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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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見えぬけれど、あるんです。 ~税控除インパクトは口座の外で
そもそもこのブログは401kスタートを機に始めたんでした。
最初に資産配分を検討したっきり全く記事化していませんでしたが(それどころか実際にスタートして以来滅多に口座も見ていませんでしたが)、たまには状況を確認してみることにします。
なお、口座からの引き落としがスタートしたのは2014年12月26日。ここまで2回引き落としがあり、初回は2回分引き落としであったため23000円×3=69000円が投じられていることになります。


↑運用資産残高画面。



↑損益画面。

運用に回っている資産自体は701円の運用益。
しかし、手数料が初期費用として3857円、口座管理手数料として491円×3=1473円、合わせて実に5330円も取られているのが災いして、69000円拠出したのに残高は64371円にしかなっていません。実に6.71%もの損失です。
今後の掛金からも23000円の中から491円(資産残高が50万円に達したら167円になりますが)も引かれ続けることを考えると、挽回までの道が思いやられます。

今更遅いですが、やっぱりこんなもんに手を出すんじゃなかったかもしれません。
軽率な選択を悔やみつつ、酒でも飲んで不貞寝するのがよさそうです。



…………なんて短絡してはいけないのです。

そもそも、掛金を拠出しているときに所得控除メリットを受けているのです。
となると、これを計算に入れるのでなければ401kの利用成果を評価し尽くしたということにはならないでしょう。

私は所得税の限界税率が20.21%(地方税込み)なので、拠出1回当たり23000円×20.21%=4649円の税控除メリットを受けていることになります。
そして、その税控除メリット相当額を課税口座にて投資しております。
投資先は、従来から運用していたポートフォリオに組み込んでも良かったのですが、敢えてemaxis8資産均等型を別途引っ張り出してきています(「401k関連」としてパフォーマンスを切り分けて管理しやすくする為)。
その投資状況がこちら。

14,255円の評価額があるということになっております。

これを踏まえて財務諸表を作るとこうなります。



401k口座内部だけだと真っ赤っ赤な有様だったのが、税控除による収益(及びその再投資分)を含めてやると軽々と穴埋めできたばかりか、かなり堅調な運用成果と評さざるを得ない損益状況となっています。

かなり見える景色が変わってしまいました。

401k運用をしていると、つい401k口座内の資産状況を見ただけで運用状況の評価終了となってしまいそうです。
税控除があると始めるときには知っていたとしても、それは401k口座の外に出てしまうので気が付きにくい。401k口座の情報だけ見ると、初期コストに負けて赤字になっている状況だけが目に入ることになります。

こうしてみると、以前有識者の提言にて「所得控除の廃止・政府が補助金を出す」というスキームが主張されていた(取り上げた記事→朝三暮四で終わるか、長期投資家形成になるか)のも一理あると首肯できます。
たしかに、運用を始めた途端に真っ赤な運用成績を401kの口座情報で見せられてはやる気も失せるというものでしょう。

401k活用の運用判断は意外に難しいということを実感させられます。
要は、401kの投資だからといって401kの口座だけ見るのではなく、自分の資産全体でどこにインパクトが生じるのかを認識して、影響の及ぶ範囲全体を見渡してから計算・判断することが必要だということでしょう。

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DC(確定拠出年金) | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2015/02/23(月) 02:57 ]
[ 最終更新:2016/03/17(木) 01:19 ]

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