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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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インデックス投資ナイト参加の所感(1)
今年もインデックス投資ナイト(7月9日実施)に参加してきました。

既に数多くの記事が執筆されていますので、まずはリンクがまとめられている箇所を。
インデックス投資ナイト2016、盛況のうちに無事終了。たくさんのお客さん、登壇者、会場スタッフ、実行委員のみんなに感謝! (梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)
インデックス投資ナイト2016 第1部ブロガー座談会に登壇しました&ありがとうございました! (インデックス投資女子 Around40 Happy Life)

本番の模様


今回のインデックス投資ナイトは2部構成でした。
第1部はブロガーによる座談会、第2部は有識者のディスカッションとなっています。

それぞれの模様は詳細な議事録が取られているブログもいくつかあると思いますので、細かな点はそちらに譲ります。
ここでは、特に気になった点を拾い出すことにします。



第1部


登壇者は、ゆうきさんおぱるさん、マスクマン、という3人。これに司会者がFPのカン・チュンドさんでした。

マスクマンはブロガーではあるものの正体は謎、という触れ込み……でしたが、早速「ittinです」と自己紹介されていました。
タンクトップ姿で筋トレが趣味という、性別は男性に見える方で(というか、妻がいるという発言もありましたから男性です。しかも子持ちです)、なにやら公表されているプロフィールと食い違いがあるような気もしなくもないのですが、本人がそう言うのですからあれがittinさんで間違いないのでしょう。

インデックス投資は明朗会計


これはおぱるさんの発言でした。インデックス投資は「すごく簡単」「ほったらかしにできる」「時間がかからない」と言われるがどうか、という問いに対するものです。
明朗会計という言葉、これは2つの意味でなかなかに本質を突いた指摘ではなかったかと思います。

第一に、市場平均にそのまま追随することだけが使命で、それ以上も以外も行う運用ではありません。従って、運用がきちんと行われているのかどうかを見極めるのが非常に明快だということです。

アクティブファンドでは、市場リターンよりも高いリターンや低いリスクの実現を目指してみたり、そもそもベンチマークを設定せずに絶対収益なるものを標榜してみたりします。
そして、その目標を達成するために名にやら複雑な評価基準でもってセクターや銘柄を抽出してみたり、場合によっては空売りを併用したりもします。
こうなると、いったい運用が好調なのか不調なのか、それは市況全体が良かった(悪かった)からなのか運用担当者の作戦や技量が優れて(劣って)いたのか、複雑に絡み合う諸要素を拾い上げて判断していかなければなりません。
これでは専門家にあらざる個人投資家にとっては自分の資産の運用状況を評価するのが非常にハードルが高くなります。
インデックス投資であれば、単純に連動対象の指数とどれだけ乖離せずについていっているかを見れば評価は終わりですし、ついていけていないようであればそれはコストが高すぎればそのせいですし、コストがそれほどでもないのにパフォーマンスが乖離しているとなればそれは運用が下手だというだけです。非常に単純明快です。
初心者でも評価が簡単だという意味で、明朗会計という言葉は本質をついています。


明朗会計ということの第二の意味は、これは投信であればアクティブでも同じですが、保有資産もかかった経費も収益も全て正確にありのままに表示されるということです。
保有資産の評価額は取引所で付いた価格がベース。コストといってもせいぜい売買委託手数料や租税、監査費用くらい。会計の知識のある(それしかない)監査法人でも実効ある検証ができます。
取引の記録は信託銀行が持っているし保有資産そのものも信託銀行が持っているから、偽装とか持ち逃げとかのリスクもない。
何かにかこつけて運用会社が私服を肥やそうとしたり投資家に不当な損失を及ぼそうとしても、それをばれずに実現しようとするのは極めて困難です。

世の中には、そのような制度的保障がない運用スキームもあまた存在しています。
そのような商品では、思いもかけなかった費用が後から課せられたりしても、それが合理的なものなのか業者が私服を肥やしているだけなのかも判断できません。
また、取引所の相場のある運用対象だけでなく、非上場証券や現物資産が含まれているとなると、仮に監査法人が付いていたとしても評価額が適正なのかどうか正確に判断できない場合もあるでしょう。そうすると、いったい自分が今幾らの資産を持っているのかすらも分からないということになります。
さらに、業者が資産を持ち逃げしたりする事も可能でしょう。

こうした恐れがなく、全てがありのままに正確に表現されるという意味で、極めて明朗会計だといえるでしょう。

7月18日追記
おぱるさん本人が解説記事を書かれています。
インデックス投資は明瞭会計 (インデックス投資女子 Around40 Happy Life)

鮨屋でいったら、値段がちゃんと書いていて、それぞれのお魚やお米の産地と原価が丸見えで、いちばん安い手数料(手間賃)の大将を選ぶことができちゃうって感じ。(大将の商売がやっていけるのか心配…)。
これは、当記事で説明したことを簡潔的確に纏めてくれています。

コスト不明瞭な商品のイメージも取り上げつつ説明されているので理解しやすいかと思います。
是非ご一読を。


ここで取り上げられている変額年金については、弊ブログでも取り上げています。
変額年金よりも確定拠出年金。変額年金よりも確定拠出年金。大事なことなので2度言いました

もっと酷いのは過去に問題になったワインファンドなど、およそ実効性のある資産評価も監査もなかったと推定されるスキームでしょう。匿名組合系は大抵この仲間になるでしょうね。
ワインファンド取り潰し。運用実態の見えないものに投資するのはやはり駄目です。

現物不動産などというのも、コストがなかなか読み切れず想定外の損失を負いやすいものの代表選手です。(ただ、これは騙す悪意などが誰にも無くても、一種の事業経営であるという性質上やむをえないものではあります)
現物投資のリスク顕在化は洒落にならない。チャリンチャリンどころではない

(追記終わり)

確定拠出年金がインデックス投資の広まるきっかけになる


ゆうきさんもマスクマンも指摘していました。
是非そうなってほしいものです。

そもそも、ゆうきさんが指摘していたように、GPIFを通じて国民はみなインデックス投資をしているという背景もあります。
そして、さらに「年金」と名のつくDCで投資商品に触れる。ここでGPIFとの対比から、投資の意味合いについて視野を広げられると思います。
内外の株式の比率が2割程度で2014年10月以前のGPIFと同程度のリスクレベル、5割程度で現行のGPIFと同程度です。年金を通じてそれだけのリスクを自動的に取っているのですから、DCで多少株式を持っても無闇にリスクが高まっていることにはならない、という風な思考に至れれば、リスク資産への投資に一歩二歩踏み出せるきっかけになるような気はします。

また、DC口座を通して自身の年金原資として見えることにより、「株価が上がってもそれは富裕層にしか関係がない…」などとと主張する一部の言説にも惑わされなくてすむようになることが期待できます。
そもそも株価が上がるというのは企業の業績が現在好調であったり、今後向上が見込まれるということを反映するわけでもありますし、また企業の資金調達が有利にできることから自分の勤務先が(あるいは取引先が)企業活動をより活発に行える原動力にもなりえます。
そう考えると、まさに株価上昇を実現する政策こそ経済的にも国民に恩恵をもたらす正義といって差し支えないわけですが、個人別の年金資産の中に株式が入ることでよりいっそう株価上昇の恩恵が直接目に見えやすくなるのは良いのではないかと思います。

下落時に投資をやめたくなるか


会場内には、直近の英国のEU離脱問題による相場急落時に投資をやめたくなった人は一人もいなかったようです。
ここに来る人はそもそも大体がある程度訓練された人たちだという点を考慮する必要がありますが、それにしても心強いところです。

そもそも長期の期待リターンがプラスであるという前提の下で投資を始めたはずであり、本質的にも(特に株式は)企業の拡大再生産・収益稼得に伴って将来的には株価は上昇していくわけですから、一時的に相場が下落したくらいで特に現金を使う用件もないのに売却・撤退をしてしまうのは全く筋の通らない話です。
むしろ、そういうときこそ買付のペースを上げるくらいでいたいものです。
私は相場が数パーセント下落するごとにETFの買付をするよう、投信の積立設定とは別に常に指値を設定しています。(もっとも、あまりタイミングが噛み合わないことが多いのか、意外に約定しませんが…)

おわりに


このブロガー座談会は、各自自分の経験を交えて個人目線で話をするので、非常に親しみやすいものとなっています。
特にマスクマン氏は、「いじりたがりだったがバランスファンドと大して変わりない」「追加投資しすぎて肝心のときに弾切れ」など、自身の体験や感覚を取り上げて説明をしたり、そういう「経験から地に足の着いた理論を帰納する」のはなんとなくこの本の書きぶりに態度として若干通じるものもあるように思いました。
…………自称本人ですから似てても当たり前ですね。

ともあれ、全体として非常に有意義なセッションでした。


第2部等についてはまた改めて。
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インデックス投資ナイト | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/07/15(金) 01:39 ]

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