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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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emaxisがslimで対抗値下げする一方で、アクティブなファンドをNEOとして投入。ブランドとしての一貫性は気になる |
なんとなく記事にするのが遅れてしまいましたが、emaxis slimシリーズのうち3ファンドが信託報酬の値下げを発表しています。 業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施
詳細は以下の通り。
いずれも7月25日からの改定となります。 言うまでもなく、ニッセイの引下げに対応してきたものです。新興国株式ではニッセイは7月13日に引き下げているので2週間弱での追随、先進国株式と8資産均等はニッセイが8月21日予定ですから逆に先行する形になりました。 ここまで素早く対応してくるのは見事ですし、確かにネット専売・紙資料無しという形態でしか無理でしょう(紙の目論見書を印刷して販売会社に送る手間など考えても…)。 ニッセイとともに有言実行の姿勢で受益者に利益を還元するのは素直に高く評価したいと思います。
一方で、emaxisシリーズからは新たなファンドの登場も発表されています。 投資のインフラに“革新”をプラス インデックスファンド『eMAXISシリーズ』に『eMAXIS Neo(イーマクシス ネオ)』を追加 『eMAXIS Neo 遺伝子工学』『eMAXIS Neo ロボット』『eMAXIS Neo 宇宙開発』の設定について
「NEO」と称して、特徴的な指数に連動するインデックスファンドを設定するそうです。 詳細を確認します。
いずれも8月6日設定、販売会社はSBI証券・楽天証券・マネックス証券です(SBIのみ7日から)。
耳慣れないベンチマークが登場していますが、これは「企業の開示資料などの膨大な文献を自動的に処理すること等を通じて、第4次産業革命の原動力となる技術群(テーマ)に沿う銘柄を選定する」ものだそうです。 要するに、紛れもないテーマ型ファンドでして、その銘柄選定をAIに任せているというもののようです。 正直言ってこれをインデックスファンドと称してよいものかどうかはかなり疑問を感じますが、テーマ型としては相当に低廉なコストであり、他のテーマ型ファンドの存在意義を脅かすものと認めて差し支えないでしょう。
形式上、指数という形に落とし込んでおり、これに追随する運用をする以上、インデックスファンドと呼ばざるを得ないのは確かです。 それにしても、指数そのものが「AIでの文章分析によるテーマに沿った銘柄選別」による以上、各企業の書類の作り方やAIの挙動(どう具体的に銘柄分析するのかは謎に包まれています)によっては、毎期かなり大きな銘柄異動が生じる可能性も否定はできず、指数そのものがかなりアクティブなものになりそうな印象です。 少なくとも、インデックスではあっても「パッシブな投資」とは称しかねるところでしょう。
それにしても、今までと相当違う方向に舵を切ってきたことには驚きを禁じえません。 emaxisの紹介ページでは、emaxisとは「資産運用のベーシック・ツール」。 主要資産に投資を行い長期投資にふさわしいラインアップ。 と謳っています。 emaxisのfatも、slimも、この理念に違わず「幅広く分散された銘柄を長期に持つ」オーソドックスなインデックスファンドを提供してきました。 そこへ、この特定のテーマに絞ったファンド、銘柄の分散が限られたものになって特定テーマのリスクを負い、銘柄入れ替えなど運用コストも嵩みそうなファンドの登場です。 「幅広い品揃え」「ご自身の投資スタイルに応じて、使い方は自由自在」という宣伝文句からは、このようなファンドを入れる余地も認める余地がある事はあるでしょうが、それにしても、運用スタイルとして相反するくらいに懸け離れている代物です。 これを同じemaxisの名のもとに纏めてしまうのは、シリーズ全体のコンセプトの一貫性の点でかなり問題が出てきそうです。 iFreeにNEXTやActiveが出てきた例にしてもそうですが、「そもそもこのブランドってどういう意味のシリーズだっけ?」という点が一貫性を保っておらず何でもかんでも入ってしまっていると、顧客がシリーズを理解し難くなり、イメージの向上を抑制することになるのではないか、かなり気になります。
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emaxis
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[ 2018/07/22(日) 02:29 ]
[ 最終更新:2018/07/22(日) 02:29 ]
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SBIアセットの新ファンドで「定率払出」が実現の方向へ第一歩か…但し、当該ファンド自体は微妙 |
SBIアセットマネジメントから、新たな投資信託の設定がEDINETに届けられています。 SBI世界高配当株プレミアムファンド(為替ヘッジあり)
詳細を確認します。
本ファンドは、高配当株式への投資を基本とするファンドです。 MSCIワールドインデックスを構成する銘柄(=先進国株式)を投資対象とし、時価総額上位1500銘柄の中から直近3か月の流動性が500万ドル/日かつ金融セクターを除く銘柄のうち配当利回り3%以上という条件で絞り込みます。 更に、クレディスイスの評価モデルに適合した銘柄かつ投資に対するキャッシュフロー比率上位30銘柄を抜き出して投資します。 基本的に、かなりの部分を客観的基準・数値的基準によって銘柄選定を行うことになるため、株式運用としてはスマートベータに近い運用と言ってもいいかもしれません。
ただし、株式運用と同時に、保有する各銘柄のコールオプションを売るカバードコール戦略をも行うことになっています。 このため、株価が上昇しても利益はオプション料に限定されることになります。
尚、運用はケイマン籍ファンドを通じて行うFoF形態です。 信託報酬は、ケイマン籍ファンドのコストも含めて年率1.4692%程度です。
設定予定日は8月17日、販売会社はSBI証券となっています。
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投資信託
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[ 2018/07/20(金) 02:33 ]
[ 最終更新:2018/07/20(金) 02:33 ]
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ファンドラップでインデックスファンド……何のための「低コスト投資」? |
インデックスファンドの純資産の拡大につき、ファンドラップの貢献が大きくなっているという記事が出ています。 パッシブファンド、意外なけん引役
インデックスファンドの純資産額のシェアが、「一般向け」「ファンドラップ専用」「DC専用」の分類別にグラフで示されており、特に2014年ころからファンドラップ向けが大きく伸びている様子が分かります。
なお、「一般向け」の純資産額を見てみますと、2008年6月では3.3~3.5兆円程度?(全体の純資産が4兆円余り、シェアが80%強)、2018年6月では4.1兆円程度(全体の純資産が9.1兆円、シェアが45%)と、意外に伸びていません。この間の円安・株高によって評価益が出ているであろう影響も鑑みると、純流出入という観点ではどうなるんでしょう…? 今後はつみたてNISAの影響で純資産残高ベースでも着実に伸びていくことを期待したいところではありますが、さて…
記事中では、「コスト意識の高まりからDCやラップに裾野が広がっている」としています。
確定拠出年金では2017年1月の「iDeCo」スタートが初心者でも運用しやすいパッシブファンドへの注目を高めるきっかけになったほか、ファンドラップではコスト意識が高まる中でパッシブファンドが関心を集めている。委託会社のコスト引き下げ競争などから一般向けのパッシブファンドの方が注目を集めることが多いが、低コスト投資の裾野が確定拠出年金やファンドラップなどに着実に広がっていると言えるだろう。 そして実際、楽天証券の楽ラップを代表に、インデックスファンドを組み込み対象とするファンドラップは増えています。 大手証券や銀行などでも、インデックスファンドを中心とするコースが用意されていたりもするようです(アクティブファンドを使うコースより諸経費が低廉だったり最低投資額が小さかったりする場合もあります)。
ただ、低コストを志向するのなら、そもそもファンドラップでインデックス投信を利用すること自体にいささか不整合な感は否めません。
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ラップ系(ロボアド含む)
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[ 2018/07/19(木) 02:13 ]
[ 最終更新:2018/07/19(木) 02:13 ]
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インデックス投資ナイト2018のコメントが掲載。投資の広がりの好循環を端的に示す |
QUICKにて、先日のインデックス投資ナイトの記事が掲載されています。 著名ブロガーも金融庁職員も熱く語った 「インデックス投資ナイト」盛況
私も取材を受け、コメントを載せてもらいました。 内容的には、ほぼ当ブログで述べたのと同様です。リスクとの付き合い方に視点を据えた企画が置かれた点を指摘させてもらいました。
それにしても、今回の記事はコメントの数が半端ありません。 登壇者、実行委員、一般参加者を合わせ、実に37名です。 投資系イベントで一度にこれだけ多くのコメントが掲載されるのを見た記憶がありません。 コメントごとに、各者各様の着目点や角度からイベントを分析されており、読みごたえは十分です。 中でも、初心者への広がりを示すコメントが目立ちます。「一生懸命メモを取っている」「ブログ記事を読み込んで勉強しつつ、始めて参加している」等々。
QUICKでは、最近つみップやつみフェスなどの投資イベントに積極的に取材に入り、コメントを記事にして配信しているようです。 それが、金融庁含む主催者や登壇者、一般投資家等の考えを世に広めることに繋がり、そこからまたその考えに触れて投資に入って来る人を呼び込めているのかもしれません。今回の初心者の多さはその象徴でしょうか。 イベントが参加者内部で完結するのでなく、このようにメディア経由で世間に広まるようになっていったのは(少し前までは、インデックス投資ナイトでもこんな事はなかったはず)、投資の認知→新規層の誘引→次のイベント等でコメント発信→…という好循環の一翼を担っているかもしれません。
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QUICK
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[ 2018/07/12(木) 01:50 ]
[ 最終更新:2018/07/12(木) 01:50 ]
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