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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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「地雷はだいたい除去されている」≠「地雷はない」
つみたてNISAの対象ファンドには、ご案内の通り、投資信託の構成や信託報酬など、厳しい要件が定められています。
その為、「金融庁により地雷のほとんどが除去されている」と評されることもあります。
つみップやコツコツの会などでも、「つみたてNISA対象ファンドに含まれている商品であれば、だいたい問題ない」などと初心者に勧めるためのベンチマークのように扱う人もいるようです。

確かに、極端に酷いファンドは概ね除かれてはいます。
ただ、つみたてNISAのフィルターをもってしても、全ての地雷を除去できているわけではなく、中にはとても推奨できないファンドも混じっています。
あくまでも、「足切り水準をクリアした」というのに過ぎず、有利不利は厳然としてありますから、なお個別ファンドを詳細に検討することを忘れてはいけません。



信託報酬要件上限ギリギリなど、高コストな商品


つみたてNISAの信託報酬の要件は、商品類型ごとに固定料率を示す形で設定されています。国内資産のみのインデックスファンドなら税抜き0.5%以下、海外資産込みのインデックスファンドなら税抜き0.75%以下、等です。
一方で、つみたてNISAに関する方針が出てからというもの、インデックスファンドにおいては信託報酬の引き下げが相次ぎ、国内資産も海外資産も最安は0.1%台に至っており、つみたてNISA対象商品の平均を取ってみても要件に示されている信託報酬率の半分程度(対象商品の概要(3月19日時点)によれば、国内資産は平均0.27%、海外資産込みは平均0.35%)となっています。
こうなると、信託報酬が「つみたてNISAの要件をクリアしている」というだけでは、もはや、低コストなファンドと評しえないことは言うまでもありません。

最も典型的なのは、朝日ライフ日経平均ファンド(にぃにぃGo)ニッセイTOPIXオープンといった、要件の上限にぴったり一致しているファンドです。
特ににぃにぃGoなどは、既に低コストファンドが出そろってきた12月になって、コスト水準にも何の改善も見せないまま何を血迷ったか態々つみたてNISA対応の届け出をしてみせたところを見ますと、今後もコスト引き下げをする気があるとも思えませんし、投資家にとって有利な商品たりうると考える理由が今も将来もなさそうです。
  ※参考:朝日ライフ「にぃにぃGo」がつみたてNISAに対応……って、どういう意義が…?(困惑)

高いコストは資産形成を阻害するので、低コストの商品に限ろうとするのが信託報酬の上限を定めた意図でした。
信託報酬の相場が大きく下がる方向へ環境が変わったのであれば、0.5%や0.75%云々でなく、その下がった相場に近い水準でなければ、やはり資産形成にとって相対的に不利になるわけですから、「要件に示された水準はぴったりクリアしているからそれで十分だろう」などという商品をつみたてNISAに対応させるような事は、制度の趣旨に悖るものと考えてよいでしょう。
他商品と比べて大幅に不利であることが明白である以上、明確に地雷です。

また、要件ギリギリでなくても、SMTシリーズやemaxisシリーズ、Funds-iシリーズなど、信託報酬水準から大幅に置いてけぼりを食らっているものもかなりあります。これらも同様に、要件だけはクリアしているとはいっても明らかに不利であって、購入する理由が全くない商品であり地雷といってよいでしょう。

資産構成が長期投資に向いていない商品


(つみたてNISA制度が想定するように)10年・20年あるいはそれ以上という長期投資になると、株式への投資で資本主義的な経済成長を取り込む効果を享受したいところです。(これは税制優遇口座であろうが通常口座であろうが同じ)
まして、税制優遇口座内であればなおのこと期待リターンの高い株式の比率を高めたいところです。
こうしたことを考えると、債券比率があまりにも高いファンドは、それだけ成長について行ききれず、期待リターンも低くなり、税制優遇口座であればその優遇を取り逃がすことになるので、地雷と評して差し支えありません。

最も甚だしいのは東京海上・円資産インデックスバランスファンド(愛称:つみたて円奏会)でして、国内債券が70%もあるという基本構成であり、更には価格変動リスクが高まると株式・リートを売って短期金融資産にしてしまう(価格変動リスクが高まっている局面とは、株価急落局面などむしろ長期目線では株を買い増したい局面であることが往々にしてある)という実に成長性の期待できないファンドです。
勿論、国内資産にしか投資しないという構成も、日本という一国に集中投資するというカントリーリスクを負っている問題があります。
  ※参考:東京海上「つみたて円奏会」はつみたてNISA向けバランスファンド…なのだが本当に向いてるのかこれ
どうしても国内資産だけに投資したいという向きであっても、また株式比率もこの程度に抑えたいというリスク拒否的な人でも、せめてニッセイ・インデックスパッケージ(国内・株式/リート/債券)【愛称:ファンドパック日本】あたりにでも投資すれば、同じく国内債券7割という配分ながら信託報酬面で多少はましになりますし、固定比率ですから株価急落時には株式をその分だけ買い増してくれるので、戻り相場を経て長期的には多少有利に働きそうです。
また、日本株式・Jリートバランスファンドを利用しつつ、国内債券クラスは通常口座でインデックスファンドなり個人向け国債なり保有するようにすれば、トータルのコストは更に低く抑えられます。


他にも、バランスファンドで安定型とか保守型とか称するものになると債券比率が7割8割といった高水準になるものも散見されますが、期待リターンをかなり犠牲にしており企業の長期的成長を取り込めなくなることから長期目線では不利に働きそうな点で、地雷の恐れが強いことを認識しておきたいところです。
せめて、DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)(信託報酬税込み0.1728%)くらいコストが安ければなぁ…というところです。もっとも、これにしたところで株式インデックスファンドの値下がりを考えると、「株式ファンドを購入+債券クラスは通常口座で別途保有(含む個人向け国債等)」という道が有利に見えてきます。


終わりに


一口につみたてNISA対応ファンドと言っても、その中でもコストの高さや長期的な成長性の高低には厳然としてかなりの幅があります。
コストが明確に高いもの、成長性が低いもの、これらは長期的な資産形成に不利なのははっきりしています。
誤ってそういうファンドを選ばないよう、つみたてNISA対応というだけで思考停止して投資対象候補に入れてしまうのではなく、きちんと商品内容を把握・検証することを怠らないでやっていく必要があります。
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[ 2018/03/26(月) 12:51 ]
[ 最終更新:2018/03/26(月) 12:51 ]

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