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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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新社会人に向けて書籍紹介 |
4月に入ってから1週間が過ぎ、新社会人の方々もそろそろ職場に配属される頃かもしれません(入社当日即配属だったり、1ヶ月くらい研修期間を取った後の配属だったりする会社もあろうとは思いますが)。
社会的にはいよいよ企業の一員として相応の責任ある立場を占めることとなり、個人としては自分の給与収入をもって自分の生活コストを賄いマネジメントしていく必要が出てくることになるなど、生活の様々な面で大きな変化が出てくるかと思います。
そこで、その変化に対応するための一助になりうるような書籍をいくつか紹介したいと思います。 何といっても、まだそこまで忙しくなるとも思えませんから、今の内に(全部とは言いません。この中の何冊かでよいでしょう)読み込んでおいて損はないと思います。
財務マネジメントの基本と原則(デイビッド・メッキン) 企業の財務に関する基本知識からマネジメントに関する考え方についてまで平易に解説している書籍です。 いやしくも企業たるもの、相応の利益を上げ、きちんと金が回っていくようでなければ話になりません。 しかし、財務というと専門用語や難しい概念が出てきたりしてとっつきにくいイメージがあり、「なんとなく」で済ませたり、全く考えようともしなかったりすることもあるかもしれません。
本書は、まず最初に「売上とは、利益とは、キャッシュフローとは、それぞれどう重要なのか」「投資家や経営者にとって何が重要で、どうやって評価されるのか」といった基本的なところから始まり、財務諸表の分析や財務計画の考え方についての解説に及びます。 いずれの解説においても、具体的な設例をもって解説されていますし、文章そのものも「財務の勉強を本格的にしよう」という人ではなく「忙しいマネージャーが的確に意思決定できるように」という観点の元で書かれているので、前提知識がそれほどなくても理解しやすいと思います。
企業に勤めるようになり、そのポジションは営業であったり生産であったり工務であったり人によって様々でしょうが、いずれにしても「自分の活動がどのように利益に結び付くのか」「利益を向上させるためにはどうすれば良いのか」という意識を持つことは不必要なはずはありません。 是非、そのような知見を得る端緒にして、今後の職業に役立てて下さい。
働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義(出口治明) 既に何回か紹介したことのある本です。 お金との向き合い方について、「知る」「使う」「貯める」「殖やす」「稼ぐ」の5つの切り口から講じています。 「知る」編では年金不安や政府財政不安などの漠然たる不安に対し、現実的な観点から過剰なパニックを戒める考え方を提供しています。 また、「使う」編以降でも、あまりストイックであったり非現実的なものであったりするのではなく、むしろ誰にでも現実的に実行可能な方法論を提示し、地道に実行して行くことの重要性が説かれています。 全編何処を見ても無理なところも難解なところもなく、それでいて金融業界人として、さらに社会人として長年の経験に基づく知見に裏打ちされています。 初めてマネー管理をする人にとっては基礎教養として必読の書といっても過言ではないと思います。
教科書にないお金の増やし方・守り方(大江英樹) これも、お金のマネジメントを始める人にとって必須の書です。 お金を使ったり投資したりすると、えてして非合理な行動を取って損失を蒙る(そしてそのことに気づかない)ことが多くあります。本書では「感情」が「勘定」に優先すると表現されています。 例えば、「元を取ろうとしてつまらない映画を見続ける」とか「送料や駐車場代などを無料にするために余計に買い物する」とか… 本書では、そういう事例をたくさん取り上げ、行動経済学的に解説を加えています。
なかなか解説をされたからといってその通りにミスなく判断・行動できるようになるとも限らないのですが、少なくとも知識を持つことで本書に取り上げられているような錯覚が起こる可能性を下げることは有益でしょう。 お金を守るためには、まず自分自身をしっかり失敗しないように見張ることこそ肝要です。
図解 山崎元の お金に強くなる!(山崎元) お金の運用により軸足を置いた本になります。 イラストや図解も多く、筆者の本の中では最も初心者にも理解しやすい書籍の一つでしょう。見開きの1ページで1つのトピックを扱っています。 3章ありますが、特に第1章「お金と生活のはなし」は基礎教養として必読です。「お金を稼ぐ・増やす」(稼ぐことの重要性にも触れています!)、「賢く使う」、「借金とは付き合わない」など、絶対に落としてはならない知見ばかりです。
第2章・第3章は資産運用のほうに踏み込んできます。 運用手法についても、またリテラシーについても、筆者特有の端的な書き方であり、内容自体もそんなに高度な知見を要するものでもない(健全な常識があれば納得できる)ものであるため、理解はしやすいものと思います。 本書を読んだら、是非第2章で紹介されていた「確定拠出年金」あるいは「NISA」(できればその両方)を口座開設してスタートしてみるとよいと思います。特に、確定拠出年金は、大学新卒の人であれば38年間加入できることになる(個人型で23000円拠出できるのであれば、元本だけで1000万円を超え、それに拠出期間中の所得控除による減税が付く)ため、資産形成として極めて有利になります。
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良書
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[ 2017/04/10(月) 02:43 ]
[ 最終更新:2017/04/10(月) 02:43 ]
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