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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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「指定運用方法」。現状は(元本確保を除けば)楽天証券が抜けているか
国民年金基金連合会のホームページにて、9月現在でのiDeCoにおける「指定運用方法」(運用指図がない場合のデフォルト商品)が定められている機関と商品が開示されています。
指定運用方法及び当該指定運用方法を選定した理由の公表(平成30年9月版)

詳細を確認します。
機関名指定運用方法信託報酬
肥後銀行投資のソムリエ ターゲットイヤー 2035204520550.8100~0.8964%(当初)
野村證券マイターゲット 20302035204020452050205520600.3672~0.3888%(当初)
りそな銀行りそなターゲットイヤーファンド 2030204020500.27~0.378%(当初)
さわかみ投信さわかみファンド1.08%
楽天証券楽天・インデックス・バランス(DC年金)0.2078%程度
KDDIアセットマネジメントauスマート・プライム(成長)1.17288~1.41993%程度
ほか19機関元本確保型

KDDIアセットマネジメントは、表の中に登場はしていますが、、肝心の自社ウェブサイトにてiDeCoに関する情報がほとんどありません。実際に募集が始まるのはまだ相当後になるのかもしれません。

肥後銀行・野村證券・りそな銀行は、加入者の年齢によってターゲットイヤーファンドの中のどのファンドになるかが振り分けられます。



この中では、やはり何よりも楽天証券が低コストと簡明な分散投資とを両立させているのが目立ちます。
債券85%という比率がやや保守的に過ぎるきらいもありますが、リスクを取る意思を明確に宣言していない人に向けたものであることを考えると、まあこの程度が限度という判断もありでしょうか。

野村とりそなは、そこそこ低コストなターゲットイヤーファンドを指定しています。
コスト水準そのものは悪いとまではいえない水準ですが、バランスファンドの中で野村證券にはマイバランスDC30DC50DC70、りそな銀行にはSmart-i8資産バランス安定型安定成長型成長型がもっと低コストで提供されています。
ターゲットイヤー型には、単純に一定の時間が経過したことだけを理由に機械的に株式を売却して債券・現金に切り替える(他の金融資産の状況を見ず、株式売却が有利な市況かどうかも見ず、、iDeCoの中だけでリスク調整!)という機能が付いており、果たして運用として最善の選択なのかは微妙です。

肥後銀行は投資のソムリエのコストそのものも結構な高さですが、他にも割高感のあるファンドしかなかったりで、言うべき言葉がありません…
(ファンドの選定云々より、そもそもここでidecoを開設するという決断自体に再考の余地がありそうです)

KDDIアセットの選定は、信託報酬1%越えのアクティブファンドであるauスマートプレミアムがデフォルトになってしまうのは、やはり問題でしょう。auスマート・ベーシック(安定)/(安定成長)であればコストが0.378%程度で済む上にインデックス運用になり、コスト面からも運用の見えやすさという意味からも改善します。


確定拠出年金における指定運用方法は、意思表示を特にしない人に適用されるものであることに鑑みると、コスト面をはじめ運用として不利に作用する要素を極小化した上で、年金原資に貢献できる程度のリターンは期待できることが望ましいものです(預金でいいのであれば、なにも政府もわざわざ自己責任の運用を要素とする確定拠出年金を推すことはないはずで、やはりリスクを取ってリターンを狙うべきことは前提にあります)。その意味では、信託報酬を最低限に抑えつつ株式を一定割合入れる(そして無暗に配分変更をしない)楽天証券の指定運用方法は、他社と比べて現状優位性があると言えそうです。
まだ指定運用方法を定めていない機関や、高コストな指定運用方法の機関、リターンの見込めない預金を指定している機関などは、顧客利益の重視という観点から更なる検討を進めてほしいと思います。
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DC(確定拠出年金) | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/09/27(木) 02:38 ]
[ 最終更新:2018/09/27(木) 02:38 ]

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