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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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系列販売会社向けのつみたてNISA用ファンドの様子
販売会社と同系列の運用会社が、その販売会社向けにつみたてNISA対応ファンドを設定した例がいくつかありました。

信用金庫向けのつみたてNISAインデックスファンドが登場したが…
JAバンク向けのつみたてNISAインデックスファンドも登場したが…… 系列向けにと無理して作らずに既存の優良ファンドを引っ張ってきた方が……
JP投信から基本4資産の均等バランス登場。もしや郵便局でバラつみ可能に?

つみたてNISAがスタートしてから2ヶ月が経過しましたが、資金の集まり具合はどんなものでしょうか。
幸い、各ファンドとも日次の純資産総額&基準価額が運用会社サイトからダウンロードできますから、口数の推移を算出して様子を見てみます。



信金向け


しんきんアセットから、しんきんノーロード日経225が設定されています。
全ての信用金庫で取り扱っているわけではなく、以下の4社でのみ購入可能となっています。
販売会社取扱状況
米沢信用金庫取扱ファンド一覧に記載がないが、おそらくつみたてNISA専用扱い?
※そもそもつみたてNISAを扱っていること自体サイト上に告知を確認できず
白河信用金庫取扱ファンド一覧にて、つみたてNISA専用と明記
のと共栄信用金庫取扱ファンド一覧にて、つみたてNISA対応を明記。
専用かどうか明示がないが、お申込メモの申込単位に積立買付しかないところをみると、つみたてNISA専用扱いか?
西尾信用金庫取扱ファンド一覧にて、つみたてNISA専用と明記


口数の推移はこのようになっています。
しんきんノーロード日経225口数推移
伸びているように見えますが、25万口も増えていません。金額にして20万円余りです。
尚、2017年中にも口数が僅かずつ増えたり減ったりしているように見えますが、この頃は当初自己設定分(5億円)の資金しかないはずですから、私が計算する際に計算過程の端数処理の関係で口数がずれてしまっただけ(実際には口数は動いていない)ということでしょう。

本ファンドは、日経平均連動ながら信託報酬が0.4212%という一時代前の水準ですからコスト的な魅力はありません。
さらに、販売会社もあまり人口の多そうな地域ではなさそうですからパイも限られている上に、いずれもつみたてNISA限定扱い。それにもかかわらず、「つみたてNISAの扱いを始めました」という告知もウェブサイトにない有様です(ファンド一覧にさえ載っていない米沢信金は論外ですが)。
果たして各販売会社に売る気があるのかどうか怪しい限りで、これでは今後とも資金が入ってくるのかどうか…

白河・のと共栄・西尾の各信用金庫では、この他にたわらノーロードもつみたてNISAで売っていますから、各信金のユーザーが「つみたてNISAそのものに興味がない(もしくは認知していない)」のか、「当ファンドに魅力がないと判断している(たわらを買っている、あるいは他社で買っている)」のかは不明です。
いずれにせよ、当ファンドをアピールすることはできていないようです。

JAバンク向け


農林中金全共連アセットから、農林中金<パートナーズ>つみたてNISA日本株式 日経225農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500が設定されています。
こちらはJAバンクにて、つみたてNISA専用で購入可能となっています。全国どこに行っても同じラインナップのようです。

口数の推移はこのようになっています。こちらの運用会社から落とせるデータは口数も明記されているため、端数整理によるぶれはありません。
NZAM日経225累計増減口数
NZAMSP500累計増減口数
どちらも累計40万口程度、40万円内外の流入です。
両ファンドともコスト的には魅力が乏しい状態です。(日経が0.378%、S&P500が0.486%)
販路そのものは日本全国ですから信金よりはるかに広いはずですが、それでもこの流入状況……

ちなみに、JAバンクでは他につみたてNISA対応ファンドの販売が無いようですから、これが全国のJAバンクでのつみたてNISAの販売実績の全てです。

ゆうちょ向け


JP4資産均等バランスが設定されています。
ゆうちょ銀行で購入可能です。申込単位に「10,000円以上1円単位(自動積立投資に係るものについては1,000円以上1,000円単位)」とわざわざ記載されていることから、自動積立投資に係らない購入、すなわち通常口座での購入も可能のようです。

口数の推移はこのようになっています。
JP4資産均等バランス累計増減口数
年が明けてから口数は順調に伸び続け、なんと、1億を軽く超えるに至っています。ゆうちょ銀行のつみたてNISAには三菱UFJつみたてシリーズや野村6資産均等バランス、両セゾンなどがある中で、かなり好調な資金流入です。
信託報酬は0.2376%と十分に競争力のある水準で、ネット証券などで売っている商品と比べても遜色ない優良商品です。売れていることに大きな違和感はありません。
流入のうちどの程度がつみたてNISAでどの程度が通常口座なのかは不明ですが、まず成功していると評してよさそうです。

おわりに


各ファンドとも、地域金融機関にて利用者との距離の近さも利しつつ売られることをイメージして企画された商品だと思いますが、現時点ではかなり明暗が分かれているようです。
基本的には、コストの水準感から事前に予想したように、魅力のある低コストの商品であるJP4資産均等が売れ、信金やJAの商品は売れていません。
もとより、信金やJAの利用者がコストの重要性や水準感を理解して当該商品を回避しているとは限らず、単につみたてNISAそのものを認知していないだけの可能性もありますが(特に、しんきんアセットの商品を売っている4信金はちゃんと営業してそういう制度案内や知識啓発などをしているのかどうか…)、なまじ販売窓口でコンサルティングをされて客が知識を得れば得るほど、これらの商品を買う理由がないことを認識してしまいかねませんから、難しいところです。

なお、やはり身近な地域金融機関の店頭での販売を意図している三菱UFJつみたてシリーズも、4資産均等とヘッジ付き先進国株式を除いて億円単位(TOPIXは頭抜けて20億円)の純資産に達していますから(当初自己設定は4資産均等・8資産均等が0.1億円、それ以外が0.01億円)、やはりJP4資産同様に『結果的には』コスト的な魅力の高いものが売れている格好です。
※三菱UFJつみたてシリーズはネット証券でも売られていますが、ネット証券では同運用会社のemaxis slimをはじめとしたより魅力の高いファンドが多数ありますから、あえてつみたてシリーズを選択する理由はなく、つみたてシリーズの販売実績の大宗は地銀などの販売ではないかと思います。

果たして、せっかくグループ向けに開発をしたしんきんアセット・農林中金全共連の商品に明日はあるのか。売れるに足る程度に魅力を高め訴えることは運用会社・販売会社はできるのか……
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[ 2018/03/04(日) 02:12 ]
[ 最終更新:2018/03/04(日) 02:12 ]

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