マネーフォワードが開催した積立投資1DAYスクールに参加してきました。
セミナーの内容をツイッターのモーメント機能で置いておきます。
今回のセミナーは、 ・カンチュンド氏が積立投資の基本について講義 ・竹川氏は非課税制度(確定拠出年金、NISA)についての制度説明 ・そのほか、商品を提供する機関による具体的な商品説明 という風な内容でした。
カン氏の講演は基本的にはラクして増やそう!バラつみ投資の内容と(順番等は異なる部分があるものの)かなり共通でしたが、積立投資の必要性と容易性を説く内容はイベントの冒頭に相応しいものであったでしょう。
また、長期投資で重要な位置を占める税制に関連する有利な制度の説明があったのも極めて有益でした。 竹川・カン両名の話だけで今回は参加した意義は多くの人にあったかと思います。
優待族の桐谷氏だけはやたら異彩を放っていますが……まあ、過去の経験談は何気に(反面教師として)有益だったと思います(^^;
バブル期や郵政選挙後といった相場好調期に現物で利益が伸び、「俺は天才だ」とばかり信用取引に手を出しては下落に巻き込まれて大損。サブプライム後もベアスターンズ救済で一時相場が戻りそうになったところでまた信用取引参入→リーマン破綻、という風に繰り返し致命傷を食らっていたそうで、オーバーコンフィデンスはアカンという教訓に満ちています(^^; そして、大損している時期は将棋にも身が入らなかった(棋士仲間にもそういう人が多かった)そうで、QOLを保てる程度、リスク許容度の範囲内での投資に止めることが大事だという教訓でもあります。 基本的に色物な人ですが、意外と良い教訓も持っているものです。
残念ながら紹介されていた投資商品は、アセットマネジメントOneがたわらノーロードを紹介していたのを除き高コストなものが並んでいましたから、そこはもっと低コストな商品にたどり着いてくることを期待したいところですが……(竹川氏やカン氏の著書などから低コスト商品にたどり着いてほしい) 「クレカで還元されたポイントをCFD(ETFが原資産)で運用するサービス」は年率1.25%+LIBOR金利というコストが、「ETFをロボアドにより買い付けるラップサービス」では年率1%の管理手数料が掛かるようです。ETFの定信託報酬が台無し…… というか、CFDを初心者に勧めるのはいかがなもんなんだろう。
今回は300人の募集枠が満員になったようです。 家計簿アプリのユーザー層がメインの来場者のはずですから、金銭管理に関する感受性はそれなりに高いはずで、そこに積立投資の重要性がうまく刺さっているとよいと思います。
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