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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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emaxis slimの先進国株式が遂に0.11%水準まで信託報酬引き下げ。いよいよ純和製ポートフォリオで済むようになる日が近づく…?
emaxis slimシリーズにて、信託報酬の引下げ予定が発表されました。
業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施

詳細を確認します。
名称ベンチマーク改定後の信託報酬従来(予定判明済み)の最安
emaxis slim先進国株式インデックスMSCIコクサイ0.11826%自身、ニッセイ<購入・換金手数料なし>(0.20412%)
※最安値更新

1月30日からの実施予定となります。

なんと、一挙に0.2%水準から0.11%水準まで下げてきました。
考えるまでもなく、EXE-iつみたて先進国株式を追随対象としたものと思われます。
ファンドオブETFsが相手だろうが何だろうが、とにかく信託報酬最低水準を目指すという公約を実行する姿勢が改めて示されました。
それにしても、心なしかこのところ追随発表の速度がどんどん早まっている気がします。
最初にemaxis slimより安いファンドが出たのは8月前半届出のSmart-iTOPIXで、追随の方針が新聞で報じられたのがその月の下旬公式発表は10月に入ってからでした。
それが今や同じ週のうちに、しかも0.08%という大きな下げ幅を示しています。
今年前半までと違って他ファンドが積極果敢にemaxis slim以下の水準を目指して挑んでくるようになった中で、一瞬たりとも最安の座を譲ってはならぬと本格的に腹を括ったのでしょうか。



ところで、時価総額の大きい先進国株式クラスがここまで信託報酬が下がったとなると、今emaxis slimで全世界株式時価総額近似ポートフォリオを組むとどうなるでしょうか。
国内株式を10%、先進国株式を80%、新興国株式を10%として組むと、信託報酬は 0.17172%×10%+0.11826%×80%+0.2052%×10%=0.1323% という水準になります。
ご案内の通り、本家VTが総経費率0.11%です。
いつの間にか、指呼の間ともいうべき肉迫を示しています。

もとより、「emaxis slimにはこのほか取引費用や保管コスト等の隠れコストがかかる(VTの総経費率の中には既に含まれている)」、「emaxis slimは小型株を含まない(VTはオールキャップ型なので小型株も含む)」などの差異もあるため、単純に比較できない面もあります。
しかしながら、他方で、「emaxis slimなら分配金を出さず自動再投資される」「emaxis slimなら金額指定も柔軟に・小口からできる」などの優位な点もあります(そのような有利な特徴をVTに付与しようとした楽天バンガードの商品は、信託報酬が0.2%を大きく超えてしまいました)。

もはや、米国ETFを(直接あるいはFoFとして)利用しなくても、純国産でそれとほぼ同等の運用ができるようになってしまいました。
他社のインデックスファンドはおろか、本家VTさえも過去の存在にしてしまいかねない、恐ろしい瞬間を目にしようとしています。
海外製品頼りでなく国内勢でここまでの発展を見せるとは、感嘆を禁じえません。
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emaxis | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2017/12/30(土) 00:13 ]
[ 最終更新:2017/12/30(土) 00:13 ]

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