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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
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意外にくふうした成果が出ているか、ひとくふう日本株式
ひとくふう日本株式ファンドは、アクティブファンドでありながら信託報酬0.27%というインデックスファンド並みのコスト水準で注目を集めた商品でしたが、登場後しばらくは参考指数であるJPX400に対して苦戦を続けており、あまり人気を集めることができてきませんでした。
しかし、改めて見直してみると、最近の運用成績は様子が違い、健闘を続けているようです。

ひとくふう-ニッセイJPX1年リターン推移
上図は、ひとくふう日本株式ファンドと、<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンドとの1年リターン(ある日を終点とする過去1年のリターン)の推移を示したものです。
図示した期間の前半は負け続けているひとくふうですが、2017年11月後半終点あたりを境に、それ以降はひとくふうが勝つ展開が(2018年1月終点がほぼ互角なのを挟んで)続いています。
ひとくふう-ニッセイJPX価額推移
値動きはこの通りです。(スタートを10000に換算)
2016年11月~12月あたりは、トランプ大統領当選の騒ぎで主要インデックスが強烈に上がっていた時期に当たりますが、それに比べてひとくふうは付いて行ききれていなかったことが分かります。
このことが、インデックスファンド側にとっては『スタート地点が上がりすぎた』格好になり、2017年12月あたりを終点とする1年リターンにおいて不利になった(ひとくふうの勝ちに繋がった)ことになるのでしょう。

一方、2018年2月以降は(「今まで上がりすぎてた」という以外に特に要因らしい要因もなく)株式市場が急落したことが記憶に新しいところです。
インデックスの下落が激しいのはグラフの通りですが、ひとくふうの下げはそこまでではありません(結果的に、トータルでかなり水をあけられていたのが追い付いてしまっている)。
この下げ幅の小ささが、当該時期を終点とする1年リターンにおけるひとくふうの勝ちに繋がっています。
2018年になってからの最大下落率をみますと、ニッセイのインデックスファンドは1月23日の高値から3月23日の安値まで13.11%の下落。
これに対し、ひとくふうは1月9日の高値から3月23日の安値まで8.08%下落にとどまっています。


どうやら、傾向的には、ひとくふう日本株式ファンドの標榜する「価格変動リスクを相対的に抑える」、要するに上げ幅・下げ幅がともに抑え気味になることを目指すという運用がそれなりに実現していることが示されているようです。



ひとくふう日本株式ファンドの運用開始後しばらくの苦戦を見て購入を差し控えた、あるいは既に保有していたものを売却してしまった場合は、その後の優位を享受することも結果的にはできなかった格好になります。
とはいっても、そのような展開を見越して買い出動することができるわけでもないでしょうし、そうすべきだという単純な話でもないでしょう(特に、2018年2月以降のひとくふう優位を狙って享受するには、その段階で市場全体が急落することを1年前に予見することになり、そんなことはまず無理でしょう)。
ただ、「ある時期のパフォーマンスだけ見ても、その後のパフォーマンス良否は分からない」というアクティブファンドの難しさはよくわかる結果だったとは言えそうです。
今回は「不振が続いていたと思ったら、暫くしたら勝ち続ける優良ファンドに変わっていた」というパターンでしたが、もちろん、その良パフォーマンスに惹かれてみたら「また暫くしたらまた負け続けるファンドになっていた」という展開も十分あり得ます。

幸いにして、インデックスファンド並の低コストであるという点は強みです。「いつ勝つか負けるか分からない」というのはどうにもならないとしても、コスト面でのデメリットがあまりないのであれば、保有して待つという手もあります。
尤も、インデックスより有利だという確信が持てるほどでもないのは事実ですから、資産運用の主力に据えるというよりはやはり資産のせいぜい一部を振り向ける程度の位置づけが関の山ではあるでしょう(が、絶対避けようという感じではありません)
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ひとくふう | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/05/04(金) 02:51 ]
[ 最終更新:2018/05/04(金) 02:51 ]

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