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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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つみたてNISA口座開設希望先、銀行が多いようだが……実際に開設する前に具体的な使い勝手は必ず精査しよう
QUICK資産運用研究所が2017年12月に実施したつみたてNISAに関するアンケートの結果が報告されています。
つみたてNISA、利用するなら「銀行で」が1位【個人意識調査(5)】

これによると、つみたてNISAを利用するとしたら「銀行で利用したい」という回答が最多だったということです。
年代別に見ても、20代や30代といった若年層でさえ、ネット証券を抑えて銀行がトップに立つという、なかなか意外な結果です。

身近にある「安心」感というものがこうも根強いのか、またそれに加えて『金融庁フィルター』によってつみたてNISA内に関する限り銀行であっても十分低コストな優良ラインナップになっていることも大きいのでしょうか。(似たような商品が買えるのなら、普段から馴染みのあるチャンネルで、というのはいちおう一理ある話です)

ただ、以前にも指摘した通り、つみたてNISA以外まで広げてみると、銀行では使い勝手が著しく落ちてしまう場合が多いことには注意が必要です。
すなわち、「つみたてNISA以外では割高な投資信託しか扱われておらず、資産形成の規模を拡大しようとしたら割高なコストを払うか別口座を増やす煩に耐えるかしなければならない」という問題に直面しやすい場合があります。つみたてNISAは年間40万円・20年フル活用したとしても800万円の投入規模に過ぎないわけですから、本格的な資産形成を考えるならばつみたてNISA以上の資金投入が必要になる可能性は決して低くありません(例えば、年収の4分の1を資産形成に回すことを考えると、年収400万円もあれば100万円の投入になります)。つみたてNISA外での投資についても今のうちに見通す必要性は高いのです。
身近な口座を使ったつもりでも、このような問題に煩わされるようでは、却って管理作業や精神的負担などが重くなってしまうかもしれません。

そして、一口に銀行と言っても、実際にどのくらい「つみたてNISAでしか使えないのか、つみたてNISA以外でも使えるのか」は、銀行によってかなりまちまちです。つみたてNISAの内部と外部とでそれぞれどのような品揃えをしているか、きちんと詳細に見極めなければなりません。



第一に、スルガ銀行は、つみたてNISAでもそれ以外でも区別なく、たわらノーロード・iFreeといった最安コスト層のファンドを購入することができます。(ほかにFunds-iなどもあり)
このような類型であれば、つみたてNISAの枠以上に投資をしたい場合であっても、単純に課税口座で同じ商品を買い増せばよく、当該口座だけで資産形成を完結させることもかなり合理性を持ってきます。
他にはゆうちょ銀行も、つみたてNISA以外でも三菱UFJつみたてシリーズや野村6資産均等バランス・JP4資産均等バランスなどが購入可能のようです(「10,000円以上1円単位(自動積立投資に係るものについては1,000円以上1,000円単位)」という書きぶりから、自動積立でない購入が想定されている)から、この類型に属するでしょう。

第二類型として、横浜銀行の例を見てみましょう。つみたてNISAでは最低コスト圏に属する三菱UFJつみたてを用意しつつ、これはつみたてNISA専用。それ以外の口座では、slimでないemaxisのような一段割高なファンドを用意しているというパターンです。
銀行では割とメジャーな類型といえます(銀行によって、つみたてNISAの「最低コスト」ラインナップがiFreeやたわらノーロードだったり、通常口座の「一段割高なファンド」がSMTやFunds-iだったりします)。
この場合、つみたてNISA以上に投資しようとすると、コストを取るか口座管理増加を取るかという問題に直面させられます。(金銭的には、明らかに、課税口座で安いファンドを利用できる別口座を開いた方が得策です)

もっとひどい第三類型として、七十七銀行が挙げられます。つみたてNISAではたわらノーロードや三菱UFJつみたてといった最安コストを押さえていますが、もちろん「専用商品」扱い。つみたてNISA以外で買えるものはと見てみると、なんと、海外資産やバランスファンドにはインデックスファンド自体がない(ダウ連動が1本だけありますが)。
これではこの口座でつみたてNISA以外に資産運用をするなどとはとても思いもよらない(何しろまともにアセットアロケーションも組めない!)ところで、よそにもう一つ口座開設することが必須になってしまいます。

京都銀行が変わり種の第四類型でして、つみたてNISA専用ファンドとして三菱UFJつみたてシリーズがありつつ、つみたてNISA以外の口座用としてニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズが控えているという構成です。
つみたてNISA外の商品の方が優良かもしれないという珍しいパターンで、これなら第一類型同様に当該口座だけで資産運用を完結することもできなくはありません。


自分の利用しようとしている銀行が上記のどの類型に当てはまるか、口座開設の前によく検証するべきでしょう。
第一・第四類型であればそのまま口座開設してもそこそこまともな資産運用ができるでしょうが、第二・第三類型であれば当該口座だけでは頗る不利な運用になってしまう恐れが高まります。どうせいずれ他所に口座を作る必要が出てくるくらいであれば、最初から何でも揃うネット証券であったり、せめて第一・第四類型に属するところの利用を考えるべきです。

そもそも、つみたてNISAでの取り扱いファンドを選定するにあたっては、大抵の金融機関では当該ファンドが資産形成に適している理由を付しているわけですから、当該ファンドをつみたてNISA専用扱いにしている金融機関は、なぜその「資産形成に適しているファンド」を通常口座での資産形成には提供しないのか、その整合性を説明するという難事業をしてもらわないと困ります。
恐らく「本当は顧客の資産形成をそこまで支援する気はないから」とでもいう以外に説明のしようはないわけで、仮にそうであるならば、そのような本心を持っている金融機関で安心して資産形成ができるのかどうか、かなり不安要素がある(つみたてNISAをドアノック商品に、隙さえあれば高コストな商品を売り込もうとしているのではないかとの疑いが生じる)とみるべきです。


日常使っているチャンネルである銀行で投資も……というのは、手軽そうな選択肢ではあります。
しかし、口座の機能、どこまで資産形成に有用であるかはかなりばらつきがある(そして、あまり有用でない場合も多い)のが実態です。
そして、その裏には、当該金融機関がどの程度本気で資産形成に向き合ってくれるかどうかという意識も隠れています。
自分が使おうとしている銀行は、本当に資産形成に適した機能と意識を持った機関なのか?
そこを見極めたうえで、ネット証券や証券会社など、数多の候補から最も有利な口座開設先を選ぶようにしたいものです。
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つみたてNISA | トラックバック:0 | コメント:2
[ 2018/02/14(水) 03:55 ]
[ 最終更新:2018/02/14(水) 03:55 ]

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コメント
京都銀行は筆頭株主が日本生命なのでその関係でニッセイを販売しているのかと思ったのですが、つみたてNISAでは違うものを売っているのは謎ですね。
銀行にとってはしょせん、つみたてNISAは資産のごく一部でしかないから三菱にも顔を売っておくかというような感じなのでしょうかね?
URL | binboinvest #- | 2018/02/14(水) 06:46 [ 編集 ]

Re: タイトルなし
> 京都銀行は筆頭株主が日本生命なのでその関係でニッセイを販売しているのかと思ったのですが、つみたてNISAでは違うものを売っているのは謎ですね。
> 銀行にとってはしょせん、つみたてNISAは資産のごく一部でしかないから三菱にも顔を売っておくかというような感じなのでしょうかね?

まあ、三菱UFJつみたてシリーズには販売会社向けの研修メニューも付いているらしいですから、もしやそれが目的なのかもw
URL | 安房 #- | 2018/02/14(水) 23:41 [ 編集 ]

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