海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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セゾン投信が楽天証券の個人型DCに参加するそうだが…セゾンのフィールドはそこでいいのか
楽天証券の個人型確定拠出年金にセゾン投信のファンドがラインナップされるとの報道があり、話題になっているようです。
楽天証券が個人型DCでセゾン投信と組む理由 (東洋経済オンライン)

東洋経済によりますと、
そして、楽天証券の個人型DCにおける注目点は、セゾン投信が設定・運用している2本のファンド、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」を選べることだ。

ということで、既にセゾン投信が直販で販売している2ファンドと同じものに投資できるようです。

今まで「分散投資が1本で実現する」「コストが低い」ということで人気のあった直販ファンドがDCでも買えるようになるということで、界隈は沸き立っているようです。
ただ、実際問題これがどこまで歓迎するに足る話なのかというと、さほどのものではないという気がします。
楽天証券でDCを始めようと考えている方々は、あえてその中でこのファンドを買う必要性があるのかどうか。



2ファンドのうち、インデックスファンドであるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、信託報酬が0.69%となっています。
確かに、この数字は一昔前であれば十分に低コストというに足りる数値だったでしょう。
しかし今はどうでしょうか。

個人型DCをわざわざ自分の意思で始めようという程度に意識の高い方であれば、当然他社のDCも調査して比較検討しているはずです。
そこで、SBI証券のプランを見てみますと、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドで0.594%、野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)が0.5724%というあたりが高いところで、あとはDCニッセイ外国株式インデックスが0.2268%など数段低いファンドが並びます。
これらを組み合わせることで、コストはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドよりも格段に低く、しかも自分好みの比率での運用が実現できるのです。
バランスファンドを見ても、DCインデックスバランス(株式80)が0.216%など、やはり水準が違います。

無論、楽天証券のDCも、先発であり何かと比較対象になるであろうSBI証券より殊更に不利なラインナップにするはずはありませんから、これと同等程度の商品が並ぶ可能性は高いと思われます。
また、楽天証券の一般商品まで目を広げて調べてみても、たわらノーロードシリーズやニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズなどの低コスト商品を使えば、新興国株式でも0.5346%、他のクラスでは0.2%台が並び、バランスファンドでもSMTインデックス・バランスオープンが0.54%、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)が0.3672%といった水準のものが並んでいるのですから、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの割高感が一層際立ちます。
そんな中で、あえてセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを購入する理由があるでしょうか?
ネームバリューに惑わされることなく、明確に差のあるコストについては冷徹に判断して投資先ファンドの取捨を選択したいものです。

セゾン資産形成の達人ファンドはアクティブファンドですから、運用手法の好き嫌いや信頼感などの要素も絡んでくるため、一概には割り切れません。
しかし、1%超の高コストを負担し続けるのか、向こう何十年と続く長期間に亘って高パフォーマンスが続くと考えることができるのか、それが難しい問題となってきます。


セゾン投信は、ここ1,2年のコスト低下競争にはほぼ参加してきませんでした。
信託報酬が低下した実績はありますが、それは組入れ先のバンガードのコスト低下を反映したものに過ぎません。
その結果、投資家が比較対照するであろう、DCラインナップに並ぶであろうファンド群や一般口座のファンド群と比較すると、非常に見劣りすることになっています。
「徹底した長期投資と低コスト主義」などと言っても、実態はこんなものです。
個人型DCへの加入を考える層、長期運用においてはコストの削減こそが最重要という意識を一定以上強く持っているであろう層を相手に、このような状況で売り込むのは、正直言って非常に厳しいのではないかと思います。

今のセゾン投信が本来売り込みをかけるべき(効果が見込まれる)場があるとすれば、個人型DCなどという顧客側にファンドのコスト比較や運用戦略の組み立ての意識・能力がある(そして、1枚の紙やウェブページに一覧で載ってしまうため比較作業も容易にできてしまう)フィールドではなく、「顧客にそのような能力がなくて誘導されるがままに高コストなファンドでも買ってしまう」というフィールド(典型的には、銀行・郵便局・証券会社の窓口に買いに来るような層)でしょう。
後者のような顧客層に対し、運用戦略が真っ当でコストも比較的には低廉な選択肢として、投資経験の入口を提供しつつ、本格的な(より低コスト・より自由度の高い)運用を学ぶまでの時間やモチベーションを提供する、彼我のコスト水準やバランスファンドであることなどを考慮するとそれこそが存在意義だと思います。
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独立系 | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/09/08(木) 03:36 ]

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