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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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SBI証券個人型DCにスパークスの日本株式ファンド追加 |
SBI証券の個人型DCラインナップに、5月24日よりスパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力)が追加されます。

本ファンドは、日本株式のうち割安株を投資対象とし、さらに、「目的を持った対話」により企業価値の向上を図ることによりリターンの獲得を目指しています。
既存ラインナップとの比較 既にSBI証券のラインナップにある日本株アクティブ投信としては、ひふみ年金とジェイリバイブ<DC年金>がありました。
ひふみ年金を含むひふみシリーズは、やはり割安株への投資を基本とした上で、運用報告書にもスチュワードシップコードに基づく対話・議決権行使に関する取り組みについてスペースを割いているなど、方向性としてはかなり類似したものがあります。 ただ、スパークス「対話の力」は、対話が企業価値向上の切っ掛けになるかどうかというのを銘柄選定の基準としており、運用手段(リターン向上)の中核そのものに位置づけている点で、さらに積極的なものといえそうです。
ジェイリバイブは、割安性を組入れ基準の一つとしている点では共通点もある一方、企業価値向上を目的とした対話をどの程度しているのかは「対話の力」やひふみほど明らかではありません(企業を評価する目的でのヒアリング等は積極的に行っているようですが)。 また、「対話の力」はジェイリバイブと異なり特に中小型株に限定しているわけではありません(組入上位には、日経225構成銘柄であるヤマハの名があります)。 そういう意味ではやや色合いを異にしているといってもよさそうです。
 3年間のトータルリターン比較です。(ひふみ・ジェイリバイブともに、DC年金ファンドではなく同シリーズの中で運用期間の長いものを使っています) この期間ではいずれもTOPIXを上回る成績を収めているようです。 将来もこのように好成績を残せるものか保証の限りでないのは当然ですが、差し当たっては頼もしさを感じさせる選択肢が増えたとは言えそうです。 特に、ひふみシリーズが純資産の急増で運用パフォーマンスへの影響が懸念されたり、一方で外国株に手を出す(日本株ファンドと言えなくなる)可能性が取り沙汰されたりする状況にありますから、運用姿勢に類似性のある日本株アクティブファンドが現れたことは、アクティブファンドユーザーには助かるかもしれません。
気がかりなこと スパークス「対話の力」は、運用コストとしては極めて高くなっています。 信託報酬率、実に年率1.836%(消費税8%込み)。 これにハイウォーターマーク超過分に対して21.6%の実績報酬まで付いています。 平成28年10月決算の実質コストは実に2.641%。
ひふみ投信が信託報酬1.0584%・実質コスト1.359%、ジェイリバイブが信託報酬1.836%・実質コスト2.015%(いずれもDC年金用だともっと低廉になるはず)であるのと比べても、そのコストは群を抜いています。 パフォーマンスが3ファンドの中では一番下にあるのも、一つにはそのコストの影響もあるかもしれません。
もとより、対話による企業変革の効果が株価に反映しきるのにそれなりの期間を要するなどといった場合もあるでしょうから、年数を長く取ると話が変わってくる可能性はあります。
さらに、年金運用向けファンドとしてはもっと大きな問題を抱えています。 実はこのファンド、平成36年10月15日までの信託期限付きです。 年金運用なのですから当然20年・30年と運用を続けたいのですが、そこに残り僅か7年で償還されてしまうファンドが出てくるというのは少々困惑させられます。(もとより、延長される可能性もないとは言えませんが……) 60歳まで、さらに一時金もしくは年金での受給完了まで運用が続かず、途中で強制的に現金化されてしまって再投資先を考えさせられるというのはなかなか厄介なわけで、やはり無期限でないファンドがラインアップされるのは如何なものか。 この点に関しては、是非早期に約款変更をして解決してもらいたいところです。
おわりに 本ファンドの追加によって、SBI証券の個人型DCプランは投資信託62本・元本確保型4本の合計66本となります。 ラインナップの上限が35本になりそうと言われているのをものともせずファンドを追加していくGoing my wayな姿勢には感服もするのですが、どうやって帳尻を合わせに行くんでしょうか……最近増えたファンドは有望ファンドが多いだけに、余計気になってきます。
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DC(確定拠出年金)
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[ 2017/05/24(水) 00:49 ]
[ 最終更新:2017/05/24(水) 00:49 ]
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