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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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JPX日経中小型株のインデックスファンドが登場。意外に使い道が難しそうだがともかく国内中小型株初のインデックスファンド |
日興アセットマネジメントより、JPX日経中小型株指数に連動するインデックスファンドが登場するようです。
ファンド名称:インデックスファンドJPX日経中小型株 設定・運用開始日:平成29年6月5日 当初自己設定・継続申込開始:平成29年6月5日 決算日:6月8日(初回決算は平成30年6月8日) 申込手数料:上限3.24%(消費税8%込、以下同じ) 信託報酬:0.54% 販売会社:エース証券、日興アセットマネジメント
※追記 6月12日運用開始でemaxisが、6月27日運用開始でSMTインデックスシリーズがそれぞれ同インデックスに連動の商品を出しています。 信託報酬はいずれも0.432%、SBI・楽天・マネックスでの取り扱いもありますので、同インデックスを購入する場合はこの両ファンドのいずれかで宜しいでしょう。
JPX日経中小型株インデックスは、今年の3月より算出が開始された指数です。 これに連動するファンドとしては、ETFでMAXIS JPX JPX日経中小型株指数上場投信【1492】が既に上場済み・One ETF JPX日経中小型【1493】が5月23日上場予定となっていますが、一般の投資信託としては初となります。 日経225とTOPIX以外の東証上場ETFのご多分に漏れず、1492に関しても出来高は振るわず、たまに1000口超になる日があるものの基本100株未満~500株、金額にして500万円もあればいいところという感じでした。

今回、一般的な投資信託の形式で登場したことにより、より確実に指数をトレースした投資が可能になるものと思われますから、この指数を投資対象としていた向きには朗報といってよいでしょう。 販売会社がエース証券のみというチョイスがなんとも微妙ですが、いずれネット証券にも広がってくるのでしょうか。
エース証券は、2014年にもなってインターネット取引は件数少ないから廃止して電話取引に一本化するよ!なんていうことをやっているなかなかにアバンギャルドな証券会社でして、本当にここだけでしか扱わないとなると折角の新ファンドも売れ行きが危惧されます。
なお、販売会社になぜか日興アセットマネジメントの名前もありますが、ここが直販をやっているとは聞いた事もありませんから、たぶん当初自己設定の都合上の形式的な記載でしょうか。
また、日本中小型株式へのインデックス投資信託そのものもETFを除き初と思われます。 中小型株への投資手段が一つ確立したと言えそうです。
もっとも、指数の特性からして、ちょっと難しいところでもあります。
いきなりスマートベータ指数…うーん JPX日経中小型株指数は、「財務状況の適格性を満たしたものから、時価総額上位20%と流動性不十分の銘柄を除いて、ROE・営業利益・定性基準でスコアリング」という、一種のスマートベータ指数となっています。 一般的な時価総額基準でないことから、人によってはやや抵抗があるかもしれませんし、スマートベータ特有のリバランスコストによるファンドパフォーマンス抑制の可能性もないではありません。(勿論、スクリーニングによる向上効果が勝るかもしれません)
また、このスクリーニングの仕方はJPX400指数と同様の思想によっています。 となれば、じゃあJPX400インデックスファンドと本ファンドとの組合せで日本株全体に対する(大型から小型まで網羅した)スマートベータ投資を…という発想もありそうですが、両指数の間で特に重複を排除するような仕組にはなっていません。「JPX400が大型株指数・JPX日経中小型株が中小型指数」という役割分担では必ずしもありません。
3月末段階では、JPX日経中小型株指数構成銘柄の時価総額の実に21.35%がJPX400指数との重複採用銘柄で占められています。 このようなユニバースの微妙な重複を考慮すると、投資家の日本株ポートフォリオ内での位置付けがちょっと頭を捻らされることになるかもしれません。
さらに、国際分散の観点からすると、「日本除くグローバル」での中小型株スマートベータ指数が欲しくなりますが、そういうファンドもなかなかないようです。
このように考えると、意外に本ファンドを投資戦略に盛り込むのは中上級者向けになってしまいそうな気もします。
中小型株への投資としては、単純な時価総額指数のファンドとしてであればexe-iグローバル中小型株ファンドが「日本含む」の形で既に存在していました。 また、中小型株かつ「投資魅力の高い会社」への投資ということであれば、配当に着目したスマートベータであるウィズダムツリー 日本小型株配当ファンド【DFJ】も候補になるかもしれません。ウィズダムツリーには米国株.・欧州株・新興国株についても同様のファンドがありますから、国際分散も対応可能です。
もとより、選択肢が増えたことは歓迎されますが、投資戦略に組み込むに当たっては、商品特性や長所短所についてこれらの選択肢との比較も踏まえて検討した方がよさそうです。
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投資信託
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[ 2017/05/21(日) 18:50 ]
[ 最終更新:2017/06/07(水) 09:37 ]
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