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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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国内高配当株式指数のインデックスファンド登場
UBSアセット・マネジメント株式会社は、5月27日付でEDINETに「MSCIジャパン高配当利回り指数」に連動するインデックスファンドの募集開始を内容とする有価証券届出書を提出しました。

内容は以下の通りです。

ファンド名称:MSCIジャパン高配当利回りインデックス・ファンド(毎月決算型・年2回決算型)
設定・運用開始日:平成28年6月14日
当初申込期間:平成28年6月13日
継続申込期間:平成28年6月14日~平成29年6月5日
決算日:毎月5日(毎月決算型)/3・9月5日(年2回決算型) *初回決算は平成28年9月5日
申込手数料:3.24%以内(消費税8%込み、以下各種経費につき同じ)
信託報酬:0.8748%
販売会社:UBS証券SMBC日興証券髙木証券  *SMBC日興証券、髙木証券は6月14日から取り扱い


(毎月分配型も9月5日までは決算しないってことでいいのかな?)



MSCIジャパン高配当インデックスは、MSCIジャパン指数構成銘柄を母体に、配当利回りや配当の質(継続性・成長性など)・財務状況などで抽出した銘柄を時価総額ウェイトで組み入れた指数です。
これまでのところ、TOPIXなど通常の市場平均指数に比して低リスク・高パフォーマンスと言われているようです。
いわゆるスマートベータ指数に該当します。
指数についての詳細は右の記事を参照して下さい。→ MSCIジャパン高配当利回りインデックスとは?  (インデックス投資で資産運用)


今般登場したファンドは、高配当系の指数に連動する日本株インデックスファンドとしてはおそらく初かと思います。
ETFでは既にiシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)(信託報酬0.2052%)が存在していました。
 *参考:iシェアーズから国内3番目となる高配当利回りETFの登場 (ほったらかし投資のまにまに)
ただ、日経225連動・TOPIX連動・ブルベア型以外の国内ETFのご多分に漏れず、このETFも出来高が微妙で、日々の乖離率も結構なブレがある状況が続いているようです。
1478出来高 1478乖離率

今回登場したファンドは通常の投資信託ですから、ETFのように流動性不足によって売買ができなかったり、予想外の高値・安値での約定をさせられてしまったりするリスクはありません(もとより、運用会社が下手なために指数と乖離してしまうリスクは残りますが)。
その意味で、より確実に高配当インデックスに連動する運用が実現できることになります。

また、同じく高配当系の運用を標榜するたわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略(信託報酬0.756%)・ひとくふう日本株式ファンド(信託報酬0.27%)との関係でも、コストこそ劣りますが、たわらplus・ひとくふうともにアクティブである上に必ずしも銘柄選定の過程が明確なわけではありません(配当やリスクを基準にはしているようですが、どのようにして抽出されているのかは分からない面があります)。

これらのことを考えますと、コスト面での不利にもかかわらず、高配当株式運用の選択肢として本ファンドは極めて重大な意義を持つといってよさそうです。
(また、たわらplus・ひとくふうの両ファンドに対する運用の巧拙の判断基準・比較対照相手としても使えそうです。ただし、それは本ファンドがベンチマークに対しトラッキングエラーなく運用できればの話ですが)

残念ながら現段階ではどの販売会社でも取り扱いの詳細(販売チャンネル、販売手数料、積立の可否など)は明らかになっていません。
また、主要ネット証券(SBI、楽天、マネックス、カブドットコム)などの取り扱いも現段階ではありません。
当初取り扱いがあることが分かっている3社のうち、UBS証券は個人の場合預け資産2億円以上の人が口座開設対象のようですから、実質的にSMBC日興証券と髙木証券のみの取り扱いとなりますが、両社とも積み立ての最低額が未だに10000円以上だったりするなど、必ずしも使い勝手の良い口座ともいえません。

やはり、ここは早急に主要ネット証券での取り扱い開始(ノーロード)を期待し、一気にインデックス投資家層への浸透・残高拡大を図ってほしいところです。
スマートベータ、特に高配当運用は近時注目を浴びているところでもあり、馴染みのある口座で低コストで取り扱われれば一定の人気は集まると思います。

昨年後半のiシェアーズの最小分散ETF・高配当ETFの登場以降、ひとくふう・たわらplusとスマートベータ系統の投信が続いていました。
この分野ではETF以外ではアクティブファンドが先行していましたが、インデックスファンドがここへ来て登場を見た事により、いよいよ(低コスト革命の年だった昨年に続き)「今年はスマートベータの年」という印象が強くなっていきそうに見えてきました。
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UBS | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/05/30(月) 22:32 ]
[ 最終更新:2016/05/30(月) 22:32 ]

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