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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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Fund of the Year2016に投票
投信ブロガーが選ぶFund of the year 2016が今年も開催されております。

昨年に続き、今年もそろそろ投票しておこうと思います。

今回も例年と同様、5ポイントの持ち点を最大5本のファンドに配分することになります。

昨年の投票基準日以降、たわらノーロードシリーズの登場に始まって、iFreeシリーズの登場やニッセイの更なる値下げなど、インデックスファンドに限っても大きな動きのあった年となりましたが、さらにアクティブファンドでもスマートベータをはじめとするコスト低下や新型の商品導入が相次いでいます。
かなり悩ましい年ですが、当ブログとしては以下のように配分することとしました。

ひとくふう日本株式ファンド 4ポイント
SMT日本株配当貴族インデックス・オープン 1ポイント




スマートベータ運用の年の嚆矢となったひとくふう


ひとくふう日本株式ファンドは、3月4日に設定された、JPX400構成銘柄を母体に価格変動リスクを抑えることを目標として運用する、最小分散的なアクティブ(スマートベータ?)ファンドです。
アクティブファンドの範疇に入るものでありながら信託報酬0.27%(消費税込)と、最低水準のインデックスファンド並み(当時。現在は0.2%を切ってくるファンドも登場しているのでやや不利になってきましたが)ということでも注目されました。

実際の運用を見てみますと、残念ながらリターンは現時点では明確な優位性を示していません(勝ったり負けたりしています)が、明らかに価格変動幅は抑えられているようです。
ひとくふう日本株-手数料なしJPX_20161118
なお、設定日の3月4日から11月18日までのひとくふう日本株式の実績リスク(年率。年間日数を245日とした)は17.59%と、<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX400インデックス23.14%を下回っています。

このひとくふう日本株式の登場を皮切りに、たわらノーロードplusシリーズやUBS MSCIジャパン高配当インデックスなど、今まで無かったスマートベータ型ファンドが、「投資に耐えるまともな信託報酬水準で」続々と登場することになりました。
スマートベータ時代の本格的な幕開けを開いた功績を賞して、4ポイントを投じることとします。

ヽ(´ー`)ノ 。oO(集中票を投じたのは、決してひとくふうへの投資によって取材を受けることができたからだなどという感情論ではない……)

ヽ(;´ー`)ノ。oO(……いや、正直全くないともいえない………)


増配株投資がやっとできるようになったパイオニア、SMT日本株配当貴族


SMT日本株配当貴族インデックス・オープンは、8月30日に設定された、S&P JPX配当貴族指数に連動するファンドです。
「10年以上連続増配または安定配当維持」の株式を組み込むこととされている指数であり、これに連動するファンドは史上初です。
増配株に投資するというのは投資戦略として極めて有力かつメジャーなものであるにもかかわらず、そのような戦略のファンドはこれまで信託報酬1%を超える高コストなアクティブファンドしかなかったところであり、ようやくインデックスファンドで低廉なコストでの投資が実現した意義は極めて大きなものがあります。
SMT日本株配当貴族vs手数料なしTOPIX20161118
残念ながらこちらも従来型のインデックスファンドとの関係では成績が奮っていません。
もっとも、実績リスクではSMT日本株配当貴族インデックス18.04%に対して<購入・換金手数料なし>TOPIXインデックス20.36%と、配当貴族の方が若干低くなっています。
増配株という戦略自体、年数を掛けていって徐々に効果が発現していくものでしょうから、少し長い目で見る必要もあるのかもしれません。

ともあれ、連続増配株という道を開き、「スマートベータの年」の一翼を担った功績を称えて1ポイントを投じます。


……なお、同時期にSMT米国株式配当貴族インデックス・オープンも登場しており、こちらにも票を投じようかと思ったのですが…
SMT米国株配当貴族vsimizuho米国株式20161118
流石にこのありさまでは票を投じるのは躊躇われ、見送りとなりました・゚・(つД`)・゚・


例年にない混戦模様か


今回は冒頭にも述べたとおり、インデックスファンドだけでも数多くの候補が現れています。
それに加え、アクティブファンドでもたわらノーロードplusのようなスマートベータ系もあり、銘柄を選別する系統の従来型アクティブファンドでもiTrustシリーズなど登場しています。

DCやラップにも注目の集まった年でしたから、DC口座内やラップ口座内での販売が開始または予告されているファンドは、もしかすると外部販売のみのものより票が集まるかもしれません。
SBIのDCではiFreeニューヨークダウとかジェイリバイブ<DC年金>やひふみ年金、楽天のDCではセゾン投信の2本やたわらシリーズ等。さらに両社とも三井住友DCシリーズ。
加えて、さわかみもDCを発表するなど注目を引きそうです。
ラップでは、ステートストリートMAシリーズや、楽天のDFAグループとの提携ファンドなども案外面白そうかも知れない(ラップで運用するような人が、個々のファンドに注意を向けていればの話ですが……)。

TAA型のバランスファンドも、emaxisが最適化バランス(マイストライカーほか)を出すなど動きが出ています。Fund of the Year2015では、トレンド・アロケーション・オープンが17位に入っていましたから、この系統のファンドにも今年は更に票が入ってくるやもしれません。

ETF勢では、「設備・人材ETF」というものが投入され……って、それは気にしなくていいですか?(^^;
海外ETFにおいては、バンガードが例のごとくエクスペリエンスコストを下げれば、iSharesも最近になってコストを低下させてきており、バンガードを凌ぐ勢いになってきているファンドもあるような話も聞こえてきます。


ざっと現状を概観してみただけでも、人気を呼ぶ理由のありそうなファンドは例年になく入り乱れそうな、混沌とした情勢になっていきそうです。
それだけに、投票の価値も例年になく高まりそうな気がします。

投票資格があってまだ投票を済ませていない方々は、忘れずに投票を済ませる方が良いと思います。
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Fund of the year | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2016/11/21(月) 08:00 ]
[ 最終更新:2016/11/21(月) 08:00 ]

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