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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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三井住友アセットが日経アジア300インベスタブル指数インデックスファンドの信託報酬引き下げ。emaxis slimのお株を奪う行動で、つみたてNISA以外の領域でも競争開始の流れか? |
日経アジア300インベスタブル指数は、2017年12月から算出・公表が開始された指数です。 東南アジア各国に中国・香港・韓国・台湾・インドを合わせた合計10か国の300銘柄に投資する時価総額型インデックスでして、銘柄選定に関しては時価総額や流動性・国別バランスのほか、売上高の増加率という定量基準も反映されるようになっており、若干のスマートベータ色が入ったものになります(JPX400指数などとやや似た感じです)。
この指数に連動するインデックスファンドも既に4本が設定済みあるいは設定予定ですが、このほどその中の三井住友アセットマネジメント設定のものが早くも信託報酬引き下げを行っています。
今まで紹介もできていませんでしたが、各ファンドのプロフィールも含めて確認します。
表を見て分かる通り、今回の三井住友の値下げは、従前の段階で信託報酬最安であったemaxisに合わせる形での実施となっています。ご丁寧に、emaxisシリーズに付き物の「受託者還元型信託報酬」までもなぞっています。
「競争相手のファンドと同じところまで値下げして、業界最安を目指す」という戦略は、emaxis slim以外で実施されるのは大変珍しい事です。ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズも、純資産増加による収益を受益者に還元するとして信託報酬引き下げを継続する意思を示していますが、若干趣旨が異なっています。 しかも、今回は信託報酬引き下げが過熱したつみたてNISAとは関係ない領域(指定インデックスではないため、5年経ってアクティブ枠に入らない限り制度の埒外)での出来事である点も異例です。
あるいは、つみたてNISAでの競争を経て、「やはりコストを低くすることが顧客の誘引と運用の効率化のために重要だ」と目覚めたということでしょうか? 仮にこれを三井住友アセットが会社の姿勢として身につけたということであるならば……三井住友DCつみたてNISAシリーズの更なる値下げなどをはじめ、競争関係の強化に拍車をかける意味で極めて重要な転換点となる可能性があります。 まだ真相がどうであるのかは分かりませんが、願わくば真相がそのようなものであることを期待したいとともに、今回の試みについては勿論高く評価したいと思います。
なお、信託報酬引き下げについては評価しますが、ファンドの購入判断としては、残念ながら僅か10年程度の信託期間が設定されているという点から、あまり購入したいファンドではないというのが正直なところです。 長期的な成長期待によって資金を投入するのであれば、やはり信託期限のないファンドを選びたいところです(満期時に相場軟調期が来ている場合、満期償還だからといって強制的に損切りさせられるというのはなかなかつらいもおのがあり、保有継続して回復を待てる無期限のファンドを利用したい。 信託報酬の水準や信託期限の設定などを総合的に見ると、やはり買えるのはemaxisくらいかなぁ…という感じになってしまいそうです。
なお、日経アジア300インベスタブルインデックスは、冒頭に述べた通り銘柄選定に国別銘柄数や売上高推移などスマートベータ的な要素が含まれています。 仮に、これゆえに銘柄の組み入れ・除外が頻繁に起こるようだと、それはファンド内部での証券売買率の上昇・コストの上昇を招くことになる恐れがあります。(スマートベータあるあるです) 従って、意外に実質コストが高く出る恐れもあることには注意が必要でしょう。 アジアへの投資を考えている場合、投資対象国が結構被るSMTアジア新興国株式インデックス・オープンも選択肢に上ります。信託報酬は0.648%とかなり割高になってしまいますが、単純なMSCI指数への連動による運用となりますから、売買回転率ひいては実質コストがそこまでひどく上がる恐れは小さいと思います。 ファンドの商品特性をよく理解して、慎重に商品選択をすることが大事になってきます。
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三井住友アセット(DCつみたてNISA以外)
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[ 2018/02/15(木) 02:40 ]
[ 最終更新:2018/02/15(木) 02:40 ]
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