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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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SBIボンドにて全世界債券のアクティブファンド(コストそこそこ)が登場。DC向けというけれど? |
SBIボンドインベストマネジメントから、全世界(日本除く)の債券に投資するアクティブファンドが登場します。
詳細を確認します。
名称 | 信託報酬 | 投資先ファンド | ベンチマーク、投資対象 | 当初投資比率 |
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SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC) | 0.81432% | PIMCOバミューダ・グローバル・ボンド・エクス・ジャパン・ファンド・クラスS | FTSE世界国債インデックス(除く日本) 先進国の国債・モーゲージ債・社債等に投資 ※一定限度内で新興国債券やBB格・B格の債券に投資する場合もある | 70% |
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PIMCOバミューダ・エマージング・カレンシー・ハイインカム・ファンド・クラスS | ベンチマークなし 新興国の債券・通貨等に投資 | 30% |
なお、このファンドは確定拠出年金に限って購入可能という扱いになっています。 販売会社としてはSBI証券の名があります。
当ファンドにおける債券の運用については、具体的な銘柄選定の基準などについて大した説明があるわけでもないので、良くも悪くも評価はできかねます。 ただ、先進国債券については、平均最終利回り2.74%・デュレーション5.74年・平均格付けA(<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスでは、それぞれ1.94%・7.08年・AA)と、FTSE世界国債のインデックスファンドとは結構異なる値を示していますから、社債や比較的低格付けの債券を多めに組入れて利回りを高める、かなり特徴的なポートフォリオを組んでいるものと推察できます。 なお、新興国債券の方はデュレーションが0.03年というかなりの短期で、それなのに最終利回り11.29%という高さを出しており、いったいどういう投資状況になっているのでしょうか…?(平均格付けがBBですから結構な割合でジャンク債が入って利回りを上げているのは確かでしょうが、それにしてもこの期間でこの高さは…)
ただ、債券の期待リターンは理論上は自国債と変わりないところに収斂するはずであることを考えると、債券ファンドに0.8%も信託報酬を払うのはいささか躊躇を覚えます(本ファンドは、上記のように社債や低格付けの債券を多めにするなどして利回りを上げていると思われますが、引き換えに高くなった信用リスクを引き受けているわけですし、もちろん為替要因で利回りが下がることもあるわけですし…) とはいっても、外国債券ファンドでアクティブとなると1%を超えるようなファンドも平気でありますから、そこそこましとは言えそうですが、それにしても…
また、ファンド全体としてベンチマークや参考指数が設定されていないのも困りものです(あえて設定するとするなら、全世界で社債なども込みとなると、ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル・アグリゲート指数あたりが適当でしょうか?)
ところで、このファンドはSBI証券での確定拠出年金限定の取扱です。 しかし、SBI証券のidecoは、現在付議中の銘柄除外案が全て可決しても、なお本数上限ぎりぎり(SBIセレブライフストーリーを一括して1本と計上して、やっと35本)の状態ですから、新たなファンドを入れる余地はないはずです。 となると、本ファンドは当面は企業型での取り扱いになるという事かもしれません。そうだとすると、SBIの企業型に参加していない一般の人には縁のない商品だという事になります。
もっとも、SBI証券のidecoでは、グロソブ(DC年金)をはじめアクティブファンドが全て除外候補になってしまっています。特に、SBIボンドの設定するベタインも除外対象となってしまいますから、SBIグループとしては何としてでもidecoを含め窓口を拡大して残高を稼ぎたいところではないかと思います。 ただ、仮にidecoに無理矢理枠を作ってとなると、外国債券系ではインデックスしか残っていませんから、株式系もしくはバランス系を何か削るか…という事にならざるを得ません。しかし、DCとなると、基本的に税制優遇を生かすために株式比率を可能な限り高めておきたいところですから、あえてそれに逆行する「株式を外して(さして低コストとも言えない)債券の新ファンドを導入する」というのも困ります。
SBI証券が、本ファンドを企業型だけで止めるのか、それともどうにか枠を空けてまでidecoに入れようとするのか。その決断は、「株式を多く保有するのが合理的となるidecoユーザーの運用を本位にするか、自社グループの利益を優先するか」という姿勢が問われることになります。
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投資信託
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[ 2018/09/16(日) 02:29 ]
[ 最終更新:2018/09/16(日) 02:29 ]
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