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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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CFDサービスを開始という奇策に出たOneTapBUY。それは想定顧客とマッチしているのか…?
OneTapBUYが9月10日からCFDサービスを開始しています。
証拠金1万円からの「One Tap BUY10倍CFD」が登場!

証拠金1万円で、日経225またはS&P500の10万円相当の取引が可能となります(レバレッジ10倍)。
もちろんショートから入ることも可能となっています。

OneTapBUYでは、個別株式のほか、これまでに指数連動型商品としてS&P連動型ETF(SPY)と日経225連動型ETF、ブルベアとしてS&P3倍ブルベア(SPXL、SPXS)と日経ブル2倍(1570)・日経インバース(1571)を取り扱いに加えてきていました。
今回のCFDはそこから更に一歩進んだものと言えまs…………




いや、それで本当にいいんでしょうか?



そもそも、OneTapBUYがどういう顧客を想定していたはずであったかというと、それは初心者である、初心者に長期投資を気軽にかつ少額からしてもらうためのサービスであるという事を明言しています。
「サービスの狙いは、20~30代に株式投資への関心をもってもらうこと。株式投資は長期投資を前提として若い頃に始めたほうがいい。『1000円単位』『スマホで簡単』ということで、株式投資のハードルを下げるのが狙いです」(林和人社長)
【中略】
林社長は「あくまでも株式投資の初心者のためのサービス。既存の証券会社とも棲み分けられるはず」と話す。

「購入額が高額になると、手数料(スプレッド)はほかの証券会社よりも高くなる場合があります。また証券口座への入金は、一部を除いて、通常の振込手数料がかかります。ただし購入できる銘柄を米国株、日本株とも30銘柄に限定することで、スプレッドを抑える工夫をしています。そもそもワンタップバイは株式投資の初心者のためのサービスですから、ほかの証券会社とも棲み分けられると思います」(林社長)

スマホ世代狙う「1000円単位で株投資」(プレジデントオンライン)

今まで日本では株式投資はとても難しいものと受け止められてきました。
2014年9月に当社が「株式投資について」全国ネットで実施したアンケート結果によると
「損するかもしれないから怖い」
「大きな資金がないとできない」
「ギャンブルのようなもの」
そんなイメージが先行していることに危機感を持ちました。
そこでまず、株式投資を1,000円単位にすることで、それら全てを打ち消そうと考えました。

社長メッセージ


なお、どの程度の初心者かというと、「日々の生活でよく知っている会社の株を買う」(財務分析などはしないでよい!という勇ましさ)、「競合企業同士だと分析が厄介だから前もって外しておく」などといった程度です。

もとより、企業のビジネスに触れてみた感覚で投資判断をするというのも悪くはありませんし、財務分析をする能力や意欲が低くてもこういった感覚でもって資産形成に励むというのも一概に全否定まではしません(個人的に、あまり勧めようとは思いませんが…)。
また、銘柄選びができない人でも、広く分散された株式指数連動型ETFに投資するのは、個別銘柄のリスクが分散によって逓減している以上、より良好な選択肢として是認できます。

しかし、このような想定レベルの投資家に、果たしてレバレッジ型商品を、しかもブルベアETFとCFDという商品の差を理解して適切に扱う能力があるんでしょうか?
指数をベースにしつつレバレッジがかかるという点ではブルベアETFもCFDも似ているとはいえ、リスクの形態など大きく異なっています(勿論、CFDの方がはるかに高リスクです)。
ブルベアETFは所詮前日比の変動率を何倍かするだけのETFですから、自分が投じた資金以上の損失を被ることはあり得ません。これに対し、CFDは、「取っているポジションに対応する株価の変動を、証拠金に加減していく」という商品であり、証拠金以上に損失を被ることがあります。
当然、自分の取っているポジションがいくらであるか、必要証拠金がいくらであるか、含み損益を反映した証拠金残高がいくらであるか、等々をリアルタイムでうまく管理していかなければなりません(そもそも、「取っているポジションの大きさ」と「証拠金の残高」が懸け離れているということ自体、正確に理解するのはなかなか厄介です)。管理がうまくできないと、追証やロスカットといった痛恨の事態に陥る恐れがあります(勿論、幸運にも無傷で済む可能性もありますが)。

果たして、きちんと理解して管理できる人が、この会社の顧客にどれだけいるのでしょうか…?
おそらく、この会社の顧客層の大半は、会社の想定するレベル(投資判断もできるだけ簡単にしようとするレベル)を前提とする限り、CFDのようなレバレッジ商品をきちんと活用して理解する能力に難があり、逆に的確に利用できる能力のある人はさほどこの会社を利用していない気がします(実際、口座開設者のほとんどが初心者だという話です)。

果たして、ここでCFDを提供するというのは適合性原則に照らしてどうなのか。
あるいは、初心者を長期投資家に育成するビジネスから徐々に投機家育成の方にシフトしていこうとしているのか(ブルベアETFの時点で、明らかに投機家向け商品が入ってきていたわけですし…)。

どうも、会社の営業方針を理解するのに困難を覚えるようになってきました。
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OneTapBUY | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/09/12(水) 23:59 ]
[ 最終更新:2018/09/12(水) 23:59 ]

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