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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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つみたてNISAの中だけでは良心的なラインナップでも……
早いもので、つみたてNISAのスタートも気が付いたらあと半月程度まで迫ってきています。

対象商品も出揃ってきており、各販売会社もつみたての設定ができる時期も近づいてきています(すでに可能なところもあるでしょうか)。
金融庁も、今月はつみたてNISAMeetUPを札幌→金沢→東京と3週連続で実施予定など、いよいよ普及に余念がありません。

いやが上にも空気の高まりを感じるのですが、その一方で、販売会社の方は、相変わらず、この制度の趣旨をどこまでまともに理解しているのか怪しいようなところが多いような気がしてなりません。

つみたてNISAの口座開設先を選択する際には、つみたてNISA内での提供商品ラインナップを見比べることも勿論ですが、つみたてNISA外ではどうなのかを同時に検討することが必要だと思います。
そこにこそ、当該金融機関がどれだけ顧客の資産形成を真剣に支援する意思があるかどうかのバロメーターがあると言えるためです。



12月9日に札幌で実施されたつみたてNISA Meetupでは、地元の2銀行のつみたてNISAについて言及があったようです。
そして、北海道の地元の銀行である北洋銀行と北海道銀行も「つみたてNISA」をスタートします。山崎元さんから良心的なラインアップであるとの紹介がありました。

北洋銀行の「つみたてNISA」はアセットマネジメントOneの「たわらノーロード」シリーズ、北海道銀行は三菱UFJ国際投信の「つみたてNISA」専用のシリーズです。

「つみたて NISA」の取り扱いを開始します(北洋銀行)
「つみたてNISA」の取り扱い開始について(北海道銀行)
北洋銀行は「つみたてNISA」の申込者を伸ばしているそうです。ぜひとも両行には北海道での長期投資の広がりを作ってほしいと思います。

札幌で金融庁と個人投資家のイベント「つみたてNISA Meetup in 札幌」が開催されました。(低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors)

紹介されている両行は、つみたてNISAでは北洋銀行ではたわらノーロード、北海道銀行ではつみたてんとう(三菱UFJつみたて)シリーズを提供することになっています。
いずれも現段階では最低コスト近辺にあるシリーズで、確かにその限りでは良心的なラインナップです。イベントの開催地であることもあり、持ち上げておこうという判断もあるでしょう。

しかし、両行とも、「つみたてNISA専用ファンド」という扱いにしてしまっています。
現行NISAや課税口座では、北洋銀行ではFunds-iシリーズ、北海道銀行ではemaxisシリーズ(slimではない)という、今となっては割高な一時代前のファンドが最安となっています。
仮に、「つみたてNISAの限度額を超えて」、あるいは「20年過ぎた後も引き続いて」買付を行おうとしたら、その割高な商品から選ばないといけなくなります。
つみたてNISAという制度は、家計の安定的な資産形成を支援するための政策の一つとして設けられた制度ですが、それは必ずしもこの制度内での投資だけでその目的が達せられるということを意味しません。
家計金融資産の50%以上を占める現預金を動かすという規模を考えても、つみたてNISAの枠外でも資産形成を行うことは当然に想定・期待されていると考えるのが自然でしょう。そして、「長期・分散・低コスト」が望まれるというのは変わりありません。
そこで、単純につみたてNISA枠外だからというだけの理由で、低コスト商品を提供せず、高コスト商品の購入を要求することに合理的な理由はあるのでしょうか。

また、販売会社自身も、つみたてNISA向け商品の選定理由として、「信託報酬が低廉なこと」を「「中長期的な資産形成に適している」と判断した理由として述べています。
となると、その「中長期的な資産形成に適している」商品を、課税口座や現行NISAで提供しない理由は何なのか。中長期的な資産形成などさせたくないということなのか、信託報酬は資産形成に関係ないと思っているのか、自分で言っていることとの整合性をどのように説明するのか非常に興味深いところです。
北洋銀行は、フィデューシャリーデューティーとしても、
中長期的な視点に立った資産運用をご提案し、お客さまの安定的な資産形成と、最善の利益の実現を図ってまいります。(中略)
<具体的取組>
■お客さまの安定的な資産形成の実現につながる投資手法をご提案し、お客さまの多様なニーズにお応えするため、商品ラインナップを拡充してまいります。
と言っており、課税口座や現行NISAになった途端つみたてNISAより割高(資産形成に不利)な商品しか扱わなくなるという行動が「最善の利益の実現」「安定的な資産形成の実現」とどう両立するのでしょうか。


尤も、ここまで槍玉に挙げた北洋銀行や北海道銀行だけが数多の販売会社の中で特別に不心得であるという状況ではありません。
それどころか、「低コストなシリーズ(ニッセイ、たわら、iFree、三井住友DCつみたてNISA、emaxis slim、つみたてんとう、i-SMT、野村つみたて、楽天バンガード、exe-iつみたて、Smart-i)を取り扱う」かつ「つみたてNISA以外でもそれを取り扱う」というのは、かなり限られている状況です。
ネット証券大手(SBI、楽天、マネックス、松井)の他には、フィデリティ証券(ニッセイ、三井住友DCつみたてNISA)、スルガ銀行(たわら、iFree)、エイチ・エス証券(ニッセイ、三井住友DCつみたてNISA)、ジャパンネット銀行(emaxis slim、たわら)、労働金庫(たわら、iFree)、ゆうちょ銀行(つみたてんとう)、など数えるほどです。
意外にイオン銀行が「つみたてNISA限定」扱いです。(iFreeをラインナップ)
光世証券という会社は、ニッセイのファンドをつみたてNISAや課税口座で買える旨が明記してあって、「おお!」と一瞬思ったのですが…なんと、口座管理料がかかるということで、ちょっと推奨しかねるという結論になってしまいました。

なお、「つみたてNISAでさえもSMTやemaxis、Funds-iレベルのものしか取り扱わない」というような販売会社では、現行NISA・課税口座でも同じものを取り扱う例は結構あります。

これら「つみたてNISA外でも同じように低コスト商品を取り扱う」という販売会社であれば、つみたてNISAの枠に捉われることなく、有利な商品で投資を行うことができます。
そのような販売会社の方が、金融庁の目指す「家計の安定的な資産形成」の趣旨を真摯に実現しているのは明らかでしょう。

つみたてNISA内だけで低コスト商品を提供し形だけ金融庁の政策に乗るポーズをしてみせるだけなのか、それとも安定的な資産形成というより大きな目標を理解して実現しようとするのか、金融機関の姿勢が問われます。
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つみたてNISA | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2017/12/15(金) 02:25 ]
[ 最終更新:2017/12/15(金) 02:25 ]

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