ちなみに、このつみたてNISAガイドブック、金融庁としては金融機関の店頭での配布を想定していたそうですが、今のところほとんど金融機関の窓口に置いてもらえていないそうです……(´・ω・`)
「金融機関に不利な話ばかりだからだろう」ということですし、ある程度予想はついたこととは言えますが、それにしても、金融機関もそんなありさまではまた金融庁にどう思われるやら…
・つみたてNISAの「20年非課税」の意味
→枠が毎年与えられるとか、20年経過後に保有資産がどう扱われるとか、やはり分かりにくいようです…
・つみたてNISA対象が100銘柄以上あるとなると選べるか不安だ
→「実際には数本しか扱わない販売会社も多いので、そういうところなら迷わない」との回答。ただ、SBI、楽天、松井など対応商品の大部分を扱う方針の販売会社の方が基本的に色々と推奨したい会社なので、痛し痒しではあります…
・具体的にファンドをどう選ぶか
→一案として
投信ブロガーが選ぶFund of the Yearの結果という案。私からは
名前がかぶってるけどモーニングスターのFund of the Yearは高コストばかりで碌なのがないから間違えるなと補足しておきましたw
・非課税期間に繰上償還されたら現制度だと残期間を棒に振るけどどうにかならんの?
→「何とかしないといけないとは思う。また、金融庁が見張っているのでつみたてNISA用はなかなか償還しづらいのではないか。万一ファンドをたたむ場合にも、類似商品と併合というスキームを想定」との事。たしかに、金融庁お墨付きの長期投資向けファンドを償還などしたらフィデューシャリーデューティー違反も甚だしいわけで、ただでは済まないでしょう。監視の目を緩めないでほしいものです。
・現行NISA・つみたてNISAの金額や期間が決まった背景
→2度の政権交代を挟み、かなり紆余曲折あったようです(麻生内閣→鳩山内閣の政権交代の前から構想はあった!)。そして「出来の悪い子」であるジュニアNISAも何とかしたい、との事。
など、実践の基礎や制度理解につながるものとなっていました。