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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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i-mizuhoが一部ファンド償還&シリーズ名称変更……中途半端さのみが際立つ
ブラックロックの設定するi-mizuhoインデックスシリーズが、一部ファンドの償還&残るファンドの名称変更・信託報酬引き下げを「戦略的な見直し」と称して発表しています。
i-mizuhoインデックスシリーズの戦略的な見直しについて

詳細を確認します。

名称ベンチマーク改定前信託報酬改定後信託報酬同クラスの最安ファンド
iシェアーズ 国内株式インデックス・ファンド日経2250.4104%0.351%emaxis slim(0.17172%)
iシェアーズ 先進国株式インデックス・ファンドMSCIコクサイ0.6156%0.405%emaxis slim(0.11826%)
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)MSCIコクサイ(円ヘッジ)0.6156%償還iFree(0.2052%)
iシェアーズ 新興国株式インデックス・ファンドMSCIエマージング0.6264%0.4752%emaxis slim(0.2052%)
iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンドS&P5000.6156%0.405%iFree(0.243%)
i-mizuho欧州株式インデックスユーロストックス500.6156%償還三井住友・欧州株式指数ファンド(0.7128%)
【参考:SMT欧州配当貴族(0.594%)】
i-mizuho東南アジア株式インデックスFTSEアセアン400.6804%償還該当なし
【参考:朝日ライフ・MSCI・グローイング・アセアン株式ファンド (1.458%)】
i-mizuho中国株式インデックスFTSE中国500.6804%償還該当なし
【参考:三井住友・香港ハンセン指数ファンド(0.8424%)】
i-mizuhoオーストラリア株式インデックスS&P/ASX2000.6156%償還該当なし
iシェアーズ 国内債券インデックス・ファンドNOMURA-BPI総合0.4104%0.2916%emaxis slim、ニッセイ<購入・換金手数料なし>(0.15012%)
iシェアーズ 先進国債券インデックス・ファンドFTSE世界国債インデックス0.6156%0.351%emaxis slim、ニッセイ<購入・換金手数料なし>、たわら(0.1836%)
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)FTSE世界国債インデックス(円ヘッジ)0.6156%償還Smart-i(0.2052%)
i-mizuho先進国インフレ連動債券インデックスバークレイズ世界物価連動国債インデックス0.6372%償還海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)(1.08%)
iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンドマークイット iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数0.932%0.7538%該当なし
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジあり)マークイット iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数(円ヘッジ)0.932%償還該当なし
【参考:Funds-i(米国のみ、0.864%)】
i-mizuhoオーストラリア債券インデックスブルームバーグオーストラリア債券(総合)0.6156%償還該当なし
【参考:emaxis(FTSEオーストラリア国債、0.648%)】
iシェアーズ 国内リートインデックス・ファンドS&P J-REIT指数0.4212%0.3618%該当なし
【参考:Smart-i(東証リート指数、0.1836%)】
iシェアーズ 先進国リートインデックス・ファンドS&P先進国REIT指数0.6372%0.4212%Smart-i(0.216%)
i-mizuho先進国リートインデックス(為替ヘッジあり)S&P先進国REIT指数(円ヘッジ)0.6372%償還たわら(0.378%)
iシェアーズ コモディティインデックス・ファンドS&P GSCIトータルリターン1.182%1.0038%該当なし
【参考:emaxis(ブルームバーグ商品指数トータルリターン、0.892%)】
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)LBMA金価格0.682%0.5038%SMT(0.52%~0.67%程度)


多くのファンドが償還となる一方で、残存するファンドは全て「iシェアーズ」と名を変えた上信託報酬の引き下げを行っています。



i-mizuhoシリーズは、2013年に当時としてはそれなりに競争力のあるコスト水準と、極めてバラエティに富んだラインアップを持って登場したシリーズです。
ところが、登場してからしばらくの間は販売会社がみずほ銀行とみずほ証券のみという、およそインデックス投資家がいるとも思えない窓口に限られていて、非常に影の薄い立場に立たされていました。
インデックス投資家の方で当該販売会社に口座を作ればよかっただけの話といえばそうなのですが、両社とも買付額が1万円からであったなど、正直言ってネット証券に比べ使いにくい口座でもありました。

2015年の夏ころから順次ネット証券にも販路を開放していきましたが、その頃にはニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズなどによるコスト引き下げの流れも始まっており、コスト的に見劣りし始めていた状態でした。
結果、どうにも影の薄い状態を払拭できないまま、今般の大量整理に至ります。
正直、やることなすこと時機を逃していた感が否めません。

今回償還になるのは、為替ヘッジものを除くと、他に代替らしい代替のあまりない(あっても従来より高コストになる)独自性の強いファンドがほとんどです。
東南アジア株式などは惜しむ声も多く聞かれており、難民化してしまう人も多そうです。
どうやら、運用会社はこれらユーザーを切り捨ててまで、独特ラインナップによるニッチ戦略は捨てるようです。

一方で、残っているファンドを見てみますと、確かにコスト引き下げをしてはいますが、ハイイールド債やコモディティ系を除くと、なお既存の最安ファンドの倍前後の水準にあり、とても訴求力があるとは見えません。

独自性による集客は捨て、だからと言って競争の激しいフィールドではおよそ競合相手と勝負にならないというのでは、どこにどういう勝算を求めているのかが皆目見当が付きません。
「戦略的な見直し」が聞いて呆れます。
このような中途半端さで、ブランド名につけた「iシェアーズ」のイメージを傷つけないかどうかを危ぶみたくなるほどです。

そもそも、ブラックロックは言わずと知れたiシェアーズETFの運用会社です。
せっかく自前でETFを持っているのですから、単純にそれをファンド形態にしてやれば超低コストファンドが作れました。
いや、実際にいくつかのファンドで運用自体はそうしています。日本株式は【1329】iシェアーズ 日経225ETF(信託報酬0.1134%)、新興国株式は【IEMG】iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF(経費率0.14%)、米国株式は【IVV】iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(経費率0.04%)など、低コストのETFを使っています。
それなのに、ETFの外側を包む投信部分で取るコストがあまりにも厚いため、台無しになってしまっています。
楽天バンガードシリーズを見てください。ETFの外側で取るコストは僅かに0.1296%。結果、全体としても超低コストになっています。
EXE-iつみたてシリーズを見てください。ETFで取るコストは、グローバル株式で0.108%、先進国株式で0.081%、新興国株式で0.0648%。結果、恐るべき超低コストになっています。
楽天投信はバンガードと全く資本関係のない別会社ですし、SBIアセットマネジメントもシュワブやステートストリートとは全く資本関係のない別会社です。それでもこれだけのことができるのに、自らETFを設定・運用しそれ自体からの報酬も手にすることができるブラックロック自身が、なぜ彼らより大幅に高いコストをETFとは別に取らなければならないのでしょうか。
ETFの外側でのコストを楽天バンガードやEXE-iつみたて並に抑えておれば、日本株式・新興国株式は0.2%内外、米国株式などは0.1%台半ばもありえたわけで、あたら両シリーズのビジネスモデルを4年ほども先取りして市場を席捲できた可能性があったのにそれを逸したのは惜しまれてなりません。

今回の引下げも中途半端な水準に留まっているということは、どうやら楽天バンガード&EXE-iつみたてのモデルに化ける気もないように思われます。
また、自前のETF投入で従来にないラインナップ(日本含む全世界の株式/債券などは作るのも簡単ですし、国内売りしていないものでは全世界最小分散などスマートベータ系で面白いものもあります)を揃えようという期待も、あまり持てないでしょうか(そんな気があるなら、果たしてニッチ系の大量整理などするでしょうか)。
つみたてNISAの対応さえ未だにしていないくらいですし、もうどこを向いても注目される要素が見当たらず、当シリーズの行く末はかなり深刻に案じられます。
果たして、ここから奇跡の巻き返しはあるのでしょうか、ないのでしょうか……
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i-mizuho | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/02/05(月) 03:01 ]
[ 最終更新:2018/02/05(月) 03:01 ]

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