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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
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今度はまともなくふうになりそうか、ひとくふう先進国株式
8月1日付でEDINETに新たなファンドの有価証券届出書が出ていました。

ファンド名称:ひとくふう先進国株式ファンド
設定・運用開始日:平成28年8月31日
当初申込期間:平成28年8月17日~30日
継続申込期間:平成28年8月31日~平成29年12月31日
決算日:3月3日 *初回決算は平成29年3月3日
申込手数料:なし
信託報酬:0.324%(消費税8%込、以下諸経費につき同じ)
販売会社:SBI証券、楽天証券


大和住銀のひとくふうシリーズ、日本株式・世界国債(為替ヘッジあり)・新興国株式に続いて4本目の登場となります。



直近発表された新興国株式が「船頭多くして船山に上る」「下手の考え休むに似たり」になりそうな気配しかしないファンドオブETF形態の投資信託だったことで、やや行く末を危ぶむ気にさせられてしまったひとくふうシリーズでしたが、この度は元に戻りました。
今回は、(マザーファンドの)投資対象としては株式に直接投資です。
MSCIコクサイ構成銘柄を抽出母体として、「価格変動リスクを相対的に抑えることを目的」とする最小分散系の運用となります。

ひとくふう日本株式ファンドと同様の運用手法と言えます。
先進国株式で類似の運用としては、たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略があります。
たわらplusは私も積み立てているのですが、信託報酬が0.918%ですから、コスト面ではかなり大きな差がついています。今後どうしようかちょっと悩ましくなるところです。
信託報酬0.324%がどのような水準かというと、MSCIコクサイをベンチマークとするファンドの中ではたわらノーロードやニッセイ<購入・換金手数料なし>には若干劣るものの、それ以外のSMTやインデックスeなどよりはかなり優位に立っています。インデックスと比べても準最低コストと言えます。
参考:低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年6月更新) (インデックス投資日記@川崎)

ただし、たわらplusの場合はポートフォリオ構築基準としてインカム水準を考慮要素とすることが明記されており、リスク水準と合わせ独自の定量モデルを利用しているそうですが、ひとくふう先進国株式はインカムの水準については言及が無く、「価格変動リスクを相対的に抑える」をどのようにして実現するのかは不分明です。(このため、完全に同じ戦略とは言い切れません)
また、ひとくふう日本株式では母体が高ROEを採用基準に含むJPX400でしたから、ファンドのポートフォリオも自然と高配当・高株主還元の性質を帯びたものになりそうですが、ひとくふう先進国株式はMSCIコクサイが母体ですから特にそういう性質付けが必然的になされるわけではありません。
従って、ひとくふう先進国株式のポートフォリオがどういう特性を持つかは必ずしも見通しがつきませんし(最小分散という点を除く)、たわらplusとは値動きが相当程度異なってくる可能性もありそうです。

ともあれ、最低コストインデックスファンド並みの信託報酬で一味違う運用と値動きをするファンドが増えたことは好感を持って受け止めてよいと思います。
今年はスマートベータの年、という印象がますます強まってきます。

(今度はひとくふうリートかな……?)
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ひとくふう | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/08/02(火) 00:22 ]
[ 最終更新:2016/08/02(火) 00:22 ]

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