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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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UBS (5)
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毎月分配による引き出しながらの運用が合理的…とは、やはり考えられませんでした
金融庁が不利さを指摘しているばかりか、市場でも資金流出傾向が顕著になってきている毎月分配型投信ですが、なぜか、今になってこれを擁護するかのような論説が出てきました。

退職後は運用しつつ引き出す 「タコ足投信」悪くない

論旨は、どうやら、以下の2点に纏められそうです。
  • 退職後の「資産活用世代」は、元本を引き出していって生活費に充当するのであるから、タコ足自体は容認してよい。運用しながら取り崩す分、資金減少を抑制できる点で十分に意義がある。
  • 取崩し額は資産に対する比率で考えるのがよく、分配金もできればそういう考えのもとに調整されるのが理想


しかし、いずれを考えてみても、毎月分配型の優位性ないし合理性を裏付けるには至っておらず、むしろ不合理であることを強調する結果に終わっているのではないかと感じます。
以下、順次検討します。

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[ 2018/06/27(水) 03:51 ]
[ 最終更新:2018/06/27(水) 03:51 ]

新社会人は貯蓄・資産形成の順序を間違えないように。マネー”ハック”のつもりが四苦”八苦”になりかねませんよ?
どうも変な記事というのは、出るときには立て続けに出るもののようです。
それにしても、新社会人向けを謳う記事においておかしな内容を書かれると,これから資産形成の第一歩を踏み出そうというところだけに悪影響が大きく、困ったものです。

貯蓄から投資へ 積立なら無理なく続けられる
この記事は、「貯蓄をマネーハック」と銘打ち、「自動的に積み立てを行う資産形成のスタイルは投資にも応用する」と謳っています。

投資を早い段階から少額積立で始めるべし、というのはその通りです。
少額のうちに相場の上げ下げを体感するのが有益なのは明らかですし(下手を打っても痛手は小さい)、また運用期間を長く取れる分だけ機会損失が少なくなります。
長期間であればリターンも理論値付近に収斂していく可能性が高くなっていくでしょうから、最終的なパフォーマンスに変なブレが及ぶ恐れは小さくなるとも考えられます。
スタートは早くするべきです。

ところが、その後の商品検討が全く面妖な話になっています。
持株会を有利な投資方法と持ち上げ、個人型DC(iDeCo)を後回しにするとは、全くもって話が逆さまというものではありませんか。

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[ 2017/04/25(火) 03:29 ]
[ 最終更新:2017/04/25(火) 03:36 ]

ファンドラップを擁護する論説に対峙しようと思ったら一番根本的な部分で認識の齟齬があったっぽい件
ファンドラップが初心者にお勧めだと主張する記事が公開されていました。
ファンドラップ人気は「作られた人気」 それでも総合的に考えるとファンドラップは投資初心者にはおすすめです


記事中で、まず、ファンドラップが「作られた人気」だというのはその通りでしょう。
・金融機関としては、手数料収入という動機があるため、ファンドラップのメリットを強調する方向でバイアスの掛かった宣伝情報を流し、
・投資家としては、「自力で考察・判断をせず楽をして投資ができる」という、自分にとって都合のいい話なので喜んでこの情報を受け入れる

といった構図で、商品としての本質とはやや離れた形で人気が形成されていっているという様相です。

ところが、その後、記事では不思議な論法でファンドラップを擁護しています。
これについて、
・非難されているのは、「証券会社が儲かるから」それ自体ではなく、そのことによって「投資家の利益が削り取られるという利益相反関係」ゆえであろう …とか、
・専門家だからといって、全財産状況やコストの発生見込みなど、必要な情報を全部知っているわけでもないのに最適なポートフォリオが作れるわけではなかろう …とか、
・日々の動向を気にする必要がないというのは(レバレッジの掛かっていない)長期投資スタンスであるならラップでなくても何であれ一緒じゃないか …とか、
・国内債券の比率を調整して安定性を高めるって、それ普通の投信を利用するだけでもっと低コストにきめ細かく実現できるはずだよね …とか、

どうにも基礎的な部分でおかしな話が多かったので、いちいち反論しようかと思ったのですが…

次の記載を見て一気に脱力しました。

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[ 2017/04/24(月) 03:26 ]
[ 最終更新:2017/04/24(月) 03:26 ]

DCをやらないほうがいい人……? あるのか、そんな話?
プレジデントオンラインの個人型確定拠出年金iDeCoをやらないほうがいい人という記事を読みました。

論旨としては、まず「DCのメリット」について、人によってはあまり大きなメリットにならないかもしれないと論じた上で、「利益が出るかどうかは不透明」「流動性がない」「投資商品が少ない」というデメリットを強調し、「お金持ちに向いている」「自分が制度に向いているかどうか考える必要がある」という結論を導いています。


正直言って、メリットを過小評価し、デメリットを過大評価している、公平性に疑義のある記事だと感じます。

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[ 2017/01/05(木) 03:21 ]
[ 最終更新:2017/04/25(火) 03:37 ]

コストとレーティングの関係性…とはいえレーティングがファンド選びの基準として機能するのかは別の話
モーニングスターでコストとレーティングの関係性を探るというコラムが掲載されていました。

モーニングスターレーティングのランク別に「高コストファンド」「低コストファンド」(同カテゴリ内での平均信託報酬との比較で高低振り分け)の占める割合を比較して、低ランクのものほど高コストファンドの割合が増える傾向があるとしつつ、
ただし、最上位の5ツ星でも、高コストファンドは約5割残っており、一概に低コストファンドの運用状況が高コストファンドに対し優れている傾向にあるとは言い切れない様子です。
としています。

更に、カテゴリ別で見ると国内リートなどは低コストファンドが高ランクに占める割合が低いことを指摘し、
実際のコストと運用状況の関係は、相対的には低コストファンドが優位となるものの、高レーティングで低コストファンドの割合が低い資産では、ファンドを選ぶ際に、一概に「コスト=カテゴリー平均以下」と設定してしまうと運用効率の良いファンドを選ぶ選択肢を狭めてしまう可能性があります。実際のファンド選びでは、投資家によって重視する項目は異なると思いますので、ご自身の基準でファンドを絞り込んだ後、最後に確認として同じ資産カテゴリーの5ツ星ファンドと比較して運用状況が大きく劣後していないか、調べていただくことでより納得のいくファンド選びが出来ると考えます。
と主張しています。

……本当にそのまとめでいいんでしょうか。

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[ 2016/10/03(月) 02:39 ]
[ 最終更新:2018/02/11(日) 17:50 ]

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