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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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確定拠出年金法案が衆議院も可決、完全成立。保険会社&窓販代理店はここが重要なターニングポイントかもしれません。
確定拠出年金法案は、既に参議院で可決されて衆議院に送られていましたが、5月24日の衆議院本会議で可決され成立しました。
これにより、「公務員や3号被保険者・企業型各種年金制度のある2号被保険者など誰でも個人型確定拠出年金に加入」などが実現することになります。

この可決を受けて、早くも専門家の解説記事が書かれていたり、参考書の出版予定がラッシュを迎えていたりするようです。
本日午後1時、抜本的法改正成立!最速で確定拠出年金改正の重要ポイントを解説 (Yahooニュース)




さて、誰でも確定拠出年金に入れるとなると、同時に存在価値が終了してしまいそうな金融商品があります。



確定拠出年金に加入できるようになると、いったいどこに、個人年金保険(特に変額型)に加入する意義が残るでしょうか。
既に当ブログでも過去に何回か記事にしていますが、「途中での解約・現金化が事実上封じられている(制度的に許されない、あるいはペナルティがきつい)」・「生存保険であって死亡保障(既払保険料以上に給付がされる)機能がない」という点では確定拠出年金も個人年金保険も共通している一方、運用中の経費・税制優遇・関係機関破綻時の保護といった面では確定拠出年金の方が大いに優れているのです。
 変額年金よりも確定拠出年金。変額年金よりも確定拠出年金。大事なことなので2度言いました
 途中で変な方向に行ってるのがなんとも惜しい本
 いいとこ取りになりそうなマネープラン。あれ、これやっちゃうと個人年金保険に入る意味って…?

それでも、今までは公務員など確定拠出年金に加入したくてもできなかった人は、職場の独自の年金制度などを利用する(そのようなものが用意されており、それを利用することで足りる)というのでなければ、自助努力で老後の備えを増やそうと思ったら個人年金くらいしかなかったかもしれません(「自助努力で老後の備え」というのの範囲によっては、自分で投信なり株なり運用するという道は常に開かれていましたが、とりあえずそれは置いときます)

しかし、もう「確定拠出年金に加入したくてもできない」ということはなくなります。
となれば、何が悲しくて、税制でも破綻時の保障でも劣る高コストな下位互換商品というべき個人年金保険に加入しなければならないでしょうか?
およそ個人年金保険という選択肢は誰からも消えてしまうといって差し支えないでしょう。
(「養老保険」とか、「解約返戻金をもらう前提の終身保険」などといったものも微妙は微妙になってきそうです。しかし、この辺には死亡保障機能も付いていますし、また企業向けに福利厚生制度(退職金制度の代用)として使ってもらうというやや違った意味合いのニーズもあるそうですから、必ずしも同列に論ずる必要はなさそうです)

このような状況下で、さて、保険会社は、あるいは顧客に直接熱心に売り込んできた窓販代理店は、どういう行動に出るんでしょうか?
特に変額型の保険は非常に手数料相当額が大きく、代理店にとっても収益源となるため、非常に熱心に売り込んでいるようです。一方で、そのような構図を金融庁が問題視する動きも強まっています。
業界激震!金融庁が銀行での保険窓販の手数料率開示を要請 (ダイヤモンドオンライン)
銀行窓販の保険手数料、開示見送り 金融庁、マイナス金利が逆風に (SankeiBiz)
販売手数料が10%の保険もあるから、保険の手数料開示をどんどん進めよう (一方通行投資で気楽に資産形成。)

しかし、既に個人年金保険が誰にとっても存在価値が無くなった(明らかに「劣った商品」になった)と言ってよさそうになった中で、それでも利益が厚いからといって熱心な販売を(確定拠出年金というものをよく知っていない人を誘導するなどして)続けるんでしょうか?
それとも、保険の本道に立ち返って「低確率だが損失が青天井な事象に多額な給付をする」という王道の中で商品性を磨いたものを開発・販売するように道を見直していくのでしょうか?
今までの主力商品が客観的に無価値になりかねなくなったこの局面だからこそ、保険会社・販売代理店の姿勢(顧客の資産設計と真摯に向き合うのか、利益最優先なのか)が問われそうです。

もとより、それでも不利な個人年金を望んで買ってしまう(おそらくは不勉強な)人もいなくなりはしないでしょう。不利な商品を買ってしまうのは、(なにか合理的な理由があるのなら格別、単に知識不足によるのであれば)完全に自己責任であり、特に同情も救済もする必要までは無いでしょう。
しかしながら、識見のある人はそのような商品をラインナップし販売を行なう会社に対し目線が今まで以上に冷たくなっていくことは確かでしょう。


日経プレミア 保険外交員も実は知らない生保の話 (日経プレミアシリーズ) (後田享) は、「確定拠出年金こそ老後資金の本命」とし、最優先すべきとしています。そして、個人年金保険が売れるのはネーミングによる効果(分かりやすそうなイメージ、及び「老後資金に備えるなら『年金』」という色分けをしてしまう感覚(行動経済学でいうヒューリスティック))であろうと指摘しています。
また、同書ならびに生命保険は「入るほど損」?!(後田享) では、個人年金についてコスト面や将来の給付金の実質価値などの検討から疑義を呈しています。両書とも他の商品の論点も含め一読して損は無いと思います。
後者の本については当ブログでもレビューしています。
 ・今こそ新生活に合わせてマネー問題を考えるとき。 【資産管理・運用に関する参考書籍群】
 ・横浜サカエ塾出版セミナー・忘年会
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[ 2016/05/25(水) 02:39 ]
[ 最終更新:2016/05/25(水) 02:52 ]

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