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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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「鉄人寄席」に参加。投資家・経済人としての基本を再確認できる良企画 |
8月4日に開催された鉄人寄席に参加しました。 本イベントは、大江英樹・岡本和久・竹川美奈子・馬渕治好4氏による合同セミナーです。 この4氏は、2016年7月・2017年6月にもイベントを実施しており、東京開催では3回目となります(ほかに、少なくとも大阪で1回は実施していたと思います)。
今回は、統一テーマを設けず、各自思い思いのテーマで語るという体裁でした(とはいっても、今までのセミナーも各自異なる得意分野・専門分野の話でしたので、特段大きな違和感はありませんが)。
各登壇者の主な内容は…と、まとめていきたいところですが、暑すぎてやる気が出ず……orz 10分程度の休憩時間中にまとめたダイジェストを再掲することで替えたいと思います。
今回の内容では、特に午後の竹川・馬渕両氏のコマが重要だったと思います(勿論、午前のコマが劣悪なわけではありません。「機会費用」を意識する事、「現在の収入は現在と将来の生活を支える」という考え方、いずれも忘れてはならない重要な視点です)。
竹川氏の講演は、お金を「見える化」してマネジメントするというもので、自分自身の収支状況及び財政状態を定期的に把握することと、社会保障や企業内保障を押さえることにより自分自身で備えるべき範囲を明確化することが主な内容です。 自分自身の財務状況を知ることくらいは投資をしようがしまいが当然できてしかるべきことでもあります(が、それでも全然数字上の収支と実際の資金の増減が一致しない人が多いそうですから恐ろしい…)。また、保障範囲を局限できることで「無駄な補償を削れるので、その分のコストが抑えられる」という提唱は、QOLを全く下げることなく資金を増やせるという意味で極めて有効性の高い話です(QOLを下げての苦痛を伴う節約は、えてして継続しにくいものでしょう)。 そういう意味では、投資を始める以前の段階で誰もが押さえるべき基本常識としての価値は極めて高いものといえます。
馬渕氏の話は、金融機関の責任を強調するだけではなく、投資家側にも知識や良識を身につける責任があり、それが投資業界を良くするのに必須という主張です。 世の中には、「値下がりしそうな商品を投資家が買いに来たら販売会社は羽交い絞めにしてでも止めろ、それが業者の責任だ!」とか、「(事前の運用方針通りグロース株を買った結果)損してるじゃないか! バリューが有利な相場展開だったとか知るか、上がる株を買うのがプロだろ!」とか、とんでもない主張を本気でしてくる客もいるそうです(そうかと思えば、「自分の持ってるファンドが何で運用しているか知らない。テレビに出てたから(あるいは隣の誰それが買って儲けたらしいから)自分も買った」なんていう人も)。 そういう人が無駄に業界に圧力をかけるから(金融機関や運用会社といえども客商売である以上、客からのクレームが多ければ理不尽であっても忖度して対応せざるを得ない局面もあるとの事)、無駄に商品性が歪んだり、様々な対応コストが嵩んだりする弊害が出ている。しかし一方で、それだけの力を持つ顧客が自ら正しく勉強し、良いものを買う・悪いものを買わないという行動に出れば、自然と(市場原理を通じて)投資業界が良くなるはずだ、という主張です。 私自身、投資家側がきちんと学ばない限り、いくら金融機関側だけがフィデューシャリーデューティーを謳おうが規制を掛けられようが、実態的な効果が上がるかどうかはかなり疑問を持っていたところです(金融機関側はフィデューシャリーデューティーを宣言。でもいい加減投資家側も学習を進めるターンだよね、金融機関側も意外にきちんと情報開示はしている。それで、受け取るべき側はきちんと受け止めているのだろうか?、投資家側も責任を果たそう)。従って、今回のセミナーでの話も大いに頷けるものでした。 竹川氏のコマが「投資を始める前段階で」押さえるべき基本姿勢だとすれば、馬渕氏のコマは投資家になった後で誰もが押さえるべき基本常識であると言えます。その意味で、この両講義は不可欠な両輪として機能するべきものと言っていいでしょう。
今回の鉄人寄席は、この後大阪でもやる予定だそうです。また、東京でも時期未定ながら今後とも企画していくそうです。 今までの回と合わせ、極めて聴講する価値は高いセミナーなので、機会があれば是非とも聴講を勧めます。
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オフィスリベルタス
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[ 2018/08/06(月) 03:40 ]
[ 最終更新:2018/08/06(月) 03:40 ]
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