SMTシリーズのうち、JPX400をはじめとする後発ファンドのいわゆる実質コスト(信託報酬のほか、監査費用・株式売買手数料等の諸経費を織り込んだコスト)が判明しました。 SMT インデックスバランス・オープン等6ファンドの実質コスト判明(2015年5月)
この中に、私の保有ファンドとしてJPX400とインデックスバランスが含まれています。 そこで、この機会に自分の保有ファンド全体でのトータルコストを算出してみます。
5月22日現在での全保有投資信託に対する、判明している最新の実質コストをファンドの評価額で加重平均します。 尚、対象ファンドは具体的には以下の通り。 ・リバランスしたときの記事に列記した個別インデックスファンド ・NISAで投資しているバランスファンド(世界経済株シフト、SMTインデックスバランス) ・各種メリットの再投資とかキャンペーン取りとかで特定口座で買い付けているバランスファンド(emaxis8資産[401k拠出の減税分再投資]、emaxis波乗り[投信マイレージ相当額再投資]、Funds-i内外7資産[キャンペーン取り]) ・むしゃくしゃして買い付けたひふみプラス。今は反省している。
計算結果がこちら。
| 金額(千円) | マイレージなし | マイレージ0.12% | マイレージ0.24% |
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特定+NISA+401k | 11,828 | 0.722% | 0.618% | 0.515% | 特定+NISA | 11,693 | 0.723% | 0.618% | 0.514% | 特定 | 10,103 | 0.710% | 0.608% | 0.506% | 401k | 135 | 0.622% | 0.622% | 0.622% |
SBI証券の投信マイレージを全く考慮しない場合、全体で0.7%を超えてきています。インデックス投資家諸氏のブログでの数字と見比べてみると、やや高めかな、というところでしょうか。 ETFを使っていない分、コストが押し上げられているかもしれません。
また、emaxis新興国リート・SMT新興国株式・ひふみプラスの3ファンドが実質コスト1%を超えており、これが全体のコストを大きく上げている形です。 特に、SMT新興国株式は1,925千円(「特定+NISA+401k」の全体に対し16.3%)もあるため、大変な重荷になっています。
とはいえ、今後は徐々にコストの低下が見込まれます。 これから先買い付けるのはニッセイシリーズが中心となり、ファンドごとに0.3%台~0.5%台の実質コストとなりますから、全体コストを押し下げていくことになります。 また、ニッセイにない新興国株式も、より低コストで推移しているFunds-iに今月末から切り替えています(新興国株式で10%上昇(→分配金発生)は結構な確率でありそうなので、それを避けるためもある)。 さらに、SMT新興国株式が実質コスト1%超えの数字を叩き出しているのは大口売買の影響による一時的なものだそうですから、今年の5月決算・11月決算と追うに連れてコストは下がっていく(当該大口売買前の水準からして、1%は割る)ものと思われます。(参考記事:電話取材!SMT新興国株式インデックスの実質コスト急騰の件) (ついでに、ひふみプラスは保有意義があまりない状態なので、金に困るか投信マイレージ対象残高が1000万超で安定するかしたらとっとと売り払うつもりです…)
もっとも、かつて世界に分散投資する低コスト投信の代表選手だったセゾンバンガードグローバルバランスの信託報酬(投資先ETF含む)が0.74%前後という事ですから、個別ファンドの組み合わせで0.722%というのはそこそこ悪くもないラインではあるのかもしれません。
資産残高が一千万円で0.7%の実質コストだと年間7万円、資産残高が二千万円になると年間14万円…となります。取られるとなるとあまり面白くないのは確かです。 実質コストはこれからもモニタリングしていこうと思います。
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