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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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2017年総括 |
いよいよ2017年も終わります。
今年は投資関係では特に動きの大きな年でした。 年明けから3,4月くらいまでは個人型確定拠出年金の加入祭りが目立つ程度でしたが、金融庁によるつみたてNISA Meetupの開催が始まって以降一挙に加速が強くなりました。 「低廉な手数料の商品を定着させる」「リスクを取りつつも安定的な資産形成を図る」という理念の下、夏ころから新たなファンドの開発や手数料の引き下げ競争が俄かに活発化しました。 商品開発ではステートストリート全世界株式インデックスにより日本含む全世界株式インデックスファンドというのが初めて登場し、株式100%のポートフォリオならある意味これで決定版か…と思ったら楽天バンガードが登場、今度こそこれで決まるかと思ったらEXE-iつみたてシリーズの登場。 さらには、「業界最安値」を標榜するemaxis slimシリーズが、Smart-i、三井住友DCつみたてNISA、ニッセイ<購入・換金手数料なし>などの挑戦に応じて実際に度重なる信託報酬引き下げを実施(これは敢えて挑戦を突き付けた他ファンドの功績も非常に大きい)、そしてついにはVTさえ不要になるかも?となるほどの低コスト化を見せ、楽天バンガードやEXE-iつみたてシリーズの牙城さえ脅かしかねないところまで来るに至っています。 考えてみれば、先進国株式クラスは昨年末と比べても半分程度、新興国株式に至っては3割か4割くらいの水準まで下がってきているはずで、その下がりっぷりには瞠目します。(昨年でも既にiFreeやたわらノーロードなどで低コスト化が大きく進捗した年だったはずなのに、です)
本来であれば、このような変革が監督官庁たる金融庁の音頭に刺激されるのは、手放しで喜んでばかりでよいとも言い切れません。 理想としては、取引当事者の合理的な選別により、「高コスト・劣悪なファンドにはどうしても資金が集まらない&関連機関の評判悪化による有形無形の損失が嵩む→低コスト・優良なファンドにシフト(そうしないと金融機関側が生き残れない)」という流れになるのが望ましいところです。 官庁が規制によってそれを無理やり実現してみせたというのは、投資家にはそれだけの合理的な行動力がないと見切られたということでもあり、見方によっては投資家として取引当事者としてなかなか恥ずかしい事態でもあります。 また、労せずしてこのような環境改善を手にしたことが投資家の育成という観点から完全にプラスなのかという疑問はなしとしません。
もっとも、金融庁がそこまで狙ったわけでもないでしょうが、投資家がシビアに試される局面もなくなったわけではありません。 「emaxis従来型」「emaxis slim」「つみたてんとう」のシリーズ併存に典型的なように、同じ投資対象でもコストが大幅に異なるような状況が現れていたり、つみたてNISAの枠内でも販売会社ごとにスタンス(割高な商品しかないのか割安な商品をおくのか、つみたてNISA限定販売なのか一般開放するのか)が大きく異なっていたりします。 どこの販売会社で、どういう商品選択をするかで資産形成の成果が大きく影響を受ける状況、これが今まで以上に強まりそうです。 投資家が望みさえすれば、情報さえ手に入れれば、いかようにも有利な運用ができるという度合いはこの低コスト化で強まっているわけであるからこそ、いよいよ投資家の自己責任は大きくなります。
今年は、金融庁も東京で毎月・地方でも随時イベントを行うようになるなど、啓発イベントの本気度も高まっていました。 私もつみたてNISA Meetupには地方開催含めて参加させてもらい、バンガードなどのブロガー向けイベントにも参加しました。 手元に運用会社の部課長級・役員級の名刺が多数あるというのもなかなか信じがたいものがありますし、つみたてNISAMeetupの席上で商品の企画が1本決まるという凄い出来事にも出会いました。 切っ掛けはさておき、運用会社も個人投資家の声に影響されるようになっているということで、これも過去何年というところでは起こっていなかった変化でしょう。
私も、来年以降もこうしたイベントの参加などを通じて動向を追いかけていきたいと思いますし、参加レポートや各種分析などの記事によってシェアを進めていきたいと思います。
最後になりましたが、本年も弊ブログの閲覧有難うございました。2018年も宜しくお願いいたします。
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雑記
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[ 2017/12/31(日) 21:00 ]
[ 最終更新:2017/12/31(日) 21:00 ]
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