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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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気付く人は気付く。そういう人は頼もしいし応援のしがいもありそう
他人様のご家庭の出来事に首を突っ込むのも僭越の極みと言うべきですが、大変興味深く頼もしさを感じさせられる実例がありましたので、敢えて取り上げます。

ももこさんというアラサーOLの方が書かれているブログ「アラサーOL初めての資産運用とお金の話」にて書かれていた話です。
夫に「積み立てNISAって知ってる~?2018年から始まるんだけど、年40万円になる代わりに20年間使えるみたいだよー。私ねー積立額増やそうと思ったのにねぇー減っちゃったーわはは!」というと、夫は少し神妙な面持ちで、

「いよいよ日本やばいか。」

と、ボソっと言いました。

え、

え。

え?(笑)

この人なにを言っているのだろう?と思ったら、確定拠出年金しかりNISAの制度が拡充する裏には、国民年金制度が行き詰ってきているからこそ、

「自分たちでなんとかせぇーよ。確定拠出年金とかNISAの制度作ったんだから、あとは自分でがんばってねー。」

というお国のメッセージに聞こえたそうです。

夫に積み立てNISAの話をしたら、意外な反応が返ってきた


おお……!
なんと正鵠を射た認識を、積立NISAという単語一つから導き出したことでしょうか。

言うまでもなく、こうした制度の整備が「あとは自分でがんばってねー」という自助努力を促すメッセージであることは、有識者の間では常識の部類に属する基本認識と言っても過言ではありません。
DC(確定拠出年金)やNISAなどに言及する書籍や雑誌コラムを紐解けば、山崎元氏であれ竹川美奈子氏であれ大江英樹氏であれ、必ずこのような解説を含んでいます。
また、投信ブロガーなどの間でも、まず間違いなく共有されている認識です。

しかし、そこまで詳しく知識や関心を持っていなかった人たちはどうでしょうか。
政府が投資減税を議論すれば「金持ち優遇!」(←500円からでも投資はできるんですが…)、年金水準の引き下げを取り上げれば「老人切捨て! 年金を守れ!」(←カットしないのであれば、将来余計に切り下げるか、保険料引き上げや増税をするかなんですが…)などという批判が条件反射的に出てくるのがこの国です。
そういう極論に走ることなく、年金制度などの現状を思い起こし、正確に政府のメッセージを読み取る(この御主人は山崎氏ほかのマネー本をお読みではないそうですから、元から知っていたということではないのです)、ここまでのことをやってのけるとは、大変な現実認識力とリテラシーをお持ちとお見受けします。
ブロガーによっては、金額の多い少ないとか年数が長い短いとか使い勝手がいい悪いとか制度の詳細にわたって批評してみたり、甚だしきは格差是正・所得再分配の趣旨まで読み込もうとする人もいたりしますが、これらは何段階も奥の深みに嵌り込んでいる人であって、「余力があればこの辺の領域まで来ればよい」という程度のものでしかありません。


さらに話はまだ終わりません。
あと、夫の面白かった反応はこれ以外にもあって、


・年金制度の崩壊から、定年なんてあってないようなものになるのではないか。
・寿命が延びているから平均死亡年齢を100歳以上で考えておいたほうが良いかも。(生保は65歳払い込みする等)
・セミリタイア後に、いろんな法改正や経済的リスク、寿命が延びたりっていうのを考えると、セミリタイア自体がリスクになるのでは。
・家はほしいけど、子育てする上では賃貸が身動きとりやすいから、リタイアするまでは賃貸がいいかもしれない。


みたいなことを言っていました。

おお、積み立てNISAの話でよくぞここまで話を広げられたなっ!
そのぐらい夫にとって積み立てNISAは何かの警鐘に聞こえたようです。

ここまでくると、冗談でなく「お見それしました」と白旗を掲げたくなります。
それこそ、「実はこの御主人の正体は先ほど例示した何人かのマネー本著者の誰かなのではないか…?」と疑ってしまうほどです。

「定年なんてあってないようなものに」というのは、まさに1億総活躍のことではありませんか。さらに、政府のスローガンばかりでもなく、「必要貯蓄額が足りなければ、とりあえず働く期間を延ばすのがひとつの解決策」というのは、山崎元氏が「人生設計の基本公式」の考え方の中でも触れています。
この場合、奥様がパート等で働き収入をアップする、現役年数を増やす(老後年数が減る効果もある)、地方に住むなどして老後生活比率を落とす、等の対策を取って、達成可能な必要貯蓄率まで人生計画を調整する必要がある。
お金の不安を解消する「人生設計の基本公式」はこう使う!

「平均死亡年齢を100歳くらいで」という、寿命を長く見越して生活費に備えるという考え方も、資産設計の筋として当を得ています。例えば、田村正之氏は、
2050年には男性の4人に1人が93歳まで、そして女性の4人に1人が98歳まで生きます。この本を手に取ったあなたが60歳未満なら、2050年時点の予測をベースに考えるべきです。女性の老後までを考えると、「人生100年時代」を想定して資金を準備すべきなのです。
はじめての確定拠出年金
と指摘しています。

「セミリタイア後に、いろんな法改正や経済的リスク、寿命が延びたり」という問題意識も、(必要に応じて軽労働する程度なら、セミリタイア自体がリスクになるかは微妙でしょうが)収入源確保の重要性や予期せぬ資産価値減少・経費増大のリスクを認識するという意味では正鵠を射ているといわざるを得ません。

「賃貸が身動きとりやすい」というのも、おなじみの持家―賃貸論争にて賃貸派のメリットとして強調される点に他なりません。

ここまで幅広くの重要論点について、ここまで正当な認識に素早く至る。これは只者ではありません。



ちょっとした事からマネーリテラシーを高めている頼もしさを感じる


言うまでもなくお金というのは何をするにも不可欠なものであり、最も生活に密着しているものです。
更に、政策(税制や社会保険制度など)を通じてさまざまな政府のメッセージがはっきりと発せられることの多い分野でもあります。
それにも関わらず、あるいはそれゆえに、一般人にとってはややもすると漠然たる不安や不満に囚われつつ、さりとて妥当な対応策も思い当たらない、ということにもなります。(先に述べた、投資税制や年金引き下げに関する反応はその最たるものでしょう)

こういう状況があるからこそ、問題意識を持つ識者は人々、特に若い層に呼びかけます。例えば、出口治明氏のように、
このように要素だけを並べてみれば、不安になるのもよくわかります。
では、みなさんは、「こんな時代に生まれたから仕方がない」とあきらめ、不安を抱えながら細々と生きていかないといけないのでしょうか。
そんなわけはありません。
いったいどうすれば不安から脱け出すことができるのか?どのようにお金とつきあえば、一生お金に振り回されず、楽しく自由に生きていけるのか?その答えを、本書をとおしてみなさんにお伝えしていきます。

働く君に伝えたい「お金」の教養
と前書きに述べ、第1講を「『知る』編 なぜ、お金には不安ばかりがつきまとうのか?」と題して不安解消・誤解解消に割き、第2講以降においてお金の本質やお金との向き合い方について深く講じている書籍はその一例です。


あるいはまた、漠然たる疑問や問題意識をそのままにせず、自分なりに追及して行動に移す人もいます。ittinさんはその例です。
著書である29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみたに詳しいように、
このままぼけっと生きていくとどうなるのか考えてみた
 日本はこれからどうなるの?/考えておきたい、お金のこと
とばかり、身近な物価上昇や年金・国庫財政のニュースなどといった地に足についた視点に始まって、お金に関し直面する課題について真剣な考察を行い、対策として家計管理や投資について、無理をしない範囲、かつ大局的に要点を捉えて調査し、計画し、実行しています。
こうした思考と活動の甲斐あって、同書のタイトルのとおり「29歳で2000万円」を達成され、それでいながら生活はメリハリのある充実ぶりを見せ、勿論社会人としても十二分のご活躍のようです。


積立NISAができるらしいという何の気ない日常会話から、先に述べたような様々な考察を展開されるマネーリテラシーをお持ちのももこさんの御主人は、まさに今挙げた出口氏の著書、あるいはittin氏の著書や行動などと同じベクトル上にあるものと言えます。

金融知識が国際的にみて低いと叫ばれて久しい我が国ですが、よく目を配ると、ittin氏のように、ももこさんのご主人のように、地に足の付いた思考でマネーリテラシーの獲得や実践に至る人が現れるのを目にします。
そういう場面を見ると、まことに頼もしさを感じさせられます。まだまだ日本人も捨てたものではありません。

夫婦であるのが更に頼もしく、応援したくなる


更に輪をかけて頼もしくなるのは、マネーリテラシーの高い者同士が御夫婦である場合です。

夫婦間で金銭的な感覚や知見が一致することが如何に家庭環境や生活にとって重要なことであるかは、山崎元氏と岩城みずほ氏がそこ、ハッキリ答えてください! 「お金」の考え方 このままでいいのか心配です。において「お金と男と女の話」と題してchapterを1個割いて論じていることからも分かろうというものです。


無論、お金に関すること以外でも重要な問題は幾つもありましょうが、マネーリテラシーや金銭感覚がお互いに近い水準であれば、そうでない場合よりは生活スタイルや価値観の乖離も小さいでしょうから、傾向としては家計も家庭も良好になる可能性が高いのではないかと思います。

取り上げたももこさんの御主人は、マネーリテラシーの素質が高そうなこと既に見てきた通りです。
ももこさん御自身はといえば、こちらもインデックス投資家です。
私自身ももこさんとは1週間ほど前に開催された「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ東京」で1度お会いしただけで、ブログも読み始めて間がないのですが、その限りにおいて会話からも文字からも、投資に関しても家計管理に関してもなかなかに鋭敏・的確なところが随所に見られるように感じます。

このように、マネーリテラシーの高い者と実践できる者とが夫婦であれば、何を恐れることがありましょうか。
勿論、水準が近いからといって個別具体的な点についての考え方の違いや知識の有無などに食い違いがある場合も大いにありえます。(ももこさんの家も、衝突する事も多いとは聞いております)
しかしながら、それは二人で学びあい、認識をすり合わせ、共有すべき(できる)ものを共有していけばいいだけです。
リテラシー水準自体の近さという共通基盤があるのですから、そうでないよりは、互いに合力できる状態、金銭の貯め方・使い方やひいては家庭生活そのものに違和感なくQOLを高められるようになる可能性が高いのではないでしょうか。

まことに応援し甲斐のある家庭になりそうだといえます。
外部の人間としてまことに烏滸がましい限りではありますが、ももこさんご夫妻をはじめとする、かようなリテラシーの高い夫婦は、必ずや良好な家庭生活が待ち受けているものと信じ、期待し、応援したいことやみません。
そしてまた、そういう人々に、インターネットやイベント・オフ会などを通じ交流し、知識や情報の交換など刺激を与え合い何らかの貢献をなせるようであれば、投資家仲間として冥利に尽きるというものです。
また、個人単位で見るとittin氏にせよももこ氏にせよ私と同年代ですし(ももこ氏の御主人だけは年上のようです)、その他にも同年代やより若い世代でマネーリテラシーに目覚める人もツイッター上には数多くおり、そういうのはより頼もしさも応援する気持ちも強まろうというものです。

問題意識・自ら考えるという個人を基礎に、このような家庭が増えるようであれば、日本もまだまだ将来は明るいものと信じたいものです。



ヽ(;´ー`)ノ。oO(……しかし)
ヽ(;´ー`)ノ。oO(自分自身家庭ができる予定もなければ気配もないのに、こんなに夫婦について偉そうに語っているというのも滑稽なもんだ)
ヽ(;´ー`)ノ。oO(……まあ、元からここの管理人から知ったかぶりを取ったら何が残るか怪しいものだし、仕方ないか)
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[ 2016/12/15(木) 00:28 ]
[ 最終更新:2016/12/15(木) 00:28 ]

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