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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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期待通り、一挙にマイナスコストでの運用に舵を切れそう |
SBI証券での米国株の貸株サービスは、貸株金利が付与されるのは9月26日からですが、サイト上では既に銘柄ごとに金利が確認できるようになっています。(実際に貸し出されないわけですから、現段階ではあくまで参考数値になりますが…)
 この画面でティッカーコードを入力すると、該当銘柄の日ごとの適用金利が表示できます。
ためしに検索してみましょう。
 これは凄い。経費率0.14%のVTが、貸株金利0.3%もつきます。 差引き年率0.16%もの差益が出る勘定でして、3年程度長期保有してしまえば買付時の手数料(0.45%)を取り返すことができます。 (貸株金利は雑所得として課税されるので実質的な利益としてはもう少し下がること、金利は日々の時価に掛かるので株価動向によって金額が動くこと、利率自体も日々変動の可能性があること、に留意する必要があります)
他にいくつかのファンドをまとめてみます。
銘柄 | 連動対象 | 経費率 | 貸株金利 | 差引きコスト |
---|
VEA | FTSE先進国オールキャップ(除く米国) | 0.09% | 0.10% | ▲0.01% | VWO | FTSEエマージングマーケッツオールキャップ(含む中国A株) | 0.15% | 0.10% | 0.05% | VXUS | FTSEグローバルオールキャップ(除く米国) | 0.13% | 0.30% | ▲0.17% | VSE | MSCI USインベスタブルマーケット生活必需品25/50 | 0.10% | 0.30% | ▲0.20% | VHT | MSCI USインベスタブルマーケットヘルスケア25/50 | 0.09% | 0.30% | ▲0.21% | VIG | NASDAQ USディビデントアチーバーズセレクト | 0.09% | 0.30% | ▲0.21% | VOO | S&P500 | 0.05% | 0.05% | 0.00% | VTI | CRSP USトータルマーケット | 0.05% | 0.10% | ▲0.05% | VYM | FTSEハイディビデンドイールド | 0.09% | 0.20% | ▲0.11% | BND | バークレイズ米国総合浮動調整 | 0.06% | 0.10% | ▲0.04% | BNDX | バークレイズグローバル総合(米国除く)浮動調整RICI | 0.15% | 0.30% | ▲0.15% | IVV | S&P500 | 0.07% | 0.10% | ▲0.03% |
結構な数のファンドが、差引きでマイナスのコストになってしまっています。 また、S&P500に関しては、バンガードのVOOよりiシェアーズのIVVの方が低廉になる逆転現象も起こっています。
ここまでコストのマイナス幅が大きくなってくると、本格的に運用手段を米国ETFにシフトしようかという誘惑に駆られます。 今までは買付時の手数料が無料になるNISAでだけ米国ETFを利用していましたが、こうなってくると特定口座での運用も投信を買い付けるよりVT1本に切り替えて▲0.16%の運用コストで運用するというのはかなり有利になってきます。 (VTI+VXUSとか、VTI+VEA+VWOといった組合せにするよりVT1本のほうが低廉となります)
また、サテライトでも生活必需品やヘルスケア、連続増配株といったあたりが▲0.2%ものマイナス幅になっているのは頼もしい限りです。 ひとくふう・たわらplusシリーズや、SMT米国株配当貴族といった商品を使っているところですが、ちょっと切り替えを検討したくなります(実際には、現在の積立額を前提にするとサテライトのほうは半年分くらい一気に行かないと購入時手数料が高くなりすぎてしまいますから難しいところですが…)。
まさか貸株金利でここまでのインパクトがあるとは予想を超えていました。 運用コストはパフォーマンスの足を引っ張る大きな要因でありこれを引き下げるのが投資家の留意すべき点ですが、ここまで劇的に下がる、どころか逆に利益をもたらすところまでくるとは。 しかも、このマイナスコストは運用会社たるバンガードやブラックロックが身を削っているというのではなく、彼らはちゃんと正規の信託報酬を得た上で、貸株金利については違う人たち(空売り投資家など貸株市場参加者)がお金を出してくれているという話ですから、特に誰かが泣かされる形で実現しているのではないだけに、持続性についても特に仕組み上の問題はない話です。(もとより、貸株市場の需給によって金利が増減するリスクは厳然として存在します)
このような劇的なコスト削減策を提供してくれたSBI証券には感嘆の意を表さざるを得ません。 是非、これを活用する道を探って行きたいと思います。
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外国株・ETF
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[ 2016/09/11(日) 02:22 ]
[ 最終更新:2016/09/11(日) 02:22 ]
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