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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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UBS (5)
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伏兵、フィデリティ。日本株高配当は差し当たりここが主力に?
登場時に当ブログに鳴り物を入れた、UBS MSCIジャパン高配当利回りインデックス・ファンド
残念ながら、ろくな販売会社がなくどこで買っても1億円未満で2.16%程度(池田泉州銀行にいたっては5000万円未満で3.24%)もの販売手数料が取られるありさまで、当然というべきか純資産はまったく伸びていませんでした。

国内高配当株式指数のインデックスファンド登場<./a>
今のところ販売会社にとっての「高配当」だった模様。
SBI証券でもMSCIジャパン高配当インデックス来た……が。


11月18日現在、毎月決算型が純資産1.06億円、年2回決算型が純資産1.29億円で、しかも各1億円ずつは当初自己設定と思われるものですから、売れ行きは寂しいの一言です。

ところが、今度こそ話が変わってくるかもしれません。
11月16日から、フィデリティ証券が販売を開始したのです。




フィデリティ証券でも、2.16%の販売手数料が掛かることになっているのは実は既存の販売会社と同様です。

しかし、この会社は頻繁に無条件・全ファンドの販売手数料無料キャンペーンを実施することで、知る人ぞ知る穴場です。
今現在も、10月24日から12月22日までの日程でキャンペーンが行われています。
また、そのほかにも「口座開設後から3ヶ月」や「NISA口座(ジュニアNISA含む)」など、手数料無料条件が設定されています。
フィデリティ証券投資信託の評価・解説 (ノーロード投資信託徹底ガイド)

つまり、ようやく、このMSCIジャパン高配当インデックスにノーロードで投資する道が大きく開かれたことになります。
いくら高配当といっても、スタートの段階で2%ものマイナスを食らわされては、それを取り戻すまでのロスが大きすぎて意味がなくなってしまいます。これでは投資できません。純資産も伸びっこありません。
今回、そのような問題点が(完全ではないにせよ)大きく縮小したことで、資金の流入を呼び込む要因になる可能性はあります。

特に、NISAで買付手数料無料ということになりますと、高配当運用と非課税効果との両輪で、長期運用をしたときの魅力が俄然出てきそうです(特に、ジュニアNISAや現在議論中の積立NISAなど、より長期間保有できる場合)



もっとも、まだまだ改善点はあるでしょう。

例えば、信託報酬が0.8748%というのはなかなか辛いものがあります。
TOPIXは信託報酬が0.2%を割り込んでくるようになってきている一方で配当利回りは2%程度。これに対し、MSCIジャパン高配当インデックスは信託報酬0.8748%で配当利回りが3.1%。配当の差分とコストの差分を比較してみるとなかなか微妙な面はありそうです。

更に、信託期限が2026年9月7日に設定されているのも難点です。

とはいえ、i-mizuhoインデックスシリーズが4大ネット証券で販売を開始して以降、若干ながら純資産の増加も加速し、信託期間も順次撤廃されて無期限になったのは記憶に新しいところです。
やはり、信託報酬の引き下げや一旦期限付きで始めたものの無期限化といったアクションを起こすには、それなりに資金が集まっている事実がないと動きにくいという面はあるかもしれません。

そうした意味で、ノーロードというまともな買付環境が開かれた今回の展開は歓迎したいところです。
特に、本ファンドは「高配当株インデックス」という、投資戦略としてニーズはありつつもETFを除けば競合の無いものですから(「配当貴族」(SMT)・「高配当低ボラティリティ」(たわらplus)など、似て非なるものはありますが)、これが商品としてきちんと生き延びてくれればかなり重要な意義があります。

なんとか、巻き返しのきっかけになってくれることを祈るばかりです。
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UBS | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/11/19(土) 00:12 ]
[ 最終更新:2016/11/19(土) 00:12 ]

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