EXE-iつみたてシリーズから、先進国株式のインデックスファンドが登場します。
EXE-i つみたて先進国株式ファンド
詳細を確認します。
ベンチマーク:FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス 運用スキーム:ファンドオブETFs
シュワブUSブロードマーケットETF【SCHB】 55% SPDRポートフォリオワールド(除く米国)ETF【SPDW】 45% 信託報酬:0.081%+組入先ETF(0.0345%程度)=0.1155%程度 運用開始:平成30年1月12日 販売会社:SBI証券
例によって、バンガードをも凌ぐ低コストETFを利用した超格安ファンドです。 構成としては、EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドから単純に新興国を除いた形になっています。
本ファンドは、「日本含む先進国」という、資産クラスとしても意外に珍しい投資対象となっています。 従って、新興国の高ボラティリティを嫌い、先進国だけで投資を完結させたい向きには打ってつけでしょう。日本と「日本除く先進国」とを組み合わせる必要がなく1本でほったらかし可能な上、異次元の低コストときています。
また、組み入れETFの本数が2本で済むためか、「つみたてグローバル(中小型含む)」よりファンド本体(ETF以外)部分の信託報酬が抑えられており、低コストに拍車がかかっています。 そのため、本ファンドとEXE-iつみたて新興国株式ファンドとを9:1の比率で組み合わせると、信託報酬0.12343%という水準で全世界の株式への投資が可能となります。コスト的には「つみたてグローバル(中小型含む)」より有利となります。 但し、EXE-iつみたて新興国株式は小型株を含む構成になっていないため、「先進国は小型株込み、新興国は小型株無し」という中途半端な形になってしまうことには注意が必要です。 EXE-iつみたて新興国株式ではなく、楽天VWOを組み込む手もあります。僅かにコストが上がりますが、それでも信託報酬0.13091%という水準で、新興国の小型株及び中国A株にまで範囲を広げた投資が可能になります。 但し、楽天VWOは現段階でつみたてNISAに非対応なことには要注意です。
いずれにせよ、単体としてもピースとしても極めて凶悪なまでの使い勝手です。(どこかの中途半端なファンドと違い、これほど強みが際立っておれば設定がつみたてNISA開始に間に合っていなくても挽回は十分に可能でしょう) 今から投資を始める人は、いきなりこんな商品が揃った環境という実に有利なところで始められるわけで、「投資の成功体験の定着」に結びつけやすいという観点からも実に喜ばしい限りです。
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