楽天バンガードシリーズに、3本のバランスファンドが登場します。 楽天・インデックス・バランス・ファンド 株式重視型/均等型/債券重視型
詳細を確認します。
ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップインデックス70/50/30%、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックス30/50/70% 運用スキーム:2本のファンドによるFoFバンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VT】 バンガード・インベストメント・シリーズ・ピーエルシー - バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド - インスティテューショナル円ヘッジシェア 信託報酬:0.1296%+組入れファンド0.115/0.125/0.135%程度=0.2246/0.2546/0.2646%程度 販売会社:楽天証券、マネックス証券、SBI証券 運用開始:平成30年7月20日
確定拠出年金専用として先にデビューした楽天インデックスバランス(DC年金)と同じファンドに投資するファンドオブファンズ形態のバランスファンドです。 DC用ファンドは株式15%でしたから、それよりは最も保守的な債券重視型でも攻めた構成になっています。
全世界の株式と債券を時価総額比率で半分ずつ保有するという標準型の構成は、かのセゾンバンガードグローバルバランスファンドや、ドイチェETFバランスファンドとも類似しています。 また、株式重視・債券重視といった比率の準備の仕方は、世界経済インデックスファンドと同様です。 これらの特徴を備えつつ、信託報酬がそれらの半分以下の水準にあり、これら先行ファンドはその存在意義を問われる深刻な局面に来ています。
バランスファンド全体の中でも、今回の3ファンドに伍する水準にあるのは- emaxis slim8資産均等
- ニッセイ<購入・換金手数料なし>4資産均等・6資産均等・8資産均等
- iFree8資産均等
- つみたて4資産均等・8資産均等
- 野村つみたて6資産
- Smart-i8資産バランス
くらいなものでしょうか。バランスファンドの中でも最低コスト水準にあり、バランスファンド市場を席巻する可能性がありそうです。
資産形成に有用な低コストの運用手段を提供する事を目指す楽天投信とバンガードの提携が、また有言実行を見せています。 特に今回は、今までの楽天バンガードシリーズの商品のように株式全力と異なり、また同コスト水準の他商品のような均等配分とも異なり、リスク許容度別の選択肢が出来た点で大きなものと思われます。
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