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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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楽天証券資産形成フェスティバル
5月13日に開催された楽天証券資産形成フェスティバルに行ってきました。

楽天証券社長の開会挨拶によると、同社のイベントで「短期目線で相場などを追いかける」のではなく「長期的に資産を積み上げていく『資産形成』の目線」のものは初めてだということです。
そのようなイベントを新たに行うことにしたのは、やはり公的年金などにも一定の限界が出てきている一方で個人型DCやNISA・積立NISAなど長期投資のための制度を整備していることから、今後はそういった制度の利用を避けて通れない。短期的なトレーディングとしてではなく長期的に資産を積み上げていくイメージの資産形成を、もっと生活に根差したものとして定着させる必要がある。そういった問題意識からのイベント企画となったということです。

長期的な資産形成に向けての取り組みをしようという方向性は、そういえば昨年7月の楽ラップのセミナーのときも誰かが言っていました。その手段がラップ口座とはとても賛同できませんし、余計に高コストなIFA経由の商品に至っては論ずるにも値しませんが、方針そのものは支持するに足りると言ってよいかと思います。

今回のイベントでは、個人型DCや積立投資、あるいはマネーフォワードによる資産管理といった長期目線での話が多く含まれており、まず趣旨に沿っている部分が多いと言えそうです。
一方で、楽ラップやテーマ型の投資サービステーマ型投信など、コストも高く長期資産形成には不向きな話も見受けられたのは残念なところですが…


当日の内容を全部書くときりがありませんので、マネーリテラシーという面で最も印象に残った、芥川賞作家・羽田圭介氏の講演を中心に紹介します。



羽田圭介「貧乏作家時代に培われた金銭感覚と変化」



・小遣い制度は、「親が小遣い帳に書き込む」というもので、現金は渡されないものだった。その残高の範囲内で買いたいものがあれば親が一緒に来て買うという形。現金がないので友人とマクドに来てもセットも買えないw
残高の範囲内で計画的に使うよう管理する、という意味では面白い小遣い制度です。
インデックス投資クラスタには幼少の子女をお持ちの方も少なからずいるやに聞きますが、どうでしょうね?


・高校在学中に作家デビューしていたので、大学時代は印税等を切り崩すなどして金銭はそこそこ。

・サラリーマンを1年半ほどやっていたが、作家としてやっていくつもりだったのでいつやめるかとばかり考えていた。ただ、定期的に給与収入があることは楽だった。

・退職後にリーマンショックなどの影響もあり、出版不況に入ったため部数などが縮小し、収入減。資金繰りも苦しくなる。「残高が少なくなってきた」となっても、そこからでは取材→執筆→編集者とのやり取り→出版→印税入金までの流れに数ヶ月掛かるので、タイムリーに金が入るというわけには行かない。食いつなぐのに苦労。
ほんと、給与所得者のリスクの低さというものを感じさせられます……(^^;


・将来の保障のための資金確保の必要も感じたため、2013年に琉球銀行で個人型DCを開設。また、前後して楽天証券に証券口座を開設し、インデックスファンドやETF、高配当株などに投資するようになる。
琉球銀行とは懐かしい名前を聞くものです。ここや岩手銀行・鹿児島銀行などは「運営管理手数料は高いが低コスト投信が揃っている」ということで往時は高い評価を得ていたものです。
2016年からは運営管理手数料が安いSBI証券に低コスト商品が追加されていったり、楽天証券が運営管理手数料・信託報酬ともに最安レベルで参入してきたりした影響で、すっかり影が薄くなってしまいました。


・運用利回りは5%程度出せるようになっていたが、この頃は年収が300万円程度で、「6000万円あれば5%で年収分稼げるから遊んで暮らせるのに!」とか、「あの人は6000万円あるはずだから運用すればいいはずなのに勿体ない。代わりに運用してあげたい」などといった妄想を持つ(^^;
自分の年収をもとに、いくらあれば働かなくても大丈夫そうか…という皮算用をする気持ちはわかりますw 私も3億くらいあれば全部VTあたりに突っ込んで……(ぉ
なお、このような妄想をするくらいですからこのころの生活はかなり厳しかったそうで、自転車でディスカウントストアで米10キロとか纏め買いしたり、結婚式などにも参加をかなり悩んだり(祝儀や参加費を投資に回して10年もすれば…とか)したとか。


・2015年に芥川賞を受賞。これで余裕ができる。毎月数百万とかの収入があるように。
・結果、怪しい人が現れるように(^^; 例えば、銀行にちょっとした手続(小規模企業共済の引き落としか何かの手続きとか)をしに行っただけなのに、別室にご案内されて怪しげな投資商品(外貨とか債券とか)の勧誘が始まる。
やはり口座への入金の状況を調べて目をつけたようです。本当にやられてるんですねそういうこと…


・既に自分で資産運用の経験を持ち、その難しさなども知っていたのでそういった甘言はシャットアウトできた。しかし、もし何も経験なく知らなかったら乗せられていたかもしれない。
・資産運用で儲けようとすると、そのための勉強の手間など大きなコストがかかる。それよりも、いまや本業で頑張ったほうが、多少面倒な仕事でもトータルでは楽に収入が上がるので、そちらに注力した方がよいと思っている。
大事な話来ました。経験に根差したリテラシーです。簡単に儲かるという話はないこと、資産運用は本業にはならないのだから、あくまで仕事での収入を得ることが本筋で、資産運用は収入を多少補助する程度の認識にするべきという、極めて真っ当な指摘です。
そして、それができるのは、やはり始終張り付いていなければならない短期トレーディングではなくて、長期的に放置しておいてもそこそこの効果が見込める分散投資、ということになるのでしょう。


・お金を貯めることに一生懸命になっていた(ならざるを得なかった)ことにも正直悔いが無いわけではない。例えば、学生など若い人と今更遊ぼうとしても気を使わせるばかりになるし、一方で同年代は家族ができていたり仕事が忙しい立場になっていたりで簡単に遊べなくなっている人も多い。友人づきあいなど、ある一定の時期にしかできない事は多く、その意味でも「お金で時間は買えない」。お金を使うべきときには惜しまないようにしようと言いたい。
重い指摘です。何のためにお金を持ち、貯めるのか、その意味を考えさせられます。結局はお金は何かをするための手段であってそれ以上でも以下でもありませんから、使い方というのも非常に大事です。



さすがに作家だけあり、前半はかなり笑いを誘うユーモラスな話でありつつ、後半に行くにしたがって段々重要な話になってきました。
「投資にのめり込みすぎたり安易に投資に頼ったりするのではなく、本業の収入が重要(両者は両輪、あるいは本業の方が重要なエンジン)」「人生、お金を貯めるばかりでなく、使って楽しむ事も」という、あくまで資産形成を生活に根差した(長期的にのんびりとしたスタンスで臨もうとする)今回のイベントの趣旨にもよく合致する話だったと思います。


その他


・積立投資に関するトークセッション。「バブルの頂点くらいから日経平均への積立投資を始めていても今は利益になっている」という説明をするのは悪いとは言いませんが……この手の話をするとき、なんでみんな配当落ちの日経平均のグラフしか出してこないんでしょうね? その間の配当金はどこへ行くのか……

・ステートストリートの出展があり、アンケートもやっていましたが……押されているのが何故かSPDR® ゴールド・シェア【GLD】。DIAとかSPYとか長期的にプラスの期待リターンが望める商品があるでしょうに。
 特にDIAは、分配金が欲しい向きにも売り込めますから、元本の値上がりによる資産価値増大に目を向けさせる切っ掛けとしても最適でしょうに……
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楽天証券セミナー | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2017/05/16(火) 03:24 ]

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