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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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物価連動国債について
あと一週間ほどで、emaxisの物価連動国債インデックスファンドが設定となります。(11月6日設定)

インデックスファンドとしては日本初ということで、一挙に各地で話題になったようです。

該当記事
物価連動国債って? ~ 「eMAXIS国内物価連動国債インデックス」の新規設定に寄せて
物価連動国債はいいかな(今のところ)
eMAXIS国内物価連動国債インデックスについて思うこと
債券の基本がわかってなかった!eMAXIS国内物価連動国債インデックスのニュースを知って。
eMAXIS国内物価連動国債インデックスが出ますが、物価連動債を個人で買えるようになったらどうするか
その他リンクしきれないほど沢山。

あと一週間に迫っているこのタイミングで、遅ればせながらちょっと物価連動国債への投資について考えてみたいと思います。周回遅れのブログの面目躍如というものです。
尚、クオリティ極低を売りにしている当ブログですから、その知見には新規性も進歩性も正確性も網羅性も全く無いことを予めお断りしておきます。
下手をすると途轍もない嘘っぱちを書いている可能性もありますから、このブログはそういうものだと思っていただきたく。




物価連動国債を投資対象としてみたとき、恐らくですが、(少なくとも投資する段階では)普通の国債と比べて特に有利でも不利でもないものに過ぎないという結論に落ち着くのではないかと思います。

まず、「クーポン金利1.00%、残存期間がジャスト2年、利払いは年に1度」という普通タイプの国債(思考を単純にするため現実の国債とは異なる商品性になります)が、額面100円につき100.50円で売買されている状況だとします。
この普通国債を購入した場合の利回りは、(現在の購入価格支払によるマイナスのキャッシュフローと1年後・2年後の元利受取によるプラスのキャッシュフローの現在価値の総和をゼロにする割引率を求めてやることで)0.75%と計算されます。



さて、こうした状況で、「クーポン金利1.00%、満期2年ジャスト、利払いは年に1度」という物価連動国債(思考を単純に以下略)が新規発行されたとします。また、市場参加者は向こう2年の物価につき年2%のインフレが続くものと予想しているとします。
そうすると、将来のキャッシュインとしては、額面100円あたり1年後に1.02円、2年後に105.08円が生じると見込むことになります。
この債券に額面100円あたりいくらの値が付くか?
恐らく、普通の国債の利回りである0.75%で見込みキャッシュフローを割り引いた、104.54円という値になると思います。



なぜそうなるか、もし違う数値になったらどうなるかを以下で検証します。
尚、単に原理的な部分の考察をするため、現実に実行されるとは異なるであろうオペレーションで考察することになります。ご了承ください。(恐らく実際には、いろんなデリバティブを駆使するんだと思います)
また、単純化するために投資家は普通国債と同じ条件(即ち、2年間年率0.75%複利の利回り)で借入れができるものとし、税金やら手数料やらのコストは一切掛からないものとします。

仮に、物価連動国債の価格が額面100円あたり104円に決まったとします。

この場合、キャッシュフローに対する割引率(=利回り)が普通国債より高く、従って普通国債より割安ということになります。
そこで、物価連動国債を額面100円購入し(購入対価104円)、普通国債を額面103.4826円空売り(売却対価104円)します。この時の受払いは差し引きゼロになります。
1年後と2年後には、物価連動国債に対応する元利金を受け取り、普通国債に対応する元利金を支払います。
また、1年後の段階では支払利息が受取利息より多く、0.0148円の資金不足となるため、今の段階で1.4900円の借入を行い、その借入金で普通国債(額面1.4826円)を購入します。ここから受取る金利で、その資金不足を丁度穴埋めできることになります。
最終的に2年後の段階でこれらの債券すべての償還が終わり、借入金も元利すべて弁済してみると、手元に0.5481円残りました。
……元手なしで債券の売りと買いを行い、期間中の資金ショートを避けるための最低限の借入をしただけなのに、手じまったら現金がある。無から有が生じました。


では仮に、物価連動国債の価格が額面100円あたり105円に決まったとします。

今度は逆に普通国債より割高となります。
そこで、今度は物価連動国債を額面100円空売り(売却対価105円)し、普通国債を額面104.4776円購入(購入対価105円)して、物価連動国債の元利金を支払いつつ普通国債の元利金を受け取っていきます。
今度は期間中に資金ショートが発生することさえなく、最終的に手元に0.4668円残りました。
……またもや無から有が生じてしまいました。


こういう事態が起こったら、たぶん市場参加者はみんな同じ行動をして、無から生まれる有を取りに行くことになります。物価連動国債が104円になったらみんな物価連動国債買い・普通国債売りに走り、物価連動国債の価格上昇圧力を生じさせる。逆の場合も然り。


仮に、最初に計算したとおり物価連動国債が額面100円あたり104.54円と決まれば、売ったり買ったり借入したりしてみても、最終的に手元に残る現金はゼロ。無からは無しか生じなくなります。



以上の通りですから、結局、普通国債であろうが物価連動国債であろうがそこから得られるキャッシュフローは利回り(割引率)でみて同じ水準になることしか期待できないということになります。
つまり、少なくとも投資をするかどうかを判断する時点では、有利不利は無いということになります。

もちろん、物価連動国債の将来キャッシュフローの算定にはインフレ率予想という不確定要素があり、時の経過と共に変動してくる可能性があります。その影響により、「結果的に」有利不利が出てくる場合があるのは当然です。
しかし、それを見通すことは恐らく大抵の人にはできません。
物価連動国債と普通国債のどっちが有利だとか不利だとかいう確信の元、どちらかに張るというのは、取りも直さず「インフレ動向について他人より正確に予想ができる」というコンフィデンスに則ったアクティブ投資的な態度とも言えるのではないでしょうか。(それが良いとか悪いとかいう問題ではありません)

であれば、インデックス投資的な態度ではどういう風になるのか。
「投資判断をする段階で有利不利がないのなら普通国債一本でいいじゃん」というのも筋が通った態度だと思います。
「どっちが有利か分からないのなら(配分はどうあれ)両方買っちゃおうや」というのも、それはそれで分散を旨とするインデックス投資の理念に適っていると思います。

ここまでくると、あとは各自の好みでしかないと思います。どちらも間違っているとはいえないでしょう。

……長々と書いてきて結論がその程度かよ、ですか? 最初に言ったでしょうここはクオリティ極低のブログですと。


*尚、私自身は既存のMHAMの物価連動国債ファンドとSMTの国内債券インデックスに等金額積み立てています。どっちに転んでもいいように、という方に近い態度です。
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[ 2014/11/01(土) 00:29 ]

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