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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。 以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。 投資関係中心に語ります
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農林中金AMからインデックスファンドが2本登場。農協ユーザーの資産形成に向けて「顧客本位」の意図が、あるんだかないんだか悩ましい商品… |
農林中金全共連アセットマネジメントから、2本のインデックスファンドが登場します。
詳細を確認します。
両ファンドとも、3月4日運用開始。販売会社農林中央金庫での取扱開始は4月1日とされています。
農林中金全共連AMは、通常の公募投資信託においては主にJAバンク向けの商品を運用している会社です。 運用商品の一部をみずほ証券で、また農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドをSBI証券と岡三証券DCで取り扱っているほかはJAバンクのみでの取り扱いであり、逆にJAバンクの取り扱い商品の大宗は農林中金全共連の商品であるという、まさに一体的な関係にあります。 従って、今回の商品設定は、JAバンクの利用者に米国株式やJリートといった商品でのインデックス運用の道を開くものと言えます。
……と言いたいところですが、はて農林中金<パートナーズ>シリーズでS&P500インデックスファンドって無かったっけ? ……ああ、既存はつみたてNISA向けでしたか。 既存ファンドは0.486%の信託報酬に対して今回のファンドは0.594%。0.108%の差をつけています。 既存ファンドがつみたてNISA専売なのか一般NISAや課税口座でも購入なのかは判然としませんが、わざわざこのような差をつけたファンドを設定するところをみますと、つみたてNISA専売だったのでしょう(そうでないなら、新ファンドを買う理由が全くありません)。
そうなると、従来はJAバンクでS&P500につみたてNISA外で投資する手段がなかったところ、今回初めて可能になるという事になるわけで、機会の拡大という意味で一定の意義があると言えなくもありません。 しかし、つみたてNISAとそれ以外の口座という違いだけで信託報酬を異にする意味があるのかというとかなり疑問です。 「同じものに投資していながら、信託報酬の異なる商品が併存している」というと、emaxis slimとつみたてんとう(及びemaxis fat)の事例が思い浮かぶところですが、あれはコスト削減を最優先したネット専売の販売会社向けと対面販売対応の販売会社向けという、販売側が要するコストの差異という点から正当性が認められる余地が無いでもありません。それに対し、今回はどちらも同じJAバンク取扱ですから、そういう論法での正当化も難しそうな気がします。
結局のところ、JAバンクでつみたてNISAの枠外で投資しようとすると、特に資産運用面でメリットが増大するわけでもないのに一段高いコストが要求され、運用会社・販売会社であるJAグループがそれを享受する、という格好になるわけで、そこに投資家本位の姿勢を見出すことは困難です。
信託報酬水準そのものも、S&P・Jリートともに現今の水準からするとかなり高い部類にあると言わざるを得ず、そのような商品しかJAバンクに投入しない点からも、どこまでJAバンクユーザーの資産形成を支援しようという意識があるのか疑問といえます。
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農林中金<パートナーズ>つみたてNISA
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[ 2019/02/10(日) 02:57 ]
[ 最終更新:2019/02/10(日) 02:57 ]
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