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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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SBI証券のDC画面がリニューアル
SBI証券の確定拠出年金口座の管理画面は、非常に見難い事で利用者の評判が芳しくありませんでした。
このため、コストや運用商品ラインナップの質がほぼ同程度である楽天証券の登場により、「管理画面の使い勝手」も要因となって楽天との競争が不利に運ぶ恐れが無いともいえなかった状況でした。
従来のSBI証券の画面についてはこちらをご覧ください。
楽天証券iDeCoの管理画面の使いやすさは、ライバルを圧倒 (ノーロード投資信託徹底ガイド)


ところが、この1月1日の昼間に行なっていたメンテナンスが明けてみると、大きく画面が変わっていました。

SBI確定拠出年金画面01SBI確定拠出年金画面02

SBI確定拠出年金画面03

トップ画面の最上部には現在の資産評価額や損益のほか、掛金が次回拠出される日(銀行口座から引き落とされた資金が、実際に運営管理機関に着金して商品の買い付けに回る日)の記載が登場しています。
今までは、「引き落としのあった日から13営業日後」というルールを元に、カレンダーと見比べながら次にいつ買い付けられるのかを数えないといけませんでしたから、予定が一目で分かるようになったのは改善といってよいでしょう。

またその下には、現在の保有資産及び掛金の配分のそれぞれにつき、ファンド別の数字とともに「資産クラスごとの色分け円グラフ」が登場しています。
今までは、円グラフはありましたが、「投資信託」「現金(スイッチング中に現れる表示)」などといった表示しかなく、株式だろうが債券だろうが投資信託であれば全部「投資信託」という表示になっていたのでほとんど役に立たない代物でした。
新しい表示だと、より詳細に資産クラス別の状況が一目で分かりやすくなっており、ポートフォリオ管理の上で明らかな進歩といってよいでしょう。

SBI確定拠出年金画面04
運用商品一覧画面です。
画面左端に資産クラスが表示されているほか、アクティブとインデックスの区別も併記されています。
このような記載は従来は無かったもので、格段に分かりやすくなっているといえます。
なお、ここで記載されている資産クラスが、前掲の円グラフの色分けの元になっていると思われます。


DCの加入者拡大による初心者の増加を考えると、画面上で商品の売買スケジュールや保有資産の現状が視覚で分かり易くなっているというのは大きなメリットになります。
その意味で、今このタイミングで画面の改善を実現したのは大きな意義があると思います。


ただし、今回の改善で、問題点が全て無くなっているわけではありません。(追記あり)



まず、円グラフの色分けの基準が完全とはいえません。

運用商品一覧画面での記載から類推すると、バランスファンドを購入した場合は「内外資産複合」という色分けになってしまい、中身の資産クラス別にブレークダウンはされないと思われます。
また、「ひふみ年金」や「みのりの投信」のように、実際には日本株式しか買い付けていないファンドであっても「内外株式」という色分けになってしまうように思われます。

これらのファンドを保有していると、グラフが実態と乖離してしまいます。バランスファンドなら日本株がいくら、外国株がいくらという風な表示になってくれないと資産配分の意味をなしませんし、実質的に日本株しか持っていないのに日本株とは別の「内外株式」などという括りになっても混乱するだけです。
こういったファンドの場合は、目論見書なり直近の月報なりに書かれている資産配分を元に、実質保有している個別資産クラスごとにブレークダウンして円グラフ化した方が、より資産管理の目的にかなうと思われます。


また、商品買付の画面は大きな改善がありません。
SBI確定拠出年金画面05SBI確定拠出年金画面06
上記画像の左は掛金の配分割合指示、右はスイッチングの画面ですが、いずれも画面左端に資産クラスの表示は付いたものの、それ以外は従来と変わりありません。

運用会社の表示が、運用商品一覧の画面にはありましたが、こちらには何故かありません。違う運用会社から似たような名称の商品がでている場合もありますので、誤発注のリスクは拭えません。(例えば、「DCニッセイ外国株式インデックス」と「DC外国株式インデックスファンド」は非常に紛らわしい)

また、買付注文をするにあたっては信託報酬が重要な判断要素ですが、記載されていません。商品名をクリックして、説明資料を表示して確認する必要があります。これも、表の中に1列設けて表示してやれば手間が省けるというものです。


更に、開示資料のしょぼさについては何ら改善されていないようです。
当ブログでもSBIの確定拠出年金は情報を自分で探し求めなければならないタイプらしいの記事で指摘し、DC本の著者セミナーでも登壇者に指摘されていたようjに、SBI証券のDCの管理画面では運用報告書や月報などの資料が開示されていません。
今回の画面改善においても特にそれらの資料が見れるようにはなっていないようです。
無論、運用会社のウェブサイトに行けば手に入れられる資料ではありますが、DCで初めて投資信託に触れるような層にそこまでの行動が期待できるのかどうか。やはり、DC口座の管理画面の中で、詳細な運用情報をある程度網羅的に取得できるように、月報と運用報告書程度はダウンロード可能な形にしておくべきだと思います。(そういう情報がないと、的確な投資判断も難しいでしょう)


視覚的に大きく改善された点と、まだまだ重要課題として残っている点が分かれた今回の画面変更でした。
今後とも、資産運用する側の視点で、意思決定に必要十分な情報が提供されるよう、改善を重ねていってほしいものと思います。


1月3日追記
なお、各個別ファンド別の比率もなくなっていますが、これ自体はさしたる問題ではないでしょう。
ポートフォリオ管理に重要なのはあくまで資産クラスの比率であって、ファンド名ではありません。
例えばDCインデックスバランス80に他のファンドをトッピングして比率を調整しようとしているときに、「DCインデックスバランス80」が何パーセントあるという情報を提供されてもあまり意味はないわけで、やはり「全体として日本株式が何%、海外株式が何%……」という表示になってくれないことには役に立ちません。(だからこそ、上記でも資産クラスへのブレイクダウンを求めている)

また、海外を先進国と新興国に分けるのかどうかという議論もありますが、仮にそれを分けるべきであるとしたところで、キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)exe-iグローバル中小型株式ファンドのように、一本で先進国にも新興国にも投資するファンドがあるわけで、こういうファンドを資産の一部にでも使っていると、やはりその内訳をブレイクダウンしないと比率管理はできません。

必ずしも一本の商品が一個の商品に対応しているわけではないのですから、「資産クラス」そのものの区切り方(新興国と先進国を分けるのか、分けないのか等)には工夫の余地があり得るとしても、重要なのは「適切な資産クラスごとにブレイクダウンして比率を表示すること」であって、「商品ごとの比率」などではありません。
改善提案をするのであれば、「ブレイクダウンがされていない」「ブレイクダウン先の単位が適切でない(仮に区切りを見直す必要性があるという前提に立つのであれば)」ことであって、「個別の商品比率がない」ことはそれほど重要なポイントではありません。そこは、何が重要な欠陥で何が重要でない欠陥か、「ポートフォリオ管理」の目的に照らしてきちんと識別する必要があるでしょう。
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[ 2017/01/02(月) 00:46 ]
[ 最終更新:2017/01/04(水) 00:22 ]

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