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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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emaxisの地域別リートインデックスファンドに期待できそうな役割
三菱UFJ国際投信のemaxisシリーズに、米国リート・欧州リート・豪州リートの3本が追加されることが発表されました。
同シリーズとしては日本以外における地域別リートは初登場となります。
『eMAXIS 米国リートインデックス』『eMAXIS 欧州リートインデックス』『eMAXIS 豪州リートインデックス』募集・設定について

既につばささんが記事にされています。
「eMAXISシリーズ」から米国・欧州・豪州リートのインデックスファンドが登場! (コツコツ投資日記)

個人的には購入する気はないけど、使いようによっては面白くはあるかな?


せっかく登場したファンドですが、正直言ってなかなか使いこなす自信はなく、個人的には当面購入はないと思います。
というのも、リートは現地の経済活動の活発さのほか、不動産需給(例えば経済は成長しているのだがそれ以上に建物が建ちすぎて余っている、とかだと好況なのに値下がりするという場合も無くはないでしょう)や金利といった要素が複雑に絡み合っているので、特定の地域に特化して投資してしまうと不確実性を高めてしまうような気がするためです。
リート自体には投資はしますが、そこは先進国全体とか新興国全体とかの形にしたいと思っています。(現実には商品ラインナップの関係で「日本+日本除く先進国」とかになりますが)

ただ、「土地建物に由来する経済活動の成果を取る=実際に活動が行われている地域での経済活動を享受する」という意味では、「そこに本拠地のある企業による経済活動の成果を取る」株式とは異なった成果分布をする面がありそうです。
例えば、日本に本社をおく企業の営業成績は株式レベルにおいては当然日本株に寄与する一方で、当該企業が豪州に積極的に進出して店舗なり倉庫なり置くとしたらその部分の活動は不動産レベルでは豪州リートに寄与する…と考えるなら、要は、「どこの国が(本籍がどこであるかに関係なく)実際の企業進出先となるか、事業活動拠点を受け入れるか」について何らかの予測を持てるなら、地域別リートの活用にも妙味はあるのかな、と思います。
要は、企業活動を「本籍地で享受するか(=株式)」、「実際の活動地で享受するか(=不動産)」という意味で、違った享受の仕方になるのかな、ということです。

そこまでの予測は立てられませんし、需給などのファクターもあってややこしいので私は手を出しませんが、やってみる価値は否定できません。
投資手法としては結構使う人を選びそうではあります。

「変なファンド」対策としての機能


さて、実は今回登場したファンドには別の次元で期待できそうなことがあると思っています。
言ってみれば、高コストアクティブファンドに対する「当て馬」としての機能です。




リートというのは、家賃収入からの連想によるものか、「毎月分配型投信」の材料として結構使われやすい資産クラスです。
グローバルリート全体が使われることもありますが、USリート単体を使う事も非常に多く(なにしろ世界最大の大国ですから投資先に使いやすいのも当然でしょう。先日も弊ブログでトリプルエンジンをネタにしました)、また、欧州や豪州もよく使われます。
 欧州の例:3つの財布 欧州不動産関連株ファンド、管理人の評価はこれ (投資信託の分配金に騙されるな!)
 豪州の例:三菱UFJ/AMPオーストラリアREITファンド(コアランド) (同前)

この手のファンドは、単純な毎月分配だけの場合もあれば通貨選択やらカバードコールやらを組み合わせた多階建ての場合もありますが、たいていは高コストであり惨憺たるトータルリターンに沈んでいると思われます。
ただ、「思われます」としか言えないのは何かというと、比較対象たるべきものがなかったのです。

例えば日本株で分配金だけは高いが変な仕組みを組み合わせたアクティブファンドがあると、すぐにTOPIXや日経225の低コストインデックスファンドと比較することで、実際に凄いのかそれともしょぼいのかがはっきりわかります。

偉そうな能書きで個人投資家を大量に集めた日本株アルファ・カルテットですが、この投資信託が登場して1年半くらいが経過した今、日本株の市場平均に連動した、超絶にコストの安い投資信託と、運用成績を比較してみました。
(画像略)
図に記したSMT TOPIXインデックス・オープンに対して、なんと10%以上も成績が負けています。つまり平均点を超下回る、出来損ないのファンドと言えますね。

ちなみに上記のグラフは、分配金を受け取らなかったとして、そして当然、税金を引かれないで運用できたとして計算した、ありえない数字です。
  
日本株アルファ・カルテット(毎月分配型)初心者向け口コミ
 (投資信託の分配金に騙されるな)


ところが、地域別リートにはそういうファンドがありませんでした。
いちおう日興アセットからインデックスファンドUSリートインデックスファンド欧州リートが出ていましたが、毎月分配である上に何故かベンチマークを下回ること甚だしく、比較対象として使いにくいもののようです。
あとは2015年10月にSMT米国REITインデックスが出てきたところで、やっと米国リートは低コスト低(無)分配インデックスファンドが出てきたかな、という程度です。

このように、地域別だと低コスト無分配インデックスファンドがないため、場合によってはグローバルリートのインデックスファンドと比較して優劣を論じる場合もありました。

参考までに、米国を中心に(約7割が米国への投資)、先進各国のREITに投資する、超低コストインデックスファンド、野村インデックスファンド外国REITと、基準価額の比較をしてみましょうか? ほれ、この通り。
(画像略)
(明治安田米国リート・インカム・プレミアム・ファンド(愛称:スリーピース)が運用目標を設定していないので、少々むりやり比較しています)
先進国のREIT市場の平均値を、必ずなぞって運用成績が決まるインデックスファンドよりも、相当にヘボい成績で推移していることが分かりますね。
明治安田米国リート・インカム・プレミアム・ファンドの評価 (投資信託の分配金に騙されるな)
比較対象がないから仕方ないとはいえ確かにこれは無理やりでして、投資対象が異なる以上は正確な比較とはいえません。「グローバルリートのインデックスファンドは欧州とか日本とか他地域の部分がプラス寄与してるんだ(米国部分の運用の巧拙ではない)」と言われれば、すぐには反論できません(USリートの指数そのものを持ち出すとかすれば話は別ですが、それはそれで二度手間です)

投資対象を同じくするインデックスファンドが登場したことで、「変な毎月分配高コストファンドを買った場合のトータルリターンがこれ、同じ投資対象のインデックスファンドを買った場合のトータルリターンがこれ。明らかにインデックスファンドのほうが有利(たまには「不利」の場合もあるかも)だよね」と、異論の余地なく示すことができます。
また、比較だけならインデックスのデータそのものを使うことでもできますが、実際に投資可能な商品が出てくるとなると「コストも見込まない、実際に享受することもできない理想的な(≒架空の)」リターンではなく「享受可能な現実のリターン」になるわけですから、その意味でも説得力が増すと思われます。

比較サイトやブログなどで、より正確なパフォーマンス比較が示せるようになれば、高コストファンドを購入することの不合理性が白日の下に顕され、インデックスファンドによる効率的な資産運用に誘導・啓蒙することができると期待できます。
また一方で、真に優秀な成果を挙げているアクティブファンドにとっても、「同じ投資対象の低コストインデックスファンドよりも実際にこんなに勝ち続けている。多少高コストでも本当に優秀なんだ」ということを明確に言うことができます。

今回の地域別リートインデックスファンドの登場によって、このように不合理な高コストファンドの淘汰・優秀なファンドの選別といった機能が果たされることになれば、非常に意義あることなのではないかと思います。



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[ 2016/01/15(金) 03:49 ]

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