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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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年金資産が100万円に到達 |
私の確定拠出年金関連の資産が100万円に到達したようです。
 7月28日現在、DC口座内の資産残高が825,588円。 これに、26日に引き落とされて残高に未反映の資金が手数料控除後で22,833円あるので、合計は848,421円。
これに加えて、所得控除による税額減少分の特定口座での積立があります。 DCへの拠出金が引き落とされるのと同時に、見込みの所得税率を掛けた税額減少相当額分を自動買付に回しています。
 評価額が164,578円となっていますが、emaxisバランス(8資産均等型)には0.15%の信託財産留保額があり、金額にすると130,068円×0.15%=204円。 更に、評価益に対して20.315%の課税がされるので、それによる調整額が(10,965円-204円)×20.315%=2,186円。 結果、実質的には164,578円-204円-2,186円=162,188円。
以上より、合計すると848,421円+162,188円=1,010,609円となります。
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DC(確定拠出年金)
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[ 2017/07/30(日) 01:47 ]
[ 最終更新:2017/07/30(日) 01:47 ]
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販売会社の積立NISAへの意欲の差が早くも徐々に出てきたか? |
マネックス証券にて、7月25日付で積立NISAについての案内ページを開設しています。 2018年から「つみたてNISA」が始まります!
他の証券会社では、既に楽天証券やSBI証券でも同様のページが開設されています。 2018年スタート!NISAに新しく「つみたてNISA」が加わります。 (楽天証券) 2018年開始!「つみたてNISA」のポイントをご紹介!(つみたてNISAとは?) (SBI証券)
いずれもまだ制度のさわりが解説されている程度で内容に大差はありませんが、強いて言えばSBI証券のものが現行NISAのほかジュニアNISAも含めた比較表がある分だけ最も充実しているでしょうか。
この3社は、いずれも「当社の取扱商品や申込スケジュールは後日案内」など、実際にサービス運営を行うことを当然の前提としているかのような記述が見受けられます。 積立NISAは販売会社の収益が見込みづらく、参入に消極的な会社が多いのではないかという危惧も聞かれていますが、この3社に関しては確実に参入しそうということで、ひとまずネット証券のユーザーは安心できそうです。 ネット販売が中心ということで販売コストが限られているという有利な事情もあるのでしょうが、長期的な資産形成に有利な制度をきちんと導入することはまさに顧客本位の姿勢を体現しているといえます。 また、いち早く案内・開設を自社サイトに載せることで、投資家が「予習」をする時間も確保でき、結果的に自社で積立NISAを開設してくれることにも繋がる可能性は高まってきますから、営業上も有利に働くでしょう。
もとより、他の会社も今後参入の意思や戦略もあるかもしれません。 ちょうど、26日開催の第4回個人投資家意見交換会にて販売会社も複数呼ばれるそうですから、是非各社の発言に注目したいと思います。
早い段階で積立NISAへの参加を表明するかどうか、ここで各販売会社の顧客本位の姿勢いかんが試され、顧客の獲得についても差がついてくることになるのでしょう。
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つみたてNISA
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[ 2017/07/26(水) 00:02 ]
[ 最終更新:2018/02/11(日) 18:07 ]
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「美の追求をパフォーマンスの追求に」するより…パフォーマンスやコストを追及して差分を美の追求に充てた方がいいんじゃ? |
三菱UFJ国際投信が、ワールド・ビューティー・オ^プンというファンドを設定します。
「美の追求」に資する企業に投資するということで、そのテーマ性から「きんゆう女子。」界隈でも話題になっているようです。 世界のビューティ関連銘柄に投資ができる!
確かに、投資対象となる分野から考えると、投資先として想定されそうな企業は割と魅力がありそうな名前が浮かびます。 花王、第一三共、ジョンソンアンドジョンソン【JNJ】、プロテクター・アンド・ギャンブル【PG】、ユニリーバ【UL】などなど、化粧品やスキンケアなどといったキーワードで思い浮かぶ企業は、割と高配当で知られた企業が多いと思われます(資生堂など、高配当でもなく配当成長もあまり無い困った銘柄もありますが…)。
また、投資先をセクターで分類すると、おそらくヘルスケアや生活必需品といったあたりが多くなるかと思います(コーチ【COH】、ティファニー【TIF】、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン【MC】などといった服飾品関連の銘柄になると、一般消費財セクターも範囲に入ってきますが)。 このヘルスケアや生活必需品というのは、一般的に販売動向が景気に左右されにくいものであることから、不況時にも強いディフェンシブな投資として知られています。 美容関連もあまり不景気だからといって女性の方々は削ったりしない支出のようなイメージもありますから、この特徴に当てはまるでしょうね。
こうしてみると、投資先としては悪くないアイデアのように見えます。
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テーマ型
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[ 2017/07/24(月) 02:58 ]
[ 最終更新:2018/02/11(日) 18:04 ]
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公的年金の受給繰り下げ「75歳まで可能」案。DCなどと組み合わせると据わりがよくなる名案かもしれない |
公的年金の受給が「75歳開始」まで繰り下げ可能になる案が検討されると報道されています。
年金受給開始「75歳とか…」 内閣府の検討会で意見 (朝日新聞)
公的年金を受け取り始める年齢を70歳より後にもできる仕組み作りを高齢社会対策大綱に盛り込む検討に入った。内閣府の有識者検討会が大綱の改定案をまとめ、政府が年内に決定する。年金の制度作りを担う会議ではないため、ただちには実現しないが、中長期的な課題として打ち出す。 年金の受給開始年齢は原則65歳だが、60~70歳の間で選ぶこともできる。70歳から受け取り始めると、受給額は65歳から受給するより42%増える。
18日の検討会で、座長の清家篤・前慶応義塾長が「もっと先まで繰り下げ支給の幅を広げる可能性もある」と明かした。働ける元気な高齢者を支援する狙い。検討会では、繰り下げできる年齢について「75歳とか、もっと延ばしてもいい」との意見が出た。 記事を一読すれば分かるとおり、検討されているのは、「現状では70歳までしか繰り下げられない受給開始年齢を、75歳まで可能にする」という、単純に選択肢を拡大する施策です。 従前通り(繰り下げによる割り増しを放棄して)65歳からの受給を希望するのであれば、きちんと本則通りの金額が貰えることは変わりありません。 「いよいよ支給する気がなくなったということ」などと受け止めているコメントもネット上では散見されますが、それは単なる早とちりです(少なくとも、現状出ている話だけからは)。
繰り下げによる増額効果 公的年金の受給を繰り下げた場合、その期間に応じて増額がなされることは御案内の通りです。 75歳まで繰り下げが認められるようになった場合、増額の起算点(65歳)及び増額率(0.7%/月)を現行と同様と仮定すると、最大で120ヶ月の繰り下げとなりますから、84%の増額ということになります。 平成27年度厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、厚生年金受給者平均年金月額は147,872円ですから、これをベースにすると84%増額により月額272,084円(年額3,265,013円)の受給が可能になります。 これが受給開始後終身支給されます。
一方で、75歳まで繰り下げるとその間の10年分の支給がなくなりますが、11.9年の受給をすることで需給累計の額面上はイーブンになります。 すなわち、86.90歳まで生存して受給することができれば損得なしとなり、それ以降は「75歳からの受給」の方が有利となります。 かなり長生きしないと元が取れないようにも見えますが、平成27年簡易生命表によると、25歳の平均余命…男性56.31年、女性62.43年 35歳の平均余命…男性46.62年、女性52.61年 45歳の平均余命…男性37.05年、女性42.90年 となっており、「86.90歳まで生存」というのはそこまで不利な賭けでもなさそうです。 特に女性の場合は87歳を若干超えるまで生きられる計算ですから、平均的には僅かながら有利な賭けとなります。
もとより、受給を先延ばしにする分、本来は単なる額面累計でなく時間的価値を織り込まないと正確な比較とはいえません。そうすると、もう少し長生きして沢山貰わないと実質的にバランスしなくなる可能性もあります。 ただ、公的年金は物価スライド及びマクロスライドによって支給額そのものが変動する仕組みもありますから(実質的にはこれが時間的価値をある程度反映するとも言える)、厳密に計算しようとすると意外と厄介です。
また、受給額が増えることで税・社会保険料も増加することになりますから、そこにも注意が必要です。
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公的年金
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[ 2017/07/20(木) 04:21 ]
[ 最終更新:2017/07/20(木) 04:21 ]
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「人生にお金はいくら必要か」出版記念イベント |
当ブログでもレビュー記事を書いた人生にお金はいくら必要か―超シンプルな人生設計の基本公式の出版を記念して、著者両名によるトークセッションがサムライズプロジェクト第28回勉強会として開催されました。
以下、内容をまとめます。
「人生設計の基本公式」の裏側 ・岩城氏に「めんどくさい」と斬って捨てられるとその人や物は助からないのだが、この公式は「めんどくさい計算」いらずで貯蓄率を出せる。 ・生命保険文化センターの示す基準などだと、貯蓄率がやたら高めに出る傾向がある(高めの必要貯蓄率を突きつけて、保険商品を売り込むのにつなげるため) ・FPのよく使うライフプランニング表は全く役に立たない。(将来のイベントをもっともらしく置いてみたところで、、そのイベントの有無やその時の価格など読めないのだから…)
・岩城氏はコンサルティング現場でこの公式を実際に常用している。使いやすいと感じるし、顧客からも評判が良い。 ・他のFPにもこの公式を広めたいが、なかなか使ってもらえていない。岩城氏にもなぜか敵が増えている。
・運用利回りを反映させるバージョンは楽天証券ホームページに載せてある。もっとも、「実質利回りゼロ」という本公式の前提は実はそんなに甘いものではない(常にインフレ率分だけプラスの名目利回りを出すということだから)。利回りゼロで計算しておいて、実際に運用益が出たとなればその後で再計算すればよいこと。
人生100年時代、何が問題なのか ・平均寿命は過去35年で7,8年延びた(10年経つと2年くらい延びる) ・95歳くらいを平均寿命とおくと、だいたい必要貯蓄率として20%程度の数値が出る事が多い。 ・経済問題の解決方法としては、稼ぐ・貯める・正しく運用するの3つが解決方法となる。岩城氏が「貯める」、山崎氏が「運用する」のアドバイザーとなる
「人生100年時代」のキャリアプランと働き方 ・30歳から35歳が能力的全盛期であり、この期間がチャンスを貰いやすい(働かされる)ところ。 ・35歳~45歳くらいまでに人材価値は決まり、それを回収する期間となる。セカンドキャリアは45歳くらいから考え始める。(岩城氏がセカンドキャリアを考えるべき歳に達しているかどうかは微妙だが… by山崎)
・岩城氏の経験。アナウンサーから金融関連のセミナー屋さんに転職し、「こんなに売り手と買い手の情報格差があるのは良くない! それを伝えられるようになろう」として勉強を重ねる。 ・ある保険会社が「GNP営業は良くない」と言っており、それに共感していたところ、リーマンショックが来る。「背に腹は替えられない。GNP営業をしよう」と言い出したりした事もあって、その保険会社を見限る。その後独立。 ・山崎「FPは保険を売ると1年目は年間保険料の9割貰えたりする。だから保険を売ると腹が黒くなる」
・山崎氏の経験。転職遍歴の中、、セカンドキャリアを考え出したのは42歳くらい。 ・楽天証券に就職しつつ、自由に発言できる位置に収まったが、あるときインデックス投資ナイトで某N氏に問われる。 「山崎さん、貴方の存在は楽天証券にとってプラスなんですかね…?」 →「そんなことは楽天証券が考えればいい事だ。そんなことより君は変な商品を売るのをやめなさい」
・なぜか客席の大江英樹氏にマイクが向けられる。既にセカンドキャリアにいる立場から。「自分の顧客」を作ることの苦労など。
最近携わった仕事から時流を読む ・山崎氏は、アンソニー・ロビンズという人の書籍に解説を書く仕事があった。それのために、「資産運用のやり方について子供に教えるとしたらどうするか?」と、投資家のレイ・ダリオに聞く。 ・ダリオ曰く、経済には4つの局面があり、どの局面でも損をしないようリスク量をうまく組み合わせたポートフォリオ(全天候型ポートフォリオ)を作りたい。株:債券=5:5では株のリスクが大きく、この観点からはバランスとはいえない。 ・日本版全天候型ポートフォリオ案を考えてみたり、その分析をしてみた(詳細はアップ禁止…)
・「LIFE SHIFT」を日本人で考えてみた。 ・現在の75歳世代は年金も十分あり、概ね悠々暮らせる。 45歳世代になると賃金も上がらず、妻にも働いてもらうことで何とか。ただし子供には残せない。 その子供世代はむしろ自由(金は貯まらないが)。85歳(!)くらいまでは働くことになるか? ・金融庁に資産形成・ライフプランニング等について聞かれ、岩城氏は「要するに働き続ければいいんです!」と言ったが、それが気に入られたようである
・日本だと、転職コストに対する過小評価や学校に対する過剰期待があるのは注意点。 ・どこかの段階でコアスキルを身につけること。
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オフィスベネフィット(サムライズ)
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[ 2017/07/19(水) 03:47 ]
[ 最終更新:2017/09/16(土) 18:07 ]
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emaxis slim新興国株式の登場は、他クラスとは異なって新興国株式の価格競争を否応なしに加速させる? |
当ブログでも既報のemaxis slim新興国株式インデックスの登場の意義について。
もともと、emaxis slimインデックスシリーズというのは、シリーズ登場時のプレスリリースによれば、、他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、今も、そしてこれからも業界最低水準を目指し続ける というものです。 そして、他社類似ファンドとは何かというと、同じプレスリリースによれば※対象範囲:ETF・DCを除く公募追加型株式投信を Fundmark の分類を参考に三菱 UFJ 国際投信で集計。 となっています。
つまり、Fundmarkにて同じ分類でさえあれば、連動指数が何であるかは問題にならない(もっと言えば、ファンドオブファンズであろうがアクティブであろうが比較対象になりえる)ということです。
実際に、emaxis slimバランス(8資産均等型)は、信託報酬をiFree8資産バランスと同率に揃えてきていました。 これは、iFree8資産バランスがFundmarkの分類でいう「海外ハイブリッド-バランス-株式組入中位(F)」という分類の中で最安だったためにそれに合わせたということに他なりません。 iFree8資産バランスは新興国株式がFTSE RAFI エマージング指数ですが、特にそのような部分での違いは問題にしていないであろうことが分かります。
同様に、今回の新興国株式でも、「海外株式-エマージング-エマージング(F)」という分類の中で最安だったiFree新興国株式に合わせたに過ぎないと考えられます。 「今までの資産クラスと違って今回は自ら業界最安値を切り開いた!」とまで言うのは些か言い過ぎで、既存最安値に合わせるという意味では今までと同じです。 ただ、連動指数が既存最安値は異色のFTSE RAFIで今度出すのがメジャーなMSCIエマージングだったということから目立つことになり、事実上は投資家に与える影響は大きいですが、それだけのことです。特に運用会社の企画の姿勢が根本的に変化しているわけではありません。
とはいえ、今回は、三菱UFJ国際投信の意思によらず別の要因から、競争が今後激しくならざるを得なくなる可能性があります。 それを引き起こす刺客になる可能性があるのがexe-i新興国株式ファンドです。
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emaxis
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[ 2017/07/16(日) 19:01 ]
[ 最終更新:2017/07/16(日) 19:01 ]
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「ズボラ投資」。ズボラには作られてない、必要十分な知識量の入門書 |
毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資(吊ら男)を読みました。
本書は、吊られた男の投資ブログで御馴染みの吊ら男氏が執筆したインデックス投資の入門書です。
本書では、相場の変動や経済情勢などに神経を尖らせたりする事無く、短期に大きな収益を上げることを目論むのでもなく、あまり投資のことを意識せずにいながら長期的に資産形成をするといったスタンスを「ズボラ投資」と称し、その理屈を平易に解説しています。 「自分が寝ていても(投資資産をほったらかしていても)世界の企業が働いていることによって投資収益がもたらされる」というところから、枠外にしばしば「布団の中で寝ている人が一言解説している」挿絵があり、その格好自体が投資スタイルをよくイメージしやすくしています。
本書は5章構成。 最初の2章では、「インデックス投資とは何か」「何故ズボラ投資ではインデックス投資推奨なのか」を説きます。 インデックス投資の特性が、ズボラ投資に要求される「長期」「分散」「低コスト」の3要件を満たしていることを説明しており(その理論は書籍本編にて!)、誘導として納得しやすくなっています。 また短期的な損失を受け入れざるを得ないことを説明したことを踏まえて投資に回す資金の限度額の決め方を解説する点は、リスク許容度の考え方を十分に噛み砕いて伝えられているものと思います。
第3章では、ズボラ投資(インデックス投)の有利性についての説明。 「アクティブ投資など『努力する投資』と比べてズボラ投資が有利になる理由」と、「そもそもズボラ投資そのものが長期的に利益になる可能性が高い理由」に分けて論じています。 相対的有利性(他の投資法との比較)と絶対的有利性(そもそもプラスになる)の両面を論証していることで、投資手法としての強靭さは理解できるでしょう。 また、「長期的に利益になる(絶対的有利性)」前提として、ダウやMCSIワールドなどの指数を見せ、「特定地域に限定せず全世界に投資すること」という、ズボラ投資の要件である分散投資の前提を再確認していることも重要です。
第4章では投資詐欺やボッタクリ商品の事例解説、第5章は節約方法(保険や通信費の見直し、節税制度の紹介など)となっています。 より有利な条件で投資を行うためのTipsと言っていいでしょう(ダメ商品による不利益回避、節約・節税による原資増加、節税による資産形成加速など)
誤解する人がいるかもしれませんが、本書はタイトルで「1000万増やす」と言い、前書きで「10年間で1200万円の利益」と言っていますが、そのような数字は必ずしも本書の本質に照らして重要な意味を持つものではないと私は理解しています。 それよりも、最小限の労力で、QOLへの影響を最小限にして「誰でも、寝ていても」できる合理的な投資法があるということを知らしめているのが本質です。 1200万円云々というのは特定の投資期間、特定の資金投入規模で結果的にそうなったというに過ぎず、他の人がこの数字を目指す意味があるわけではありません。そうではなく、「高々これだけの手間で経済成長並みの資産形成ができる。難しいものじゃありません」というものです。
本書は、「効率的フロンティアはぶっちゃけ気にしなくていい」「僅かな信託報酬の差は気にしなくていい(そのために悩むほうが損)」など、かなり簡略化してより誰でも受け入れやすいようにしています。 それだけに、初心者にとってはより理解・実践のハードルを下げるものとなっているといえます。 一方、熟練者にとっては簡略さゆえに物足りないものもあるかもしれませんが、それだけに、かえって何かの折に初心に帰ろうとする折には思い出すべき原点として過不足なく手ごろではないでしょうか。
初心者に受け入れられる程度の簡略化と、正確性を損ねない程度の緻密さ維持とのバランスをとっており、投資法はズボラでも書籍としてはズボラでも何でもなく十分に意を用いているといえます。 初心者への導入用、熟練者には基本を思い出す用として、まず必要十分な質量の入門書と思います。
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」がいよいよ発売 (吊られた男の投資ブログ)
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良書
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[ 2017/07/16(日) 01:39 ]
[ 最終更新:2017/07/16(日) 17:34 ]
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emaxis slimにて新興国株式インデックスファンドの最安値更新 |
emaxis slimインデックスシリーズにて、新たに新興国株式のインデックスファンドが登場する模様です。 emaxis slim新興国株式インデックス (EDINET)
7月31日より運用開始。 取扱販売会社はSBI、楽天、マネックス、カブドットコムの4社揃い踏みです(SBIは8月2日、カブドットコムは7日から)。
注目の信託報酬は0.3672%。 新興国株式クラスではFoETF(ファンドオブETFs)形式で参考指数FTSEエマージングのexe-iが0.3794%、スマートベータ指数のFTSE RAFE連動のiFreeが0.3672%という事例はあったものの、通常のMSCIエマージング連動はたわらノーロードの0.5346%が最安でした。 今回のemaxis slimは、一挙にMSCIエマージング連動インデックスファンドの最安値を塗り替え、新興国株式全体でもiFreeに肩を並べています。
先進国がMSCI・新興国がFTSEというような泣き別れの構成になると、構成国の食い違いから網羅性に難が出ます。ましてや、スマートベータ指数になると運用手法の違いやそれに由来するコスト増にも悩まされる虞があります。 その意味で、MSCIエマージングでのコストの一段の引き下げはexe-iやiFreeの存在に関わらず望まれていました。
「業界最低水準を目指す」と謳い登場したemaxis slim。 登場当初は、「コスト引下げを止めるか」と危惧され批判も浴びたところでしたが、少なくとも今回の新興国株式ファンド投入は、そのコンセプトに恥じないものといえそうです。
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emaxis
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[ 2017/07/14(金) 12:59 ]
[ 最終更新:2017/07/14(金) 13:28 ]
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