海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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「人生にお金はいくら必要か」は金融教育の教科書として是非使いたい
「人生にお金はいくら必要か―超シンプルな人生設計の基本公式」(山崎元・岩城みずほ)を読みました。

本書は、日常の家計管理・資産形成術・長期プランニングまで網羅したものとなっており、「金融教育のための教科書として一冊でOKといえるものを挙げろ」と問われたらその候補に挙げてよいものだと思います。


本書はプロローグとエピローグを除き3章構成になっています。
各章ともに、既存の刊行物あるいは筆者の活動などのエッセンスが纏まったものになっています。



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[ 2017/06/09(金) 01:39 ]

「投資の鉄人」のアドバイスは軸を確立させるための基礎教養
投信の鉄人(馬渕治好・岡本和久・竹川美奈子・大江英樹)を読みました。

本書は、昨年夏に実施された「惑わされない資産運用」と題するセミナーの講演内容を元にした書籍です。
なお、セミナー後に生じている話題(トランプ相場など)にも触れるなど、アップデートされている箇所もあるようです。論旨そのものはまったく揺らいでおらず、純粋に情報・考察の追加です。


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[ 2017/04/23(日) 03:45 ]

新社会人に向けて書籍紹介
4月に入ってから1週間が過ぎ、新社会人の方々もそろそろ職場に配属される頃かもしれません(入社当日即配属だったり、1ヶ月くらい研修期間を取った後の配属だったりする会社もあろうとは思いますが)。


社会的にはいよいよ企業の一員として相応の責任ある立場を占めることとなり、個人としては自分の給与収入をもって自分の生活コストを賄いマネジメントしていく必要が出てくることになるなど、生活の様々な面で大きな変化が出てくるかと思います。

そこで、その変化に対応するための一助になりうるような書籍をいくつか紹介したいと思います。
何といっても、まだそこまで忙しくなるとも思えませんから、今の内に(全部とは言いません。この中の何冊かでよいでしょう)読み込んでおいて損はないと思います。


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[ 2017/04/10(月) 02:43 ]

刊行済みのDC本の中では「一番の初心者」向けか。「ズボラな人のための確定拠出年金入門」
ズボラな人のための確定拠出年金入門(井戸美枝)をやっと読みました。
12月13日の著者セミナーを先に聴講しており、その後更に1ヶ月を経ての購読です。単に私の怠慢です(^^;


この本は、社労士・FPとして活動している筆者が客から受けた質問を元に構成されており、Q&A形式で進んでいきます。
内容的には、最初に「年金制度の全体図」「公的年金は危ないのか?」といった論点から始まり、「確定拠出年金のメリット」「運営管理機関の選び方」「運用の考え方」というごくオーソドックスな流れとなっています。

内容的には、質問ベースであるだけに、全く知識のない人にも伝わるような平易かつ論点を絞った感じになっていると思います。
特に、「年金の世代間格差、給付と支給の比率」「所得控除の構造(源泉徴収票の見方と、控除の仕組をグラフ化して示したもの)」など、要所に利用されている図表が理解を助けます。

また、巻末に様々な類型(独身なのか夫婦なのか、会社員なのか自営なのか扶養なのか)ごとのお勧めポートフォリオがでているのはそれ自体ユニークな試みですし、その解説の中ではその類型の家計が直面するリスクや将来受けられる給付、更に利用可能な他制度の有無(特に、自営業者について、傷病手当金が無いとか国民年金基金を検討すると良いとか)などについての言及もあり、家計分析のプロとしての面目躍如といった感があります。
これだけ解説があれば、自分自身の家族構成に引き寄せてイメージが掴みやすくなるでしょう。

一方で、初心者への提案がバランスファンドである点には読む人によってやや違和感があるかもしれません。口座管理手数料や信託報酬などのコストを重視する発言をしつつ、傾向としては未だ相対的に高コストとなるバランスファンド運用を薦める事が、どこまで正当化できるかです。
また、税制について、「退職所得控除・公的年金等控除」については言及がありますが、一方で「14年前までの退職所得との合算」「公的年金控除は他の制度(基礎年金・厚生年金、DBほか)との合算になる」などの問題点については触れられておらず、いささかメリットを過大に誤認させてしまう恐れなしとしません。
アセットロケーションの考え方(DC内だけでポートフォリオを考えるのではなく、資産全体での最適を考えて各口座に効率の良い割り振りをする)については、お勧めポートフォリオを提案する際に
基本はまず資産全体を見ること。たとえば手元資産が安全資産のみであれば期待リターンの高い商品を確定拠出年金に集中させるのが効果的です。
と軽く触れられているものの、なぜそうすべきなのか(DC内部と外部との割り振り方いかんでどう結果数値に影響するのか)が詳細に説明されておらず、やや弱い印象も否めません。


全体的に見ますと、「基礎知識が本当に真っ白な状態の人」に最小限の最小限をさらっと理解させるには良い本かな、という感じです。
初心者向けの基本書としては竹川美奈子さんの「一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門」が十分平易だと思いますが、それすら読むのが覚束ないほど知識が心許ない人、あるいは最重要ポイントにだけ絞り込んでスピーディーに理解したい人には本書という選択肢もあるのかな、と思います。


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[ 2017/01/22(日) 02:03 ]

「ホンネでズバッと」斬れる、経済学的思考の威力
仕事とお金で迷っている私をホンネでズバッと斬ってください(山崎元)を読みました。

本書は、経済評論家として活躍されている山崎元氏が、web上にて行なった人生相談の内容を書籍にまとめたものです。
相談の内容は、一発目が「コストを掛けてカツラを使おうかどうしようか」というのでいきなり微笑を誘われますが、その後は就職・転職・働き方から、上司や部下との人間関係、夫婦・嫁姑など家族間の問題など多岐に亘ります。

一貫して感じられるのは、経済学的視点によるアプローチです。
経済学といっても、無論、金儲けという視点に限られているのではなく、最終目標を仮定した上で、「相談者自身の労力をどう投入していくのが効率的か」「他の関係者はどういう思惑があり、どう出てくる可能性があるか」「解決までの過程でどのようなリスクが発生しそうか」といった点を緻密に分析しつつ、「コストパフォーマンスが合理的」かつ「結末が望ましい」という解決を模索しています。
合理的といっても無機的なものではなく、時には相談者の感情面の満足にも配慮しており、金銭など物的な側面ばかりでなくQOLを重視したものと言えます。

目標・プロセス・リスクがかなり明確に論理化されているので、読んでいて実に納得感の高い回答に仕上がっているように感じられます。
考えてみれば、経済学というのが基本的には「合理的主体による」果実の効率的な生産・分配(場合により奪い合い)といった活動に関する思考を試みる学問ですから、複数の関係者が絡む悩み事の解決に関して取るべき行動を考察する上では(効率的な解決を志向する限り)どうしても経済学寄りになるのです。


いわゆる山崎節も全編に亘って健在です。
例えば、「出世頭である女性管理職が、部下のおじさんたちに女性だからという事で陰口を叩かれている」という事案で「その程度の中途半端な陰口を叩くくらいしかできないから出世が遅れているのだろう」「既に人物評価としては大差で勝負がついているはずである」などと切って捨てる。
あるいは、「女性だからといって昇進した不出来な上司がいる」という相談で「人事の失敗作ということも往々にしてある」などと指摘する。きわめて痛快です。
いずれの相談も、「敵に回して潰しにかかるという選択肢もあるが、仕事上の不利益を蒙る展開になる場合もある」「相手が無能なら、むしろサービス提供先であるクライアントのように遇すれば自分の評価も上がって良いのではないか」などという指摘になっているのも興味深い(敵対によるリスクの大きさ、融和による効果の大きさを考慮した、経済合理性の高い回答です)。


ネット上でお付き合いさせていただいている友人知人たちの中にも、「自分の直面することになる可能性があるリスクを(仮定的なものに過ぎない段階であっても)事前に予想して手を打っておく」「将来への投資と見込めるものを見極め、コそこにはストの投入を惜しまない」「正論な主張がありつつも、色々反発に注意した気配り」などと、戦略的・経済的な思考を持って行動している人も結構います。(煩雑にわたるので、誰の何がどうとまでは挙げません)
そういう人たちは、たいていが職場や私生活などでも優秀な活躍を見せていることが伺われることも多く、人間的にも実に尊敬に値するもので、なるほど経済学的思考というのは人を成長させるものだと思わされます。(そういう人たちこそ応援する気にもなり見習いたくもなるというものです)
本書を読んで、改めてなぜこういう人たちに親近感を覚えるのかを感じさせられました。


合理性に富んだ思考でもって、人生の課題を解決する。
そのための考え方を学ぶ教科書として、本書は最適だと思います。


ヽ(´ー`)ノ。oO(一番最後にあった、バーでの振る舞いとかシングルモルトウイスキー談義とかが、個人的にはとっても有益だったかなぁ……いや、この感想は黙っておこう)


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[ 2016/12/23(金) 02:35 ]

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