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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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つみたてNISAの対象ファンド発表。良好な投資環境と投資商品の提供に関する、運用会社の本気と販売会社の本気が試される |
金融庁のウェブサイトにて、つみたてNISAの対応商品が公表されています。 運用会社別一覧 対象資産別一覧
アクティブファンド枠の13本を含め、合計で103本がラインアップされています。
ざっと見てみますと、SMTやemaxis、Funds-i、<購入・換金手数料なし>、iFree、たわらノーロード、三井住友DCつみたてNISAなど、主要インデックスファンドシリーズは概ね網羅されています。 また、Smart-i、三菱UFJつみたて、野村つみたて、楽天バンガードなど、つみたてNISA狙いの新シリーズも当然入っています。 ただ、三井住友DCつみたてNISA世界分散ファンドやJP4資産バランスなど、入っていそうで入っていないものもあります。ただ、設定のタイミングといい内容といいこれらをラインナップに入れない理由もないと思いますので、手続が遅れているというだけでしょうか。
一方で、意外と参加していないシリーズもあります。 例えば、三井住友トラストのインデックスe(旧CMAM)シリーズ。かつてはSTAM(→SMT)やemaxisと並ぶ低コストインデックスファンドシリーズとして君臨し、投信ブロガーが選ぶFund of the Year2011では先進国株式ファンドが優勝を飾るほどの隆盛を誇ったものでしたが、会社合併でSMTシリーズと同じ会社に属することとなり影が薄くなっていましたが、とうとうつみたてNISAではエントリーもされず、半ば打ち捨てられた感があります。 また、日興アセットのインデックスファンドシリーズ(旧年金積立シリーズ)。STAMとほぼ同時期かそれより多少先行するくらいのタイミングで登場した低コストインデックスファンドシリーズだったはずで、今も新興国株式・新興国債券が楽天証券の確定拠出年金に採用されるなど地味に存在感は残っているかと思っていましたが、こちらも一覧表に名前なし。 さらに、ブラックロックのi-mizuhoシリーズも、意外なところではexe-iシリーズもありません。
運用会社の本気度の有無が表れる? これらのシリーズは、たしかにexe-i以外は信託報酬が何世代か遅れた水準に取り残されていて競争力には乏しいかもしれませんが、それにしても、何ら梃入れもせず、投資初心者に大々的に売り込むつみたてNISAの場に参戦もさせないとは、事実上の戦力外通告、さらには運用会社自体も「そこまでしてつみたてNISAに関わる気はない、良好な投資商品を供給する気はない」という敵前逃亡の意思表示と捕らえる事もできそうです(インデックスeのほかにSMTを持っている三井住友トラストのような例は、敵前逃亡には当てはまらないでしょうが)。
運用会社がどの程度投資家本位の取り組みに本気で挑む意思があるか、ラインナップする・しないで差が見えやすくなりそうです。
販売会社にも、商品選択の責任が 一方で、100本以上(インデックスだけでも90本)もあると、そこから選ぶのさえハードルが高いのではないかという懸念も指摘されています。 そうなると、いきおい、販売会社に適切な商品選択の責任、及び選択理由を明示することで、真っ当な選択をしている金融機関かどうかを示し、金融機関選択の材料を提供する責任を果たすことが期待されてきます。 ちょうど、個人型確定拠出年金において、運営管理機関に商品の選定理由を説明することが求められるのと同様の現象が、つみたてNISAにおいても発生してくると思われます。
つみたてNISAの詳細についてのページが既に用意されている販売会社の中には、そういった点に目配りがされているところもあります。 例えば、みずほ銀行では、商品選定理由として「信託報酬が業界最低水準」など、商品選定理由が詳細に記載されています。 また、横浜銀行では、ラインナップ一覧の下に自社取扱商品の信託報酬の低さを示す図があって視覚的に分かりやすくなっています。さらに、積立投資一般のメリットを解説する投資教材にもなっており、その点でも初心者に有益な情報になっているといえそうです。
この他の販売会社にも、せめて商品選定理由の開示(どういうニーズに対応していて、コスト面等でどのように優れているのかなど)は明確に行い、金融機関選択・商品選択に役立つようにしてほしいところです。
また、つみたてNISAの対応商品は信託報酬が業界最低水準に近いものが殆どで(SMTや従来型emaxisやFunds-iが信託報酬最高付近になってしまうレベル)、当然資産形成には有利になります。 ところが、販売会社によっては、そのような商品を「つみたてNISA限定の取扱」としているところも見受けられるようです。 となれば、なぜそのような優れた商品を年額40万円までの積立投資でしか買わせないのか(なぜ既存資産を振り向ける一括投資などに向け、現行NISAや課税口座などで販売しないのか)という点についても、当然、納得できる説明をする必要があるでしょう。特に、投資教材的なウェブサイトやパンフレットで低コストによる有利さなどを自ら解説しているようであれば尚更です。 そのような説明を真面目にしてくれるかどうか、また納得のいくものであるかどうかによって、その販売会社がどれだけ投資家の資産形成を本気で支援する気があるのかについての判断材料になるでしょうし、また、ユーザー側も積極的に疑問を持ち問い質し判断を下していく姿勢が求められるでしょう。
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つみたてNISA
| トラックバック:1 | コメント:0
[ 2017/10/03(火) 07:00 ]
[ 最終更新:2018/02/11(日) 18:07 ]
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つみたてNISAの対象商品が公表-リストには信託報酬を併記してください |
(このお金で買う商品は?) 先日、金融庁からつみたてNISAの対象商品が公表されました。 参照サイト つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別) つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別) 6,000本を超える一般公募の投信から、低コストなど長期積み立てに相応しい要件を満たしものに絞り込まれた結果、対象商品は103本にまで激減しました。6,000本に対しておよそ1.7%です。 103本であ
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資産運用でスーパーカーを手に入れよう! | 2017/10/05(木) 05:54 |
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