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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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インベスコの時代に取り残されていたインデックスファンドが償還
インベスコの設定する先進国株式インデックス・ファンドが、4月9日をもって繰上償還することを提案しています。
当該ファンドの交付目論見書にて、提案理由及び手続予定が示されています。





当該ファンドは、MSCIワールド指数に連動するインデックスファンドです。
コクサイでなくワールドです。「日本含む先進国株式」というファンドは、雪だるま先進国株式あたりまで無かったイメージでしたが、なんと、2008年設定の本ファンドが実はあったのでした。
ただ、国別比率を見てみると色々首を捻らされる点も見受けられますが……。日本が5%程度しかなくてオーストラリアより低いというのはいくらなんでも違和感があります。
もっとも、その割にはさほど指数と乖離していないのがまた不思議です。

ただ、純資産は3億円ないくらいで推移しており、かなり不人気でした。
なにより、信託報酬が0.864%という水準ではいくら資産クラスが貴重でも今の水準と比べると厳しいと言わざるを得ません。本ファンド設定時である2008年の水準では、本ファンドが0.84%に対し(当時の低コストファンドの代表である)STAMグローバル株式が0.777%でしたから、競争力はあったかも知れませんが、コスト低下にも置いていかれ、資産としての独自性を知られることも恐らくは成功に至らず、かくなる仕儀になりました。

本ファンドは、楽天証券・SBI証券・広島銀行の3社で取り扱いがあったようですが(ほかに新規申し込み停止中の販売会社が2社)、SBIと楽天では今や先進国株式クラスでは信託報酬0.1~0.2%水準のインデックスファンドが多数あるわけですから、本ファンドが目に入ること自体が恐らく無いでしょう。これでは純資産が伸びる見込みもほぼ絶無に等しく、償還はやむを得ないところでしょう。
広島銀行は、本ファンドが無くなると残るインデックスファンド(国際株式型)がSMTAMダウ・ジョーンズ・インデックスファンド香港ハンセン指数ファンドくらいしかないというお寒い状況です。つみたてNISA専用であればつみたて先進国株式がありますが…。
ここだけは、課税口座で先進国全体に投資しようと思ったら本ファンドしかなかったわけで、需要が無くもなかったかもしれませんが、それにしてもこのラインナップは販売会社としての見識を疑う(というか、無いと言ってよい)レベルではあります。


PRUマーケット・パフォーマーシリーズの一部償還に続いて、明らかに時代についてこれなくなったファンドが脱落していきました。
自然淘汰が始まっていき、生き残るのが低コストなファンドに収斂していくような動きが続くのであれば、投資家全体にとっての利益の拡大になるともいえ、歓迎できる事態だと思います。
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[ 2019/02/06(水) 04:06 ]
[ 最終更新:2019/02/06(水) 04:06 ]

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