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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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「人生にお金はいくら必要か」出版記念イベント |
当ブログでもレビュー記事を書いた人生にお金はいくら必要か―超シンプルな人生設計の基本公式の出版を記念して、著者両名によるトークセッションがサムライズプロジェクト第28回勉強会として開催されました。
以下、内容をまとめます。
「人生設計の基本公式」の裏側 ・岩城氏に「めんどくさい」と斬って捨てられるとその人や物は助からないのだが、この公式は「めんどくさい計算」いらずで貯蓄率を出せる。 ・生命保険文化センターの示す基準などだと、貯蓄率がやたら高めに出る傾向がある(高めの必要貯蓄率を突きつけて、保険商品を売り込むのにつなげるため) ・FPのよく使うライフプランニング表は全く役に立たない。(将来のイベントをもっともらしく置いてみたところで、、そのイベントの有無やその時の価格など読めないのだから…)
・岩城氏はコンサルティング現場でこの公式を実際に常用している。使いやすいと感じるし、顧客からも評判が良い。 ・他のFPにもこの公式を広めたいが、なかなか使ってもらえていない。岩城氏にもなぜか敵が増えている。
・運用利回りを反映させるバージョンは楽天証券ホームページに載せてある。もっとも、「実質利回りゼロ」という本公式の前提は実はそんなに甘いものではない(常にインフレ率分だけプラスの名目利回りを出すということだから)。利回りゼロで計算しておいて、実際に運用益が出たとなればその後で再計算すればよいこと。
人生100年時代、何が問題なのか ・平均寿命は過去35年で7,8年延びた(10年経つと2年くらい延びる) ・95歳くらいを平均寿命とおくと、だいたい必要貯蓄率として20%程度の数値が出る事が多い。 ・経済問題の解決方法としては、稼ぐ・貯める・正しく運用するの3つが解決方法となる。岩城氏が「貯める」、山崎氏が「運用する」のアドバイザーとなる
「人生100年時代」のキャリアプランと働き方 ・30歳から35歳が能力的全盛期であり、この期間がチャンスを貰いやすい(働かされる)ところ。 ・35歳~45歳くらいまでに人材価値は決まり、それを回収する期間となる。セカンドキャリアは45歳くらいから考え始める。(岩城氏がセカンドキャリアを考えるべき歳に達しているかどうかは微妙だが… by山崎)
・岩城氏の経験。アナウンサーから金融関連のセミナー屋さんに転職し、「こんなに売り手と買い手の情報格差があるのは良くない! それを伝えられるようになろう」として勉強を重ねる。 ・ある保険会社が「GNP営業は良くない」と言っており、それに共感していたところ、リーマンショックが来る。「背に腹は替えられない。GNP営業をしよう」と言い出したりした事もあって、その保険会社を見限る。その後独立。 ・山崎「FPは保険を売ると1年目は年間保険料の9割貰えたりする。だから保険を売ると腹が黒くなる」
・山崎氏の経験。転職遍歴の中、、セカンドキャリアを考え出したのは42歳くらい。 ・楽天証券に就職しつつ、自由に発言できる位置に収まったが、あるときインデックス投資ナイトで某N氏に問われる。 「山崎さん、貴方の存在は楽天証券にとってプラスなんですかね…?」 →「そんなことは楽天証券が考えればいい事だ。そんなことより君は変な商品を売るのをやめなさい」
・なぜか客席の大江英樹氏にマイクが向けられる。既にセカンドキャリアにいる立場から。「自分の顧客」を作ることの苦労など。
最近携わった仕事から時流を読む ・山崎氏は、アンソニー・ロビンズという人の書籍に解説を書く仕事があった。それのために、「資産運用のやり方について子供に教えるとしたらどうするか?」と、投資家のレイ・ダリオに聞く。 ・ダリオ曰く、経済には4つの局面があり、どの局面でも損をしないようリスク量をうまく組み合わせたポートフォリオ(全天候型ポートフォリオ)を作りたい。株:債券=5:5では株のリスクが大きく、この観点からはバランスとはいえない。 ・日本版全天候型ポートフォリオ案を考えてみたり、その分析をしてみた(詳細はアップ禁止…)
・「LIFE SHIFT」を日本人で考えてみた。 ・現在の75歳世代は年金も十分あり、概ね悠々暮らせる。 45歳世代になると賃金も上がらず、妻にも働いてもらうことで何とか。ただし子供には残せない。 その子供世代はむしろ自由(金は貯まらないが)。85歳(!)くらいまでは働くことになるか? ・金融庁に資産形成・ライフプランニング等について聞かれ、岩城氏は「要するに働き続ければいいんです!」と言ったが、それが気に入られたようである
・日本だと、転職コストに対する過小評価や学校に対する過剰期待があるのは注意点。 ・どこかの段階でコアスキルを身につけること。
おわりに 最初に保険業界やFP業界が使う公式類を斬る痛烈な山崎節から始まる、相変わらず小気味の良い二人のトークセッションでした。 実際に人生設計の基本公式が評判が良いというのは頷けます。やはり、資産や収入見込みが変わったときに簡単に再計算・再調整ができるというのは、PDCAを回していく上で極めて使いやすいところでしょう。
仕事が30歳くらいで一番働かされる、というのは自分自身に照らしても分かr……あ、分かっちゃいかんのだ。私は公称29歳なのであった……でもまあ、それとなく実感は無いとはいえない(遠い目) 私の職種に属する人間が社内にあまりいないので、社内では需給要因で人材価値が無駄に底上げされてはいますが(^^;
ここに書けないことも幾つかありましたが(山崎氏の全天候型ポートフォリオ関連は詳細が書けない。そのほか、岩城氏がセミナー屋に転職する以前の経緯についてもいろいろ面白かったのですがあまりにもドロドロしていて書いてよいのかどうか悩むので自粛)、本に載っていない話の方が多く、参加した甲斐がありました。
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オフィスベネフィット(サムライズ)
| トラックバック:0 | コメント:0
[ 2017/07/19(水) 03:47 ]
[ 最終更新:2017/09/16(土) 18:07 ]
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