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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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KDDIアセットマネジメントが確定拠出年金に参入。目に付くところでお得感をアピールしているが……
KDDIアセットマネジメントが、10月24日から個人型確定拠出年金に参入しています。
運用資産金額に応じてポイントが貯まる スマホ年金サービス「auのiDeCo」提供開始

このプランは、まず運営管理手数料が無条件で無料(信託銀行&連合会の合計167円のみ)
 一般的な「iDeCo」サービスでは、通常毎月「運営管理手数料」が発生しますが、「auのiDeCo」はKDDIアセットマネジメントに支払う「運営管理手数料」を永年0円(無料)で提供するため、コストを気にせず安心してご利用いただけます。
と自認しており、確かに、毎月掛かる手数料が最低限に抑えられているのは投資家にとって有利な条件設定だと言えます。

対象として投資未経験者を強く意識している節があり、節税効果を金額で大きくアピールしていたり、投資教育コンテンツをサイト上に用意していたりします。
更に、残高に基づくポイント還元を行うなど、お得感を演出しています。

商品ラインナップは、auスマート・プライム/ベーシックのファンド4本に定期預金1本を加えた計5本。
リスク許容度及びリターンの大小によって選ぶファンドを決めれば良さそうなイメージを与える図を用意しており、いかにも直感的に分かり易そうです。
KDDIideco.jpg

このように、いかにもお得かつユーザーフレンドリーで、初心者が気軽に始めるのに適していそうな装いです、が…



まず、商品のラインナップを見直してみますと、管理手数料無料や節税メリットやポイント還元をアピールする割に、信託報酬が投資信託4本中2本で1%を超えているありさま。
分かり易い部分のお得感をアピールしつつ、肝心の運用商品のコストがこれでは、いささか支離滅裂な感がある…と言っては言いすぎでしょうか。
もとより、0.378%の商品を選ぶことも可能ですが、それでは債券比率があまりにも高く、期待リターンが低くなってしまい、折角の非課税口座の特典が生かされません。
投資教育コンテンツを見ても、「長期投資においては信託報酬などの継続コストを抑えることが肝要である」「非課税口座の中では、できるだけ期待リターンの高い資産を集めることが有利である」というセオリーを、その理由も含めて解説することこそが、真に投資初心者に有利な資産形成を提供するためには必須の教育のはずですが、そのような説明は見当たりません。

リスクとリターンの相関図についても、よくよく考えてみますと、このように単純に商品を並べてよいのは、コスト水準や運用スタイルが概ね大差がなく、ただ構成比率の相違によってリスクやリターンが変わるにすぎない、という場合ではないでしょうか。
本プランに採用されているauスマートシリーズでは、ベーシックの2本(安定、安定成長)は信託報酬0.378%程度で揃っており、運用スタイルもすべてインデックス運用です。
ところが、プライムの2本(成長、高成長)になると、信託報酬はいきなり1.17288~1.41993%(成長)・1.31409~1.56141%(高成長)と、ベーシックから0.8~1.2%程度も高コストになってしまっています。おまけに、運用スタイルも一部資産クラスにおいてアクティブ運用が混ざっています。
成長でも55%・高成長でさえも35%もの比率で債券が残ることを考えると、果たしてこれほどのコスト増加及びアクティブ運用による下振れ懸念(運用失敗のほか、売買頻度上昇による執行コスト増もありうる)といった不利な要因を相殺できるほどに、アセットアロケーションによる期待リターン増加があるのかどうか、いささか疑問なしとしません。ファンドとして前提条件が相互に変わりすぎていて、同じ土俵に並べるのに無理があります。
要するに、図では高リスクなファンドを選ぶと期待リターンが上がるように描かれているが、果たしてそれが実態を正しく表しているのか怪しい(コスト差とアクティブ運用リスク差を考えると、実質的には高リスクファンドの方が低期待リターンになってしまっていたりしないか?)というものです。このような視覚的なアピール資料でもって正確性に疑義のある表示がなされるとしたら、問題なしとは言えないでしょう。

どうも、現状の段階では、「投資初心者の資産形成をサポート」というお題目は、いささか実態と乖離してしまっている印象を受け、必ずしも投資初心者に勧めるのに適したプランとは評しかねるというのが率直な感想です。
せめて、出資者である大和グループからiFreeシリーズでもラインナップに追加してくれれば、少なくとも「お得感アピール」と「ファンドの運用コスト」との齟齬が解消されるので、相当見直すことができるのですが……。
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DC(確定拠出年金) | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2018/10/25(木) 03:02 ]
[ 最終更新:2018/10/25(木) 03:02 ]

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