークダウ連動のものが先行し、SMTやemaxisといった選択肢が出た後にやはりiFreeにて信託報酬0.243%まで低コスト化を見ていたところです。 一方でS&P500はなかなか登場がなく、僅かにi-mizuho米国株式インデックスがあったのみ。あとは投資金額の自由度に制約のあるETFを利用するしかないという状況でした。 そのi-mizuhoも信託報酬は0.6156%に組み入れETFの0.04%程度が加わるという状況で、ダウとのコスト差が広くやや微妙なところ。 そこをついに低コスト化してくれました。一挙に米国株式市場への広範な投資が身近なものになります。
有言実行だった大和投信 S&P500に連動するインデックスファンドの登場は、既に第3回の金融庁意見交換会の席上で予告されていました。
ここから僅か2カ月にして実際に商品の登場を見ることになります。まさに有言実行でした。
野村AMの発言にあったように、一般的に米国株といえばダウが馴染み深いところで、だからS&P500投信を作っても資金が集まるか運用会社側にも懸念があったようです。 そこにあえて切り込んだのは、やはりより知見を備えた投資家からの声が集まり、「それなりの需要は集まる」との判断に至った故ということでしょう。 また、当初自己設定の枠を5億円も取っているところからすると、大和投信は大和投信で「自己資金を多めにつぎ込んででも、規模を確保して安定的な運用ができるようにする」という本気を窺ってもいいのかもしれません。(ヘッジ外国株式のファンドの方が当初自己設定が僅か100万円なのとは大きな違いです)
このように、投資家の要求によって新たなインデックスを対象にしたファンドが作られ、運用会社側も最低限のコスト水準や大規模な自己設定による運用の安定化で応える。 まさに投資家本位が実行された形であり、このファンドができたという事に大きな地殻変動を感じます。
野村AMは惜しくもS&P500については先を越されてしまった形になってしまいましたが、発言からはS&P500を設定する気はないわけではなかったように思われ、もしかすると遠くないうちに追随があるかもしれません。仮にそうなったら、当然コストは同水準またはそれより低いところにくるでしょう。 さらに、例として出ていたストックスヨーロッパをはじめ、更に別のインデックスに連動するファンドも、今回のような先例ができたことを踏まえれば実現可能性が声の量次第で本当にありそうです。
資産運用の一つの理想形が可能に 「S&P500にさえ投資していればそれだけでよい」という説は、国際分散投資を勧める説とも並んで一つの有力説を形成しているほど、投資戦略として強靭なものと考えられています。 参考:米国集中投資と国際分散投資のどちらがおすすめか?様々なブロガーの考えは? (フクリの海外ETF長期投資ブログ)
また、ウォーレンバフェットが家族に宛てて「自分の亡き後はS&P500のインデックスファンドだけ買っておけ」と書いていたのも有名です。 更に、竹中正治氏もS&P500への定額積立を「最強の投資法」と主張していました。
このように有効な投資対象であったS&P500ですが、今までは「コストに妥協してi-mizuhoを使う」「投資単位の制約や配当再投資の不便に目をつぶってETFを使う」「特性の違いを承知でダウを使う」のいずれかしかなかったところ、とうとう低コストで・金額指定で・おそらく低額から(SBI証券・楽天証券・松井証券などで取り扱えば100円から!)積み立てることが可能になります。
更に、確定拠出年金への登場も気になるところです。 SBI証券の個人型DCは既にiFreeシリーズからダウと8資産均等を採用しており、またファンドの新規採用に必要以上に積極的ですから、やや期待してしまいます。 仮にDCにS&P500が採用ということになったら…就職から60歳まで税制優遇付きで積み立て続けたらどうなるのか……
究極の投資戦略ともいえる選択肢の一つが、このように身近になったことは極めて大きな進歩といえます。 また、これを実現した大和投信は強く称賛したいと思います。
ヘッジ付き先進国株式も事実上最安値? もう一本設定されている、為替ヘッジ付き先進国株式も、従来の最安であったたわらノーロードより低廉な信託報酬を実現しています。 こちらも為替ヘッジ付きでの投資を検討する向きには朗報でしょう。 なお、三菱UFJ国際投信が「つみたて」シリーズで0.216%の信託報酬を提示していますが、こちらは積立NISA専用ではないかという疑いがあり、一般販売するのかどうかが分かりません(少なくとも、8月16日設定ながら、当記事執筆中の8月15日24時前後で販売会社が確認できていない状況です)。 そのため、とりあえず現段階ではiFreeが実際に購入可能(見込み)の中での最安値と仮に認めてもよいのかもしれません。
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iFree
| トラックバック:0 | コメント:2
[ 2017/08/15(火) 23:56 ]
[ 最終更新:2017/08/15(火) 23:56 ]
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<<田村正之氏(日本経済新聞)の年金セミナーが開催予定 | ホーム | BNDから還付金受領したので内容調査。…そうか、「米国源泉の金利は米国内で非課税」からくるものってことね>>
コメント
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僕はNYダウのインデックスファンドを積み立てているんですが、S&P500のファンドが出来るとは。 今までは、NYダウは積み立てて、S&P500はETFで暴落時にスポット購入しようと思っていましたが、選択肢が広がりますね!教えてくれてありがとうございます。
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URL | れくいの #- | 2017/08/16(水) 01:54
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Re: タイトルなし |
> 僕はNYダウのインデックスファンドを積み立てているんですが、S&P500のファンドが出来るとは。 > 今までは、NYダウは積み立てて、S&P500はETFで暴落時にスポット購入しようと思っていましたが、選択肢が広がりますね!教えてくれてありがとうございます。
配当再投資も自動積立も思いのままですから、投資がしやすくなりますね。 コメントされているようにダウと併用せざるを得なかったケースでも今後はS&P500に一本化できるなど、iFreeの功績は大です。
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URL | 安房 #- | 2017/08/16(水) 08:58
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