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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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美味しい預金だけきちんと選んで使おう |
誕生日が近付いてきたので(記憶が定かでないのですが、確か29回目だったと思います)、新生銀行のハッピーバースデー円定期預金を申し込んできました。
この定期預金は、最近届いた新生銀行からの郵便物の中に入っていた案内で知りました。 誕生月前月1日から誕生月末日までの間に他行や他人から入金された新規資金で定期預金を作成すると、100万円以上500万円未満で年率0.3%、500万円以上3000万円以下で年率0.5%の特別金利が適用されます(ただし、3ヶ月ものですから実際の受取額はその4分の1から税金を引いた額になります)。 辛うじて500万円ぎりぎり集まったので、0.5%を享受します。(我が資産は既に定期預金になっていたり有価証券になっていたりするのが大半なので、決済資金を除く現金としてはほぼ限界) 現時点の金利情勢では異例の水準と言えます。
店頭申込限定なのでやや面倒ですが、ちょうど出先に直行のため時間に余裕があった機会に店頭を訪れることができました。
勧誘の端緒になっているので注意 この預金を申し込む際には、「コンサルティングに当たってのお伺い」なる書類を書かされます。 この書類は、資産運用の経験年数(商品類型別)や保有資産額、リスクに関する考え方(元本割れ回避を重視するか、リスクを許容しても値上がり益を追及するか)などを問うものです。
定期預金を作成してくれと言って訪問しているのですから、その場ですぐに違う運用商品を買わされることは幾ら何でも無いと思いますが(少なくとも、私の場合は違う商品への誘導などはなく定期預金作成の手続きはスムーズにやってもらえました)、満期後にはこの「お伺い」の結果を元に商品を売り込もうとする意図は明白に感じられます。 実際、私もブースでは行員に「満期後の資金はどうするか決めているか」聞かれましたし、その人が処理をしている間に待合席で別の人に「満期の頃に商品の案内の連絡をさせてもらっても良いか」聞かれました。(案内の連絡についてはにべも無く拒否させてもらいましたが) ブース内では、NISAは既に利用しているかも聞かれましたから、とりあえず預金の次はNISAを端緒に運用商品に引き込もうとする方針でしょうか。「NISA利用だと投信の販売手数料が無料になるということを同行のNISAのメリットとして強調されたときには内心苦笑いを禁じ得ませんでしたが(販売手数料無料などネット証券を使えばNISAならずとも当たり前の話で、そんなものメリットでも何でもありません)、「既にNISAではノーロード投信やバンガードのETFなどを利用している」旨をお話してお引き取り頂きました。
どの程度の人数が商品の売込みを受けて何かを買うのかわかりませんが、3ヶ月の高金利の後に高コストな商品を掴まされないよう、この定期預金を申し込む際には注意しないといけません。
色々と勧誘のきっかけは用意されているけれど 訪問した店内の壁には、夏のギフト券キャンペーンのポスターが掲示してありました。投信や仕組預金・仕組債などを購入すると、金額に応じてギフト券がもらえるというものです。 このギフト券キャンペーンは冬にもやっていたようですし、合間の時期にも運用相談と保険のご案内でハーゲンダッツ ミニカップギフト券プレゼントキャンペーンなど、色々やっていたようです。 定期預金の満期の時期には、「お客様、ちょうどこういうキャンペーンをやっておりますので満期資金の運用に関して是非ご利用を」という親切な案内がもらえる人が多いであろうことが容易に想像できます(私は連絡そのものを断ったのでそれも無いでしょうが)。
ただ、ギフト券キャンペーンですと一番有利な「3000万円購入でギフト券10万円獲得」のケースであっても0.33%の戻りに過ぎないのに対し、対象となる投資信託では販売手数料が1%以上かかります。(仕組系ですとブラックボックスな部分も多くなりますが、デリバティブの隠れた手数料を勘案すると実質的なコストはもっと高い可能性もありますし、流動性リスクも跳ね上がります) 投資家にとってはどう見ても帳尻が合わず、いったい誰がこんなキャンペーンに乗るのか謎ですが、繰り返し開催されているということはそれなりに利用されているのでしょうか。
ハーゲンダッツ券のキャンペーンでは、運用相談だけして(適当に聞き流して)商品を買わずに帰ればハーゲンダッツだけ貰えますから、こっちの方が有利です。ただ、仕組とか保険とかに誘導されてしまうと途轍もない高コストが取られることになりますから、気をつけないといけません。
今回のハッピーバースデー定期のように明白に有利な条件の商品は、条件に合致して資金が用意できるのなら躊躇なく利用でいいでしょう。 一方で、それを端緒にしたり別途のキャンペーンなどを実施したりして売り込んでくる商品については、果たして本当に有利なのか不利なのか、冷静に利用価値の有無を計算して判断するプロセスが欠かせません。
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預金
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[ 2016/08/20(土) 02:55 ]
[ 最終更新:2016/08/20(土) 02:55 ]
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