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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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Fund of the Year 2017への投票詳細。本当に悩ましい中での5ファンド分散投票 |
Fund of the Year2017の投票期間は、去る11月30日24時の経過をもって終了しました。
今回は表彰式後の懇親会のチケットの売れ行きも非常に速いようで、やはり例年以上に関心が高まっているようです。 得票状況については知る由もありませんが、おそらく相当の接戦になっているのではないでしょうか。
混沌とした情勢になるであろうことを予想したため、投票報告の記事では具体的な投票内容については伏せましたが、もう投票期間が過ぎたことですから開示することにします。
投票報告時にも書いたとおり、5ファンドへの1票ずつの投票です。
野村つみたて外国株投信 「MSCI ACWI(除く日本)」で0.2052%という、新興国を含みながらの最低コストを実現したファンドです。 従来の最安値は三井住友DCつみたてNISA全海外株式インデックスファンドの0.27%でしたから、これをコスト面でも大きく更新した上に、新興国をすべて先物運用にしている三井住友のファンドと違い現物運用を行うことでトラッキングの正確さが高まっていると予想される、完全に上位互換といえるファンドとなりました。 このファンド1本で外国株は全体を保有することができるという利便性、また日本株を最低コストで買えれば後述の楽天VTをもしのぐ信託報酬で全世界を持てるというのは大きな魅力です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 言わずと知れた楽天VTです。 バンガードのETFが、金額指定で買えて、ETFから出る分配金は楽天投信の内部で再投資されるという実質的なDRIP(配当金再投資プラン)の仕組みが備わった、大変画期的な商品です。 現時点でさえ信託報酬0.2396%という低コストな上、バンガードのETFですから更なる値下げを行う仕組みが内蔵されています。 このようなファンドがつみたてNISAの年を前に出てくるのは大変時宜を得ており、利用者としてはこれ1本でよいと、(ETFよりも気軽に)勧められます。
emaxis slim 国内株式インデックス emaxisシリーズの既存ファンドの信託報酬を引き下げるのではなく新規に設定するという手法は、登場当初から様々な角度から疑問が呈されてきました。 また、「ライバルファンドがコストを下げたら自分もそれに合わせる」という方法も、実質的に他のファンドの競争意欲をそぎ、競争を止めることで投資家の利益拡大が妨げられるという懸念もありました。 しかしながら、実際に値下げ競争が起こってみると10月に引き下げたかと思えば11月にもさらに引き下げるなど、驚くほど迅速な対応で、コスト最低を目指すという意思は本気だったことが示されました。 ここまでされては運用会社の本気を認め感服しないわけにはいきません。 なお、このTOPIXと野村つみたて外国株とを足すと、楽天VTをも凌ぐかという低コストな全世界株投資となります。
ニッセイ<購入・換金手数料なし>外国株式インデックスファンド 言わずと知れたFoY連覇中のチャンピオンです。 「決算などの状況を見つつ、還元できるものがあればコスト引き下げで投資家に還元したい」というのを実践し、今年もまたコスト引き下げをやってきました。 外国株式を税抜き0.2%割れで提供するというのは十分に衝撃的な内容として受け止めるに十分なものでした。 また、その引き下げのタイミング及び幅も感心しました。コスト引き下げを発表した段階で、emaxis slimシリーズは「最安値ファンドへの追随値下げを本当にやってくる」という実例を既に見せており、それにもかかわらずemaxis slimより低い水準まで信託報酬を下げてきました。 「どうせ下げても追いつかれるのなら…」という諦観にならずに、それでもなおコスト引き下げを実施して、投資家への還元は確実に行う。 なによりも投資家の利益を見て実現しようとする態度も見事ですし、また、実際にemaxis slim以下の信託報酬を提示することで競争継続を強い、コスト低下をより大きくさせた功績は非常に重大です。
Smart-i TOPIXインデックス 当初は最安値をいくつも持っており、注目されたはずのに一向に販売会社が付かないという残念な状況でした。 最近になって、漸くSBI証券が販売会社に名乗りを上げたので、やっと本格的に売れていき、低コストファンド間での争いに参加して影響を与えていくターンになるようです。 ただ、「販売会社がないので売れない」状況だったとはいえ、emaxis slimより低い信託報酬をどのファンドよりも早く提示というのは忘れてはいけません。 本ファンドによるこの行動があったからこそ、emaxis slimが実際に追随値下げに踏み切らざるをえなくなったわけで、ある意味Smart-iこそがコスト競争の火付け役になったとも言えます。 その功績を忘れないよう、ここに票を投じておくものです。
以上の5ファンドが投票先でした。 正直言って今年はこれで足りた気はしていません(例えば、iFreeのS&P500などに投票できていない)。 逆に、これほど迷うくらいに優良ファンドが出そろったということでもあり、その点についてはもろ手を挙げて喜びたいと思います。
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Fund of the year
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[ 2017/12/06(水) 02:58 ]
[ 最終更新:2017/12/06(水) 02:58 ]
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