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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由。素人感覚からの理解を追体験できる良書
「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由を読みました。
出版記念イベントへの参加が先行しましたが、ようやく読了(というか、数日前に読み終えてはいましたが)です。
 「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 出版イベント

イベントで「半日くらいで読めるような本を目指していた」といわれていましたが、確かにそのくらいでも読めそうなボリューム感、そんな中で必要十分な内容を盛り込んだ充実振りです。

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良書 | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2017/09/22(金) 03:38 ]
[ 最終更新:2017/09/22(金) 03:38 ]

「バラつみ投資」は良くも悪くも未投資家向けの基本書
ラクして増やそう!バラつみ投資 やさしい投資の答えはバランスファンド✕つみたて! (カン・チュンド)を読みました。

この本は、徹底的に初心者に向けて、バランスファンドの積み立てによる自動化投資(これを「バラつみ投資」と称して商標登録しているそうです)を呼びかける解説書です。
まず投資の必要性を説き、ついで投資信託というスキームの概要の説明、バランスファンド及び積立投資の優位性の説明、「バラつみ投資」の実践方法、という順で展開していきます。

「長期的に資金を準備していく必要があること」「自動化された積立投資で、何も考えずに投資を確実に継続すること」を説くのは、誰にでも理解も実践も容易になるという点で極めて有意義でしょう。
ややもすると相場の変動に踊らされて投売り・利益確定の誘惑に捉われ、長期投資の効果を放棄することになることはありがちであり、そのような誘惑を断ち切る意味では「バラつみ投資」は極めて適切な提言といえそうです。
また、投資の全体像を富士山の形になぞらえ、資産を徐々に積み上げる段階(登山)と徐々に取り崩していく段階(下山)を通して全体を「投資」という捉え方をすること(買うだけでもなく、一括売却するのでもない)も、投資というのが本来人生全体にわたる営みであるべきことを直感的に把握させています。


全体として、「未投資家」にこそ投資の必要性の理解や方法論を伝えていく必要があるという野尻氏の問題意識に対しても一つの解答となりうるものと評したいと思います。

一方で、裏を返すと「未投資家」より一歩進んだ段階に行くとかなり物足りなく感じたり、異論を持つ部分もあるかもしれません。
例えば、本書では大体株式と債券が半々付近のバランスファンドを勧めていますが、そもそも長期的な経済成長を取り込みたい以上は株式を重めにしたいところです。また仮に全体としては半々になるにしても、せめてDCやNISAでは期待リターンの高い株式を重めにするといったアセットロケーションの考え方は考慮したいところです。
また、積立の口座として、DCと通常口座では流動性を理由に通常口座を優先すべきものとしつつ、DCとNISAでは(NISAは流動性の面では通常口座と同様であるのに)税制優遇のメリット享受の確実性を理由にDCを優先すべきものとするのは一貫性に疑問なしとしません。また通常口座とNISAで通常口座を優先すべき理由はないでしょう。
個人的には、DCとそれ以外では常にDC優先で問題ないと考えます。税制優遇による利益を享受することができること、引出不能により確実に老後資金を確保できること、最初から少なくなった資金内で生活費をやりくりする体質をつけることで十分であり有益であると考えられること、などが理由です。


もっとも、あくまで本書が「未投資家」に相当する層に向けられたものと考えるならば、もはやこのような疑問は埒外にあるということで、本書の価値を減じるには至らないのかもしれません。
こうした疑問に行き当たるならば、もはや山崎元氏の諸著書なりで一歩二歩進んだ研究を各自するべき段階ということになるでしょう。
本書は、あくまで「守・破・離」の「守」の段階で用いられるもの。そう考えれば、極めて確固たる価値のある書である。そのように結論付けたいと思います。


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良書 | トラックバック:0 | コメント:2
[ 2017/09/10(日) 03:30 ]
[ 最終更新:2017/09/10(日) 03:30 ]

「英国流資産形成アイデアに学ぶ」。投資家にも、仕組みを作る側の人にも必読の書か
9月6日にコツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ #87が銀座にて開催されました。
今回は会の終わり近くに幾つかの書籍を巡ってのじゃんけん大会があり、その中の1冊、脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ (野尻哲史)を獲得することができました。
本書は正規には9月9日に発売予定でしたが、著者の野尻氏が会に参加され提供されたものです。
著者ご自身にも了承を頂けましたので、正式発売日前ですが、取り急ぎレビューをしてみたいと思います。


本書は、主に、「投資家側のマネープランニングに関する部分」と、「仕組み(制度設計や販売の流れ等)に関する部分」とに分かれます。

マネープランニングに関する箇所では、「老後難民」になることを避けることを念頭に、税制優遇制度を利用することや「目標代替率(=リタイア後の生活費を、リタイア前の年収の何%にするか)」と老後の年数を用いて必要資金総額を導出することを説いています。
老後の必要資金総額は、意外と大きな数字になることが示される一方、「専ら取り崩す期間(≒最晩年近く)」「取り崩しながら運用も継続する期間(≒リタイア後当面)」「資産を準備する期間(≒リタイアまで)」と3期に分けて逆算していくことで、意外と無理なく資金の準備ができることを示しています。
このような逆算による計画の立て方は個人にとって大いに参考になりそうです。特に、2番目の期間(運用と取崩を並行する期間)の設定により、準備すべき資金のハードルが下がることが具体的な数値例で示されているのは心強くなるでしょう。

また、個人に資産形成への意識付けをさせるために、どのようなアプローチをしていくのが良いか(どうすれば「刺さる」か)も、対象属性別に考察されています。
これは筆者の勤務するフィデリティ退職・投資教育研究所の実施した意識調査などのデータも踏まえて考察されたもので、金融教育をする人(販売会社、企業年金の担当者、FPなど)には是非参考にしてもらいたいものです。
筆者は、まだ投資家になっていない人(「未投資家」と呼んでいます)に資産形成の意識付けをすることを重要視しており、実際にも誰しもがそのような意識を持って自助努力していかなければならない時代なのも確かですから、こうした「刺さる」アプローチの考察は今後重要度を増すと思います。


仕組みに関しては、特にイギリスの事例を重点的に紹介しています。
イギリスに注目しているのは、日本同様に高齢化が対処すべき課題として認識されてきた経緯があり、その対応として企業年金やISAといった制度を拡充して資産形成を進めてきた点で日本の手本になる、ということです。
特に、日本はイギリス以上に高齢化が進んでいるのに資産形成に関する進捗は今のところ遅い、という点に深刻な危機感を指摘しています。

具体的には、以下のような内容から成っています。
 ・企業年金の拡充。ほぼ全企業に何らかの企業年金が導入
 ・DC、ISA制度の使い勝手改善
 ・金融教育の拡充。初等教育のカリキュラムや退職者向け教育などとして教育に携わるNPOや公的機関などの組織の働き
 ・投資信託販売のスキームの変化。プラットフォームと呼ばれる販売チャンネル(「口座管理」及び「幅広い商品をラインアップすること」に特化した機関。あまり積極的な販促活動などは基本しない)の台頭
 ・「顧客本位の業務運営」
 ・アドバイザーに関する規制の変更。コストの明確化など。

イギリスの事情というのはなかなか触れる機会がありませんが、確かに日本の先行事例として参考になりそうな話ばかりです。
ファンドを幅広く扱うプラットフォームが、通常の販売会社や直販を押してシェアを取っていると言うのは興味深いところですが、口座を増やすことなく幅広い商品の購入ができるというのは納得の理由です。
日本ではかつて存在した「投信スーパーセンター」がコンセプトとして近い存在なんでしょうか? また、ひふみ投信やコモンズ投信などの独立系ファンドが直販だけでなく証券会社経由での販売もするようになっているというのも、口座を増やさないでという意味では似たような方向性になるかもしれません。

一方、アドバイザリーフィーを顧客に直接課する(運用会社からのキックバックは禁止される)という形でコストは明確化されたが、小規模の投資家には却ってコスト増になった場合があるという話もあり、必ずしも投資家が利益を享受するばかりでもないということでいささか気になるところです。


本書は、個人・教育者・制度設計者いずれにとっても学べるものが多いものとなっています。
特に、制度設計をする人(金融庁で法制度を作る人、金融機関でビジネスモデルを考える人など)には、是非読んでもらって今後の金融環境の改善に生かし、国民の資産形成が捗るように活用していってもらいたいと思います。


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[ 2017/09/08(金) 01:58 ]
[ 最終更新:2017/09/08(金) 01:58 ]

「ズボラ投資」。ズボラには作られてない、必要十分な知識量の入門書
毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資(吊ら男)を読みました。

本書は、吊られた男の投資ブログで御馴染みの吊ら男氏が執筆したインデックス投資の入門書です。

本書では、相場の変動や経済情勢などに神経を尖らせたりする事無く、短期に大きな収益を上げることを目論むのでもなく、あまり投資のことを意識せずにいながら長期的に資産形成をするといったスタンスを「ズボラ投資」と称し、その理屈を平易に解説しています。
「自分が寝ていても(投資資産をほったらかしていても)世界の企業が働いていることによって投資収益がもたらされる」というところから、枠外にしばしば「布団の中で寝ている人が一言解説している」挿絵があり、その格好自体が投資スタイルをよくイメージしやすくしています。


本書は5章構成。
最初の2章では、「インデックス投資とは何か」「何故ズボラ投資ではインデックス投資推奨なのか」を説きます。
インデックス投資の特性が、ズボラ投資に要求される「長期」「分散」「低コスト」の3要件を満たしていることを説明しており(その理論は書籍本編にて!)、誘導として納得しやすくなっています。
また短期的な損失を受け入れざるを得ないことを説明したことを踏まえて投資に回す資金の限度額の決め方を解説する点は、リスク許容度の考え方を十分に噛み砕いて伝えられているものと思います。

第3章では、ズボラ投資(インデックス投)の有利性についての説明。
「アクティブ投資など『努力する投資』と比べてズボラ投資が有利になる理由」と、「そもそもズボラ投資そのものが長期的に利益になる可能性が高い理由」に分けて論じています。
相対的有利性(他の投資法との比較)と絶対的有利性(そもそもプラスになる)の両面を論証していることで、投資手法としての強靭さは理解できるでしょう。
また、「長期的に利益になる(絶対的有利性)」前提として、ダウやMCSIワールドなどの指数を見せ、「特定地域に限定せず全世界に投資すること」という、ズボラ投資の要件である分散投資の前提を再確認していることも重要です。

第4章では投資詐欺やボッタクリ商品の事例解説、第5章は節約方法(保険や通信費の見直し、節税制度の紹介など)となっています。
より有利な条件で投資を行うためのTipsと言っていいでしょう(ダメ商品による不利益回避、節約・節税による原資増加、節税による資産形成加速など)


誤解する人がいるかもしれませんが、本書はタイトルで「1000万増やす」と言い、前書きで「10年間で1200万円の利益」と言っていますが、そのような数字は必ずしも本書の本質に照らして重要な意味を持つものではないと私は理解しています。
それよりも、最小限の労力で、QOLへの影響を最小限にして「誰でも、寝ていても」できる合理的な投資法があるということを知らしめているのが本質です。
1200万円云々というのは特定の投資期間、特定の資金投入規模で結果的にそうなったというに過ぎず、他の人がこの数字を目指す意味があるわけではありません。そうではなく、「高々これだけの手間で経済成長並みの資産形成ができる。難しいものじゃありません」というものです。

本書は、「効率的フロンティアはぶっちゃけ気にしなくていい」「僅かな信託報酬の差は気にしなくていい(そのために悩むほうが損)」など、かなり簡略化してより誰でも受け入れやすいようにしています。
それだけに、初心者にとってはより理解・実践のハードルを下げるものとなっているといえます。
一方、熟練者にとっては簡略さゆえに物足りないものもあるかもしれませんが、それだけに、かえって何かの折に初心に帰ろうとする折には思い出すべき原点として過不足なく手ごろではないでしょうか。

初心者に受け入れられる程度の簡略化と、正確性を損ねない程度の緻密さ維持とのバランスをとっており、投資法はズボラでも書籍としてはズボラでも何でもなく十分に意を用いているといえます。
初心者への導入用、熟練者には基本を思い出す用として、まず必要十分な質量の入門書と思います。


 「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」がいよいよ発売 (吊られた男の投資ブログ)




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[ 2017/07/16(日) 01:39 ]
[ 最終更新:2017/07/16(日) 17:34 ]

ズボラでも投資はできますし、資産管理全体の基礎知識も得られます
ズボラでも「投資」って、できますか?~元メガバンカーが教える お金を守り、増やす超カンタンな方法 (高橋忠寛)を読みました。


本書の著者は、銀行にて法人営業や富裕層向け営業を経験した後に独立して、「販売には関わらない立場」で金融商品のアドバイスをする事務所を立ち上げているという方です。
現在の立場は岩城みずほ氏や後田享氏に近いものになるでしょうか。

本書は、「ズボラな人」である相談者が高橋氏に相談に行き、資産形成・資産管理に関する教えを受ける体裁となっており、会話形式で話が進みます。
相談者は、
・35歳男性、子供一人
・世帯年収(夫婦合計)800万円
・月3万円貯金・残高累計200万円(いずれも見栄を張った数字)
・投資経験なし
という、実にどこにでもいそうなありふれた人物です(貯蓄に関する数字がその場で鯖を読んだものというのもなかなか卑近な感じを受けさせます)。
こういう人物(当然、事前の金融リテラシーは大して高くない)を会話相手として設定しているのですから、話す内容も当然基礎の基礎から、過度に高度な議論にわたらぬものになっています。まさしく「簡にして要を得た」といった仕上がりになっています。



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[ 2017/07/13(木) 02:33 ]
[ 最終更新:2017/07/13(木) 02:33 ]

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