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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
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MAXISサイトに「よろしく」登場。知名度や人気はよろしくなるのかなぁ…?
MAXIS ETFの公式サイトに、「ブラックジャックをよろしく」を原作とするPR漫画「MAXISによろしく」が公開されています。

「ブラックジャックによろしく」はどういうわけか金融・投資界隈でのPR資料の素材としてやたらと人気が高く、【ブラックジャックによろしく 投資】と検索してみますとこんなにたくさん引っかかってきます。

インデックスファンドによろしく(exe-iシリーズ)
インデックスファンドによろしく(りそな銀行)
NISAによろしく(マネックス証券)
積立投資によろしく(福岡銀行)


今回、ここにまた一つ加わったことになります。似たようなのが乱立して何が何やら(^^;

いきなりマイナーなテーマから来た


さて、この「MAXISによろしく」は現在2本の漫画がアップされています。
そのうち1本目はETFとは何ぞやという超基礎分野ですが、もう1本がいきなり変化球です。クオリティ150とは、ときました。
ROEや財務健全性などに着目し、「クオリティの高い」企業を組み入れていることをアピールしています。
日経平均やTOPIXに比べ、指数そのものが新しく、JPX400や「設備・人材」系の指数などのように報道で取り上げられもしていないため、こうして簡単に紹介されるのは意味のあることではあるでしょう。
真っ先に取り上げられたのは意外とありな選択だったかもしれません。

実際、このファンドは比較してみると結構パフォーマンスが悪くありません。
クオリティ150比較
JPX400指数やTOPIXにも負けずに付いて行っており、最小分散系の低コストアクティブファンドを置き去りにしています。
選択肢として十分ありえそうな投資対象であることを知らしめ、資金を集めるきっかけにしたいところでしょう。



どうやって確実に想定顧客に届けるのか


残念なことに、パフォーマンス自体は悪くないはずのこのETF、絶望的に出来高がありません。
MAXISクオリティ150(1) MAXISクオリティ150(2)
出来高1桁の日が多く、ゼロの日も散見されるありさまです。
これでは売買が出来ない可能性が危惧され、せっかくパフォーマンスに期待が持てても絵に描いた餅となってしまいます。
こういう状況だからこそPR漫画を作って客を呼ぼうとしていることはよく分かります。

ただ、そもそもどれだけの人がわざわざETFの公式サイトまでアクセスするだろうか、と考えると、ウェブサイトに掲示しただけだと知名度向上効果は限られるかもしれません。
(emaxisなどインデックスファンドシリーズの公式サイトなら新商品情報や基準価額変動要因の確認のために見に行く理由もあるかも知れないが、ETFはなまじ市場価格で取引されるものであるだけにサイトで資料を見る動機があまりなさそう)

となると、例えば、紙媒体のパンフレットにして三菱東京UFJ銀行や三菱UFJモルガンスタンレー証券の店頭の目立つところに設置するとか、知名度を向上させ投資を呼び込みたいならそのくらいのことはする方がよいかも知れません。

更には、せっかく販売会社をグループ内に抱えているのですから、ラップ口座の中での買付対象に入れるとか、より直接的に売買高を増やすやりようもありそうな気はします。(ラップ内では公募投信を買うことが多いですが、公募投信のemaxisJAPANクオリティ150インデックスが信託報酬0.432%なのに対してETFが信託報酬0.2592%ですから、顧客の利益を重視するならコスト面ではETFを買う合理性があります)
あるいは三菱UFJ国際投信自身でバランスファンドを組成して、その中に組み入れるとかでもよいでしょう。
実際、米国ではETFの残高が増える要因として、ラップ口座経由での買付や投資アドバイザー(ロボ含む)の推薦といった要因も大きく寄与していると聞きますから、見習う点はある気がします。


このファンドに限らず、日本ではETFの銘柄そのものは色々面白そうなもの(小型株も、新興市場株も、高配当も、最小分散も揃っている)があるにもかかわらず、実際に売買されるのは日経平均・TOPIX・ブルベアが圧倒的で、こういう真面目に運用し続ければパフォーマンスが期待できそうな商品も実質的に余り機能していない。
そういう状況があるからでしょう、RTFをテーマとするセミナーに行っても、日本のETFには申し訳に触れる程度で、ETFを使った投資戦略とかの話になるとほぼ全て海外ETFの話になってしまうのはなかなかに寂しいものがあります。

国内ETFの中に存在する、味付けの効いた銘柄の存在を如何に投資家に認知させ買わせるのか。それとも、知られず売れず開店休業状態のままで構わないのか。
国内のETF関係業者には、継続的に問われ続けている課題だと思います。
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[ 2016/12/06(火) 00:38 ]
[ 最終更新:2016/12/06(火) 00:38 ]

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