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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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ファンドラップでインデックスファンド……何のための「低コスト投資」? |
インデックスファンドの純資産の拡大につき、ファンドラップの貢献が大きくなっているという記事が出ています。 パッシブファンド、意外なけん引役
インデックスファンドの純資産額のシェアが、「一般向け」「ファンドラップ専用」「DC専用」の分類別にグラフで示されており、特に2014年ころからファンドラップ向けが大きく伸びている様子が分かります。
なお、「一般向け」の純資産額を見てみますと、2008年6月では3.3~3.5兆円程度?(全体の純資産が4兆円余り、シェアが80%強)、2018年6月では4.1兆円程度(全体の純資産が9.1兆円、シェアが45%)と、意外に伸びていません。この間の円安・株高によって評価益が出ているであろう影響も鑑みると、純流出入という観点ではどうなるんでしょう…? 今後はつみたてNISAの影響で純資産残高ベースでも着実に伸びていくことを期待したいところではありますが、さて…
記事中では、「コスト意識の高まりからDCやラップに裾野が広がっている」としています。
確定拠出年金では2017年1月の「iDeCo」スタートが初心者でも運用しやすいパッシブファンドへの注目を高めるきっかけになったほか、ファンドラップではコスト意識が高まる中でパッシブファンドが関心を集めている。委託会社のコスト引き下げ競争などから一般向けのパッシブファンドの方が注目を集めることが多いが、低コスト投資の裾野が確定拠出年金やファンドラップなどに着実に広がっていると言えるだろう。 そして実際、楽天証券の楽ラップを代表に、インデックスファンドを組み込み対象とするファンドラップは増えています。 大手証券や銀行などでも、インデックスファンドを中心とするコースが用意されていたりもするようです(アクティブファンドを使うコースより諸経費が低廉だったり最低投資額が小さかったりする場合もあります)。
ただ、低コストを志向するのなら、そもそもファンドラップでインデックス投信を利用すること自体にいささか不整合な感は否めません。
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ラップ系(ロボアド含む)
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[ 2018/07/19(木) 02:13 ]
[ 最終更新:2018/07/19(木) 02:13 ]
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儲かったようにしか見えないが実態は損である、ある意味一番始末に負えない展開。「何と比べるべきか」をちゃんと認識しよう |
過去の記事にて紹介した「高金利」外貨定期預金につき、後日談が出ています。 【後日談】年利4%ドル定期預金の結末は? (ごきげん手帖)
前回の試算では為替を預入時も満期時も105円で一定としていたところ、円ベースでは損失が出てしまうという誠に喜ばしからぬ予想が立ってしまったところでしたが、豈に図らんや、実際には110円程度まで円安進行。 結果、300万円スタートで成果は28,587.66ドル(=9,529.22×3)、1ドル(110-1)円として3,116,055円という結末になりました。
損失を回避するどころか、僅か2ヶ月にして元本に対し3.87%もの利益を叩き出すとは、結果だけを見れば目を瞠る成果であり、誠に御同慶の至りです。 そう、結果だけを見れば。
この結果に接した当のご本人は、定期預金とはいえ為替手数料で資産が目減りする可能性がある事を伝えた時は、
「もう絶対やらない!」
と言っていた知人ですが、嬉しそうに
「かなり利子がついたよ!」
と言っていた という調子で、どうやら、この運用は利益を生んだ有利な運用だとの認識のようです。
しかし、実態を検証すると、明らかに損失を出している不利な運用であるということを正しく理解しなければなりません。
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やたら高コスト
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[ 2018/05/29(火) 19:20 ]
[ 最終更新:2018/05/29(火) 19:20 ]
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未だに横行している「見た目だけ有利な利率の定期預金」。コストに目を向けて不利さに気づきましょう |
インデックス投資家仲間のユーリさんが、『高金利』の外貨定期預金について記事にされています。 しばらく前にツイッターで紹介された商品で、その時に私が反応して説明したことを纏めていただいています。
年利4%のドル定期預金に乗せられた話 (ごきげん手帖)
ユーリさんの知人の方が勧誘された商品で、年利4.0%という表示が実にまぶしく感じられます。 チラシをよく見ると、「4.0%」というところにマーカーで丸が付けてあり、よほど熱心に利率の『有利』さを強調して勧誘されたのであろうことが推察されます。
正直言って、「まだあったんかいこんなもん」と、いっそ感動さえ覚えるような商品です。
もとより、4%というのはあくまで年率でして、この商品は2ヶ月定期ですから実際に貰えるのはその6分の1、さらにそこから源泉税を引いたものだけ。 実際に損益を計算してみると、記事中に示されているように、為替変動しない状態では結構な損失になってしまうありさまです。 短い期間で得られる僅かな利息が、為替手数料を補填するのにさえ足りていないためにこのような結果になります。
件の商品の場合、外貨預金と同時に円預金にも年率1.0%という有利な利率で預金できますから、それを利用すれば少しはましになります。 ただし、円預金も2ヶ月物である上に、外貨預金と同額以下しか預けられないという条件付きです。 今、ドル預金に100万円預けると、満期には8961円の損失という結論が出ています(チラシによると本来は3万ドル以上=300万円超の預金が必要ですが、そこは気にしないことにします)。 そこで円預金に最大限すなわち100万円預けるとして、得られる利息は100万円×1.0%×2÷12×0.8=1333円に過ぎません。 こういうのを「焼け石に水」といいます。 為替手数料と利息の比較は、下記のツイートのように簡便に計算ができるので、それさえ試してみれば(詳細な受取額の計算をしなくても)たちどころに実際には不利な商品である事が分かるかと思います。
今回は米ドルと豪ドルですから表示が4%程度でしたが、これがランドだとかトルコリラなどといった通貨になってくると、1ヶ月もので10%を超えるような利率(年利)が出てくることがあります。 しかし、そんな利率であっても、1ヶ月では受け取れるのは1%程度に過ぎないのに対し、そのような通貨では為替手数料が(優遇があったとしても)1%を大きく超えるのが通例であるため、トータルでは損失になったりします。
特に難しい計算ではないはずですから、コストについてちょっと頭を巡らせるだけで損失を回避できることがよく分かる事例であると同時に、それでもいつまでも横行しているところを見ますと、銀行にとって実においしい商売である(引っ掛かる鴨が恒常的に多数いる)であろうことが推察されます。
ユーリさんのように、不自然に有利そうな広告をきちんと怪しみ、損得を試算したり商品の特性・仕掛けを分析したりして正確な理解を得ようと試みる姿勢を持ちたいものです。
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やたら高コスト
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[ 2018/04/05(木) 01:23 ]
[ 最終更新:2018/04/05(木) 01:23 ]
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