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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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つみフェス2018所感
書き残したつみたてNISAフェスティバル2018の所感などについていくつか。

広く知識を知らせようとする思い


前回は200人の会場でしたが、今回は増員して250人。それが4日程度で埋まったとのことです。
定員増加により参加できる機会を増やしたうえ、しかも、開会挨拶(政務官)の段階で「会場に来られなかった人の為にも、ハッシュタグを利用して気づいたこと等を投稿してほしい」と、情報拡散を促しています。
金融機関の利害から切り離された、個人投資家の資産形成に有益な話を、増員による参加機会の増加のみならずツイッター桟敷への速報を通じ、可能な限り広く伝播させようとする意識が見て取れます。

実際に、今回会場でお会いしただけでも、北は札幌から南は鹿児島・沖縄に至るまでから来られた方がおり、裾野は広いことが感じられます。





個人投資家中心の目線


もとより、内容も個人投資家目線です。
今回は、「おすすめの書籍」という企画も勿論ですが、パネルディスカッションも「ツイッターで寄せられた質問への回答」という形で進められる趣向で、実践する際に誰しもが疑問に思うことの解決に寄与するものだったと思います。

また、その答え方も、山崎元氏を筆頭に極めて端的に本質を突くものであり、紛れの余地がなくなります。
特に、ラップ口座を「リスク資産の比率と資産配分さえ決めれば自分で低コストで運用できるのに、それを人任せにさせて高い手数料を取る、『状況を悪化させて手数料だけ上乗せさせる』問題外の商売」と指摘したのは、最近何故かロボアドやラップ系のサービスが存在感を増している感があるだけに、その不合理さを大勢の面前で指摘する意義は大きかったと思います。
ラップ口座については、最近WATANKOさんが4回にわたりまとまった記事を書いており、こちらでも問題点が概ね網羅されています。
 ファンドラップを選んだ個人投資家がやるべきこと(その1)コスト負担が大きい事を覚悟すべし
 ファンドラップを選んだ個人投資家がやるべきこと(その2)資産運用のすべてを一任することはできない
 ファンドラップを選んだ個人投資家がやるべきこと(その3)一任できることが引き起こすパラドクス
 ファンドラップを選んだ個人投資家がやるべきこと(その4)リーズナブルな手数料体系とは

最近は、どういうわけか、特にウェルスナビやTHEOなどといったサービスを有為なものとして紹介する動きが、投資ブロガーにさえ一部見受けられますが、上記記事のようにいくつもの不合理があり、山崎氏の言うように僅かな事でより低リスク・有利な投資ができるのですから、敢えて勧められるのはおかしな話、金融機関であれブロガーであれかりそめにもアドバイスをする立場としてこんな明白に資産が削り取られるものを勧めるのはフィデューシャリーに悖る話としか言いようがありません。

なお、上記記事では、「成功報酬型の体系がリーズナブル」と指摘していますが、(現状が「単に1年前から増えていれば成功報酬対象」となっている場合が多いことを鑑みると)本来はそれでもまだ足りず、例えば「8資産均等合成指数に対する超過リターン」を成功報酬の基準とするのでないと駄目だろう、とは指摘しておきます。資産配分をあえて弄り回す以上は、弄りを加えずに単純なポートフォリオをホールドするのよりパフォーマンスが改善するのでなければ成功の名には値しないでしょう。

前回の「積立投資の活用案」の企画といい、歯切れ良い解説者の起用により「やるべきこと&やってはいけないこと」を明確に示すのは、これから投資を始めようとする投資家にとってこの上ない羅針盤として機能します。

また、「お金を貯めてから投資するのではうまくいかない。お金を貯める為に投資するという考え方の変化を」という指摘も重要です。
「食事とか色々我慢してまずお金を貯めよう、それを投資資金にしよう…としてもまずその節約はうまくいかない」という指摘がありましたが、たしかに、QOLを下げてまで節約をし続けて金を作るというのはストレスが大きすぎて保たないでしょう。
最近は少額からでも投資信託に回せるので、現実に貯められるお金を少しずつでも振り分けて行った方が、機会損失も少なくなりますから、有益でしょう。(つみたてNISAなら、それこそ「地雷除去済み」ですし…)
もちろん節約自体は良い事なので、そこはできればあまりQOLに影響しない=ストレスの小さい形(スマホの乗り換え、色々な割引システムの活用、節税、などなど)でやればよいでしょう。

金融機関のブース出展が無かった?


前回は会場内に運用会社などのブースがあって資料を配布していたのですが、今回はそのようなものは一切ありませんでした。
既に制度もスタートして時間がたっているので、前回ほどのプロモーションをする必要がないということなのか、それとも金融機関側にあまりやる気が無くなったのか…(とも思いにくいですが。三菱UFJやらニッセイやらの態度を見る限り個人投資家と話をする気自体はあるはず)


今年はつみたてNISA Meetupも全国の中堅都市レベルにまで広がるなど、金融庁の活動も質量ともパワーアップしています。
是非ともこのような流れが定着して、また来年もフェスティバルが続いてほしいと期待します。
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つみたてNISA Meetup & つみたてNISAフェスティバル | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/04/23(月) 12:52 ]
[ 最終更新:2018/04/23(月) 12:52 ]

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